アジア・ヨーロッパ両地域の協力関係を強化することを目的として、政治、経済、社会・文化等を中心に活動を行っている「アジア・欧州会合(ASEM:Asia-Europe Meeting)」。1996年に成立したASEMは、51ヵ国(アジア:21ヵ国、ヨーロッパ:30ヵ国)とEUとASEAN事務局の2機関で構成されている。

ASEMサミットは2年ごとに開催されており、次期サミットは2020年、カンボジア・プノンペンで開催される。

プラック・ソコン(Prak Sokhonn)カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣は、「世界のトップリーダーにカンボジアの目覚ましい発展を見せることができる絶好の機会」と自国での開催を歓迎する姿勢を見せている。またカンボジアのイメージアップにつながるなど、ASEMサミット開催が好影響を与えると考える関係者も多い。

次期サミットにおける重要議題の一つに経済が含まれているが、サミット開催はヨーロッパからカンボジアへの投資増加(特に不動産部門)につながるのだろうか?

カンボジアの不動産市場は活況を呈しているが、ほとんどが中国、日本、韓国などアジアからの投資で占められている。大手不動産サービス「CBREカンボジア」のデータによると、2018年におけるカンボジアへの投資額はおよそ60億ドル(約6,570億円)、2019年については70億(約7,669億円)近くに上ると予想されているが、ヨーロッパからの投資は5%ほどにとどまっている。

サミットの開催は、カンボジアの急成長する建設・不動産部門を実際に目にしてもらうチャンスでもある。カンボジアは今、マレーシアやシンガポールなどのアジア先進国に追いつく勢いを見せていると言えるだろう。

現在、プノンペンだけで320件のプロジェクトが進められており、ASEANの地域内でもこれだけ勢いのある都市は見られない。さらにシアヌークビルやシェムリアップなどでも数々の開発が進み、カンボジアが今後もしばらく注目を集めていくことは間違いないだろう。


【参照】Is Asem summit 2020 benefiting Cambodia's real estate industry?

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セカイプロパティ編集部
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