カンボジアの首都プノンペンでは新国際空港の開発が進められている。現在のところ開発は順調に進んでおり、来年に完成する見込みとなっている。
カンボジア民間航空庁(SSCA:State Secretariat of Civil Aviation)は、空港運営会社カンボジア・エアポーツ(Cambodia Airports)とデベロッパーOCIC(Overseas Cambodia Investment Corp)が、プノンペン南部のカンダル州に新空港を開発することに改めて合意したと発表した。
カンボジア・エアポーツとOCICにおいては覚書が確立され、SSCAが今後の開発にどのように関わっていくのかなど、さらなる検討を行う際に用いられるという。
新空港建設プロジェクトは2018年初めに発表され、プノンペンの南約30kmのカンダル州に建設される。4階建てのビルとなり、開発費は15億ドル(約1,647億円)に上ると見積もられている。
滑走路の建設はすでに終了し、現在はターミナルについての調査及び地主への補償に関する協議を進めている段階である。
新空港が完成することで、カンボジアの不動産や建設部門には多くの注目が集まると見られている。すでに近隣エリアの地価は、プロジェクト発表後2~3倍に上昇し、多くの投資を集めているという。
【参照】New Phnom Penh Airport cost estimated at $1.5 billion
海外不動産の最新動向が届くメールマガジンの登録はこちら。