不動産サービス会社「CBREカンボジア」の最新レポートによると、2019年第4四半期時点で、プノンペンには17,995棟のコンドミニアムが存在し、前年比で27%増加している。カンボジアにおいて、コンドミニアムが建設されるようになったのは比較的最近のことではあるが、今や不動産部門の重要なパートを占めている。現在カンボジアの人々にもっとも人気があるのは、ボレイ(Borey)と呼ばれる集合住宅である。

カンボジアのコンドミニアムの人気の理由はどのようなところにあるのだろうか?

・家事負担の軽減
ヴィラや一軒家などと比べると、コンドミニアム一戸の間取りや面積は小さくなっている。手入れをしなければならない庭やドライブウェイもない。つまり掃除などにかかる時間は圧倒的に少なくて済むのである。さらに多くのコンドミニアムで、クリーニングサービスも提供されている。

・アクセスの良さ
コンドミニアムの多くは市内の中心地に建てられており、都市部へのアクセスも良い。プノンペンやシアヌークビルなどでは、学校、病院、官公庁、スーパー、レストラン、銀行など生活に必要な施設はすべて近隣に整備されている。

・豊富な施設
ほとんどのコンドミニアムに、ジム、プール、会議室など様々な施設が備わっており、また防犯カメラや警備員の配置などセキュリティの面についてもしっかりと管理されている。

・コミュニティの結束
同じコミュニティに住んでいることで、住民同士良い関係を築くことができる。

・賃貸よりもお得である
同じランクの物件について考えると、賃貸よりも購入した方が得策だと言える。例えば、ツインタイプのヴィラを賃貸で借りる場合、月々1,500~2,000ドル(約16.8万~22.4万円)の家賃を支払う必要があるが、コンドミニアム購入の場合、住宅ローンは月々1,000ドル(約11.2万円)以下に抑えることが可能だ。

・投資リターン
コンドミニアムについては、2通りの利益があると言える。一つは年月の経過とともに得られる利益。例えば10~20年住んだ後に物件を売却するときには、購入時に支払った額よりも高値で売ることができるだろう。もう一つは、リースをすることで得られる利益。カンボジアの家賃については、500~2,500ドル(約5.6万~28万円)程度が相場となっており、8~10%のリターンを得ることができる計算になる。

・維持が容易
コンドミニアムにおいては、定期的な修理というものは必要ない。部分的なメンテナンスなどはビル管理会社などによって行われる。

・手頃な価格
コンドミニアムは、土地付き物件などと比較すると手頃な価格であると言える。特にカンボジアの物件は、アジアの他の地域の物件よりかなり安い。プノンペンのコンドミニアムは1戸60,000ドル(約670万円)程度から販売されている。チャムカーモン区(Chamkarmon)などのビジネス街周辺の物件はやや高くなり、1ベッドルームで100,000ドル(約1,120万円)から販売されている。

・柔軟性
全体的にコンドミニアムは、様々な要件に対応できる柔軟性があると言える。購入プロセスも迅速に行うことが可能で、多くの選択肢が用意されている。

 カンボジアの物件一覧


【参照】Top 10 reasons to own a condo in Cambodia

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セカイプロパティ編集部
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