カンボジアの首都プノンペンでは、今後10年間でコンドミニアムの供給が着実に増加するとみられており、2030年までには295,000戸に上る見込みだという。毎年平均19,000戸ずつ増える計算となる。

中国、日本、韓国などといった海外からの投資家が増加し、カンボジアの不動産業界は近年急成長を遂げている。

ここ数年、特に若い夫婦のコンドミニアム購入が目立つようになったという。分割払いなど住宅ローンのオプションが増えたことで、人々が住宅を購入しやすくなり、コンドミニアム部門の伸びにつながっていると言える。

人々が求めるものも時代と共に変わりつつあり、最近は近代性とプライバシーが重要視される傾向にある。若者層は特にプライバシーに重点を置いており、昔ながらの住宅よりもコンドミニアムを好む人が多いという。

プノンペンにおける高級コンドミニアムの平均価格は、1㎡当たり3,254ドル(約35万円)、中価格帯はと手頃な価格のコンドミニアムは、それぞれ2,568ドル(約27.6万円)、1,501ドル(約16万円)となっている。

カンボジア国土省のデータによると、今年前半だけで2,000件を超える新規プロジェクトが承認され、建設部門における投資額は393.92億ドル(約4兆2,343億円)に上っている。(前年同期比+57.57%)

【参照】Capital's condo supply to reach 295,000 by 2030 : VTrust

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セカイプロパティ編集部
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