インディアナ州は、比較的低コストでの不動産投資が可能なエリアとして注目を集めています。全米平均を下回る住宅価格や安定した賃貸需要、税制面での優遇措置など、多くの投資家にとって魅力的な条件がそろっています。


本記事では、インディアナ州の不動産市場について投資のメリット・デメリットを詳しく解説し、投資に適したおすすめエリアを紹介します。インディアナ州での不動産投資を検討されている方はぜひ参考にしてください。

 

アメリカ不動産ガイド
節税対策におすすめ!
アメリカ不動産ガイド
・アメリカ不動産投資でおすすめのエリア ・節税効果を狙える減価償却の仕組みがわかる
30秒以内に完了いたします。お気軽にお問い合わせください。
1 / 2
お名前
携帯電話番号※半角・ハイフンなしで入力
メールアドレス※半角で入力
次のステップへ

インディアナの概要

インディアナ州はアメリカ中西部に位置し、オハイオ州、ケンタッキー州、イリノイ州、ミシガン州と接しています。アメリカ中西部は西・東海岸に比べて、生活コストが安いエリアです。

また、インディアナ州は教育熱心な州で、大学は私立・州立ともに充実しています。

南北に細長い長方形の形をしているインディアナ州は、北と南でまったく雰囲気が違います。州内には小さな田舎町やコンパクトな中堅都市があって、いろいろな風情や景色を楽しめます。

州の中心には州都インディアナポリスがあり、経済、文化、スポーツの中心地として機能しています。

州全体としては、製造業と農業が盛んであり、多くの大手企業が拠点を置くほか、トウモロコシや大豆の生産も国内トップクラスです。また、近年では物流業や医療産業、IT関連産業の成長も見られ、州経済の多様化が進んでいます。

インディアナ州は交通インフラが充実していることでも知られています。州内には複数の主要高速道路が通っており、全米各地へのアクセスが容易です。また、インディアナポリス国際空港は貨物輸送の重要拠点となっており、多くの企業が州内での事業展開を強化しています。

州全体の生活コストも低く、住みやすさの点でも評価が高いため、州外からの移住者が増加しているのも特徴です。

以下にインディアナ州の基本情報をまとめました。

 

項目 概要
人口 約690万人
言語 英語
宗教 キリスト教が主流
主要産業 製造業、農業、医療、IT
為替 1ドル=約150円(2025年3月時点)

 

インディアナ不動産投資のメリット

インディアナの不動産投資にはいくつものメリットがあります。今回はインディアナ不動産投資のメリットを3つご紹介します。

住宅価格の安さ

インディアナ州の不動産価格は全米平均を下回っており、比較的安価に物件を購入できる点が魅力です。特にインディアナポリス周辺では10万ドル前後で一軒家を購入できるエリアもあり、投資初心者にも適しています。

また、住宅価格が低いだけでなく固定資産税も比較的低いため、長期的な維持費を抑えられる点も魅力です。さらに不動産市場は緩やかながら安定した成長を見せており、キャピタルゲインを狙った投資も可能です。

安定した賃貸需要

インディアナ州は大学が多く、学生向けの賃貸需要が安定しています。また、製造業や医療業界の発展により労働者の定住ニーズも高まっており、空室リスクが低いといえます。

特にインディアナポリスでは、大手医療機関やテクノロジー企業が進出しており、若い労働者層の増加が見られます。さらに単身世帯の増加によりアパート需要も高まっており、安定した賃貸収入を期待できます。

低い税金とビジネス環境の良さ

インディアナ州は固定資産税や法人税が他州に比べて低く、投資家にとって有利な環境が整っています。企業誘致も盛んで、経済成長が見込まれるため、不動産価値の上昇が期待できます。

さらにインディアナ州は規制が比較的緩く、不動産の購入や管理がしやすい環境が整っています。ローンの取得条件や賃貸契約の締結が比較的スムーズに進められるため、初めての海外不動産投資にも適しています。

海外不動産の全てがわかる!海外不動産購入ガイド

・海外不動産を購入するまでの流れがわかる ・海外不動産がおすすめな理由は? ・海外不動産のメリット・デメリットは?

インディアナ不動産投資のデメリット・リスク

インディアナ不動産投資のメリットを先にご紹介しましたが、デメリットやリスクがあることも事実です。以下に解説する3つのマイナス面に気をつけて不動産投資を検討することをおすすめします。

人口増加率が低い

インディアナ州は比較的安定した経済を持つものの、人口増加率が低いため急激な不動産価値の上昇は見込めません。長期的な視点での投資が求められます。

さらに一部の地域では人口の流出が見られ、特定のエリアでは空き家が増加しています。これにより、賃貸需要が低い地域では賃料の上昇が期待しにくく、物件価格の上昇にも時間がかかる可能性があります。

冬の寒さと天候リスク

冬季は寒冷な気候となり、降雪量が多くなる地域もあります。そのため建物の維持管理コストが増加する可能性があります。

また、冬場の厳しい気候により配管の凍結や屋根の損傷といった建物のダメージリスクが高くなります。寒冷地特有のメンテナンス費用がかかるため、事前に維持管理のコストを考慮する必要があります。

一部地域の治安の問題

インディアナポリスなどの都市部では、一部エリアで治安の悪化が問題視されています。投資を検討する際にはエリア選定が重要となります。

特に低所得層が多く住む地域では犯罪率が高く、空き家の放置や建物の老朽化が進んでいることが懸念されます。そのため投資を行う際には、地域ごとの治安データを確認し、安全なエリアを選定することが求められます。

インディアナのおすすめ投資エリア3選

インディアナといっても、様々な特色のエリアが点在しています。今回はインディアナでおすすめの不動産投資エリアを3つピックアップしてご紹介します。

1. インディアナポリス

インディアナポリスはインディアナ州の州都であり、州内最大の都市です。

州の真ん中に位置しており交通の便もよく、他の州の主要都市とは州間高速道路でつながっています。インディアナポリス国際空港もあり、日本からはデトロイトまたはシカゴを経由して15時間ほどで到着します。

近隣の大都市、シカゴからは車で3時間ほどの距離ですが、シカゴよりも生活コストが安いのが魅力です。

インディアナポリスは経済・文化・スポーツの中心地として発展しています。

アメリカンフットボールリーグ(NFL)の「インディアナポリス・コルツ」や全米バスケットボールリーグ(NBA)に所属するインディアナ・ペーサーズなどがインディアナポリスを本拠地にしており、インディ500(世界的に有名なカーレース)が開催されることでも知られています。

この都市の不動産市場は安定しており、住宅価格が手頃な割に家賃収入が見込めるため、高い利回りが期待できます。特にダウンタウン周辺は再開発が進んでおり、新しい商業施設や住居が増加中です。

また、医療・製薬業界も盛んで大手製薬企業「イーライリリー(Eli Lilly)」の本社があるため安定した雇用が確保されており、住宅需要も高まっています。

賃貸需要が高いエリアとしては、ブロードリップルやファウンテン・スクエアといった若者やアーティストが多く住むエリアが人気です。これらの地域はおしゃれなカフェやレストランが充実しており、特に単身者向けの賃貸物件の需要が高まっています。

2. フォートウェイン

フォートウェインは、インディアナ州北東部に位置する州内第2の都市であり、近年、経済成長が著しいエリアの一つです。IT関連企業や医療機関が増えつつあり、都市の発展とともに住宅市場も活性化しています。

生活コストが低く、住宅価格もインディアナポリスよりさらに手頃なため、少額の投資で不動産を購入できるのが魅力です。また、市内には複数の大学があるため、学生向けの賃貸需要も安定しています。特にパデュー大学フォートウェイン校周辺では学生向けのアパートやシェアハウスの需要が高く、投資先として注目されています。

また、フォートウェインは犯罪率が低く、子育て世帯にとっても住みやすい環境が整っているため、一戸建ての賃貸市場も堅調です。郊外エリアでは広い庭付きの物件も多く、ファミリー層をターゲットにした賃貸投資も有望です。

3. ブルーミントン

ブルーミントンは、インディアナ大学の本拠地として知られ、学生を中心とした活気のある都市です。大学関係者や研究者の移住が多く、賃貸市場は常に安定しています。

大学周辺では、学生向けのアパートやシェアハウスの需要が高く、年間を通じて高い入居率を維持しています。また、学生だけでなく大学の教授や職員、関連する企業の従業員も多く住んでいるため、高品質な賃貸物件への需要も一定数あります。

さらに、ブルーミントンは自然環境にも恵まれており、アウトドア志向の住民が多いことも特徴です。近くにはモンロー湖などのレクリエーションエリアがあり、観光業も一定の影響を持っています。そのため、短期賃貸やバケーションレンタルの運営も視野に入れることができます。

まとめ

インディアナ州の不動産市場は、低価格で投資を始められる点が大きな魅力です。また、安定した賃貸需要や低い税率など、投資家にとって有利な条件がそろっています。一方で人口増加率の低さや天候リスク、地域ごとの治安の差などのデメリットも考慮する必要があります。

おすすめエリアとしては、州都インディアナポリスのほか、フォートウェインや大学都市ブルーミントンが挙げられます。それぞれの地域特性を理解しながら、自身の投資戦略に合ったエリアを選ぶことが成功の鍵となります。

インディアナ州での不動産投資を検討している方は、現地の市場動向やエリア特性をしっかりとリサーチし、慎重に投資計画を立てることをおすすめします。

 

アメリカ不動産の実際の購入方法について詳しく知りたい方はこちらも合わせてお読みください。

>>アメリカで外国人が不動産を購入する方法。購入条件やローンまで解説!

 

 

海外不動産投資の全体概要とおすすめ投資先国についてはこちら。

>>海外不動産投資の魅力と現実|2025年おすすめ5カ国

 

 

アメリカの不動産投資についてのメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちら。

>>アメリカ不動産投資のメリット・デメリット / 失敗を防ぐポイントも

 

 

海外不動産の全てがわかる!海外不動産購入ガイド

・海外不動産を購入するまでの流れがわかる ・海外不動産がおすすめな理由は? ・海外不動産のメリット・デメリットは?