「カンボジアの一等地に、ジャパンブランドの物件を建てたい。」。プノンペンの高級住宅地で日本品質の物件開発にチャレンジするディベロッパーがあります。それは、国内やアジアで物件の開発プロジェクトを手掛ける日系の上場ディベロッパー「ラ・アトレ」です。今回は、プノンペンの「ボンケンコン」エリアに建設中のコンドミニアム「ラ・アトレ ボンケンコン」について、担当者の天沢様へのインタビューを行いました。

天沢 燎 株式会社ラ・アトレ 戦略事業部 
日本で25年以上に渡って新築不動産販売事業、再生不動産販売事業、不動産管理事業などを手がける株式会社ラ・アトレ(東証ジャスダック8885)のカンボジア現地法人責任者。タイ・バンコクで成功を収めた海外プロジェクト第2弾にあたるカンボジア首都プノンペン中心地ボンケンコン高級分譲マンション「L’attrait BOEUNG KENG KANG(ラ・アトレ ボンケンコン)」の開発を手がける。プノンペン都市部の不動産事情に精通。現在、妻子と共にプノンペン開発地区に在住してプロジェクトを取り仕切っている。

目次

  • ジャパンクオリティの物件を、カンボジアの地で
  • カンボジア不動産の魅力とは
  • ラ・アトレ ボンケンコンの魅力とは
  • 中長期的に愛される物件に

ジャパンクオリティの物件を、カンボジアの地で


ラ・アトレが直接監修する高品質物件

―――貴社ディベロッパーの特徴や強みを教えていただけますか?

多くの住宅開発を手がけてきた日系ディベロッパーならではの経験とノウハウを活かし、カンボジアの住宅事情に一石を投じる意気込みで取り組んでいます。ラ・アトレが直接監修することで、マンション開発のポイントを押さえて、カンボジアにはまだない日本品質を目指しております。

譲れない条件は「プノンペンの一等地開発」

―――カンボジアへの参入を決定した理由を教えていただけますか?

企画を始めた当時、東南アジア諸国の中でも最貧国に位置するカンボジアでは、まだまだ住宅環境が整っていない状況でした。調査を進める過程で、流通通貨が米ドルというは特に大きな魅力でした。

さらに首都プノンペンの一等地であり、外国人駐在員の多くが住まうボンケンコン1という立地は、商品企画をする際のテナントターゲットを想像し、その要望を考え具体化するのに非常にわかりやすいものでした。あの立地でなければ参入は決まっていなかったかもしれません。

カンボジア不動産投資の魅力とは


駐在員用の住宅需要の増加

―――海外不動産投資先として、他国と比較した際に、カンボジアならではの魅力を教えていただけますか?

やはり特筆すべきはその経済成長にあると考えます。これからも多くの外資企業の参入し駐在員の数が増加するであろうことが想像できるのは大きな魅力となります。それに比べてまだまだ発展途上の過程であるがゆえ、供給されている住宅の品質向上に寄与できると考えております。

もちろん米ドル建てという投資環境も見逃せません。これから著しく成長を続ける市場に基軸通貨で投資ができるというのは非常に稀なことだと考えます。

もう一点付け加えると、歴史的な背景もあり、外資に対する規制が近隣諸国と比べて寛容であるということもあります。外国企業が参入するに際して障壁が少なくなるでしょうから。不動産を扱う以上、外国人に対する区分所有権や登記制度が機能している点も大きな特徴かと思います。

最低賃金が5年で約3倍に、カンボジアの高いポテンシャル

―――ラ・アトレ ボンケンコンの建設が完了する2020年には、カンボジア(プノンペン)はどのような状態になっているとお考えですか?

未来のことなので、あくまで個人の憶測でしかありませんが、多くの可能性があるとは考えております。当プロジェクトの企画を始めた頃といまで比べますと、たった数年で、インフラや建物などがとてつもないスピードで整備されています。街のあちらこちらに信号機や街灯が多く設置され、市内バスやメータータクシーも走っています。

以前は頻繁に発生していた停電も、電気の自給率の向上ゆえか、プノンペン市内ではいまはほとんどありません。また市内を中心に大きな幹線道路や高架鉄道の計画なども着々と進んでいると聞いております。数字で確認できるものとして、5年くらい前の当時60ドルほどだった最低賃金が、2018年1月1日より170ドルほどになることが公表されています。所得の増加に伴って若者を中心にスマートフォン、車、バイク、または住宅に至るまで、日々消費が拡大していることを肌で実感しています。

ラ・アトレ ボンケンコンの魅力とは


ターゲット入居者は「一人暮らしの外国人駐在員」

―――ラ・アトレ ボンケンコンの将来的な入居者として、どのような人をターゲットとしていますか?

これは企画時点で明確に定めています。外国人駐在員、男性、一人暮らし、30歳から50歳前後、仕事が中心の生活をしていて、外食が主で家では食事をしない、洗濯も掃除も自分ではしない、という層です。

いわゆる単身赴任の駐在員で、この層が発展途上のカンボジアでは一番多いと考えてのことです。この方々をメインターゲットとしていますので、その生活リズムから住宅のどの部分に重きを置くかということから間取りや共用部施設の検討を重ねました。

特に共用部のジムとプールはかっこよく作りこみたい考えです。他にも事務作業や簡単な打ち合わせなどでも使えるよう、リーディングラウンジやミーティングルームなども用意する予定です。デザインも男性的でシンプルモダン、カジュアルでありながら高級感のあるものとしています。

高級住宅地に日本品質の物件を

―――カンボジアの他社物件と比較して、ラ・アトレ ボンケンコンが優れている点を教えてください。

まずなによりも立地です。次に品質。あとは日系企業というところでしょうか。立地について。プノンペンの人なら誰でも知っているボンケンコン1(通称BKK1)という高級住宅エリアで、外国人駐在員の多くがここに住んでいます。ただし他と比べて地価も家賃もとても高いです。

高級マンションの家賃だと東京と変わらないくらい高いです。各国大使館、外資系企業のオフィス、外国人向けレストラン、外国人向けスーパーマーケット、インターナショナルスクール、外資系病院、高級サロンなど、生活に必要なものはなんでも揃っています。BKK1の中が特別で、いわゆる外国人居住地という印象でしょうか。

海外では珍しい「日本人技術者監修プロジェクト」

―――現地ディベロッパーが真似できないことがあれば、教えてください。

品質については、前述のように、ラ・アトレ社が直接監修しておりますので、マンション開発に関するノウハウは優れていると考えております。企画、設計から施工に至るまで日本人技術者の目で管理する体制は海外プロジェクトでは珍しいことかもしれません。

設計においては、集合住宅特有の限られた条件の中で無駄を削ぎ落とし、テナントターゲットの生活スタイルに合わせた過不足のない間取りをご提案したいと考えています。住宅設備や建設資材についても、現地で調達可能なものの中から選定、中には日系ブランドを採用するなど、多くの部分でこだわって作り込んでいます。

日系企業だからという言葉の含みには、先人達が作り上げた日本という国に対する信用ではないかと考えます。それは日本製品の家電や車なども同じことかも知れません。よく聞く話ですが、バイクを買う時に、他の国の新車が日本の中古車の半額だったとしても予算があるなら日本製が欲しいという意見。品質に対する信用は日系ブランドの強みであると考えます。それに応えられるように鋭意取り組んでおります。

細部に宿る、日本のこだわり

―――物件の構造で特にこだわっている部分はありますか?

建築において本来あるべき機能を享受できること。それがまずはじめの企画時に設定した目標でした。発展途上の国々では、雨漏り、隙間風、きちんと閉まらない、お湯が出ない、水が流れない、電気が付かないなど、建物本来の機能が不足していることがよくあります。

今回は設計の段階からそのようなトラブルが発生しにくい造り、メンテナンスがし易いような造りに気を配りながら作り込みました。特に配管の位置や構造など表面的にはわからない細かい部分にこそノウハウが集約されております。

中長期的に愛される物件に


売れ行きは順調、先行販売ではすでに3割が成約済み

―――現状、物件の購入をされている方の状況を教えていただけますか?

おかげさまで売れ行きは上々といったところです。現地での正式公開までの先行販売ということですが、告知開始から2ヶ月ほどで3割程が成約済みとなりました。購入者様の属性はお話できませんが、ほとんどのお客様が投資目的でご購入されています。

―――ラ・アトレ ボンケンコンはどのような人におすすめできますか?

カンボジアでの不動産にご興味のある外国人投資家様には、投資対象としてご検討頂けると自信を持っております。

―――その他、購入ご検討者様にお伝えしたいことはありますか?

短期ではなく中長期の投資物件としてぜひともご検討頂ければ幸いです。カンボジアという国の成長性、ラ・アトレ ボンケンコンという商品性から、長く愛される物件になることを切に願っております。


※本物件の外国人枠は完売しました。



セカイプロパティ編集部
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