お客様が海外不動産をご購入される目的として多いのは、投資用もしくは移住ですが、会社経営者の方であれば、自らが進める事業拡大の足がかりとして海外不動産を購入される場合もあります。
今回は、マレーシアの首都クアラルンプールに立地するBBCCおよびザ・リッツ・カールトンレジデンス(以下リッツカールトン)をご購入された、株式会社神明の代表取締役である藤尾様に、物件ご購入のきっかけなどについてお話をお伺いしました。
藤尾益雄 様
1965年、兵庫県神戸市生まれ。実業家。株式会社神明代表取締役社長。元気寿司株式会社取締役会長。東果大阪株式会社取締役会長。株式会社ショクブン代表取締役会長。コメ輸出と寿司店の海外展開で第47回食品産業技術功労賞。
数ある海外不動産の中からマレーシア不動産を選んだ理由
今回マレーシア不動産をご購入いただきましたが、どのようなきっかけで海外不動産を知り、そしてご購入に至ったのか、お話をお伺いさせて頂けますでしょうか。
家内がテレビを見ていたのですが、テレビでマレーシアの不動産が取り上げられていたんですね。それを見た家内が番組を録画したんです。録画した番組を家内に見せられたところ、私も「すごくいいな」と思いまして。元々、私は東南アジアにすごく興味を持っていましたので。
なぜ東南アジアにご興味を持たれていたんでしょうか?行ったことがあるなどきっかけがあれば教えてください。
マレーシアには2010年頃だったかと思うのですが、ビジネス目的で行ったことがあります。その時が初めてのマレーシアだったんですけれども、直感的に「ここの土地は自分に合うな」と感じていました。
海外には結構行かれているのでしょうか?
はい、仕事で結構行っています。中国・香港・アメリカ・オーストラリアなど、多くの国に行っているのですが、マレーシアで感じるものは他の国とは違いましたね。マレーシアという国が、自分がイメージしていたものと違ったからだと思います。すごく入り込みやすいような感じがして。
「思ったより進んでいるな」という感じですか?
はい、そうですね。少し言い過ぎかもしれませんが、もっと雑然とした宗教的な国で、我々のことを受け入れてくれないのでは?と思っていました。しかし、あくまで仕事ではありますが、現地に行っていろいろな方とお話をする中で、すごく「受け入れてもらえる」「親日的な国だ」と感じたんです。
それに、クアラルンプールはもちろん、郊外に出ても街並みがきれいでした。それで「この国・この街は今後発展するだろうな」と2010年の時に思ったんですね。それ以降マレーシアやクアラルンプールのことは気になっていました。
そこに加えて、家内が録画したテレビを見たときに「物件もすごく良さそうだ」と感じたので、検討することにしました。そして、家内がインターネットで調べていたら、御社のことが出てきました。
奥様はもともとマレーシアがお好きだったのでしょうか?
いえ、家内はマレーシアのことはそれほど知らなかったと思います。私は仕事でマレーシアにも行っていましたが、家内と旅行に行くとなるとハワイやグアムで、アジアはシンガポールには行きましたが、マレーシアには行ったことがありませんでした。なので、家内はテレビを見るまではマレーシアに関心を持っていなかったと思います。
奥様もマレーシア不動産に興味を持ったと言っても、マレーシアに行ったことがなくて買うというのはなかなか・・
あのテレビが衝撃だったからですね。それと私が言っていたんですよ、マレーシアはいいところだって。私が出張とかで行って、マレーシアの話を結構していたし、その前にシンガポールにも一緒に行っていたし。
シンガポールはもう物価も高いし、経済として伸び悩んできている状態なのではないかなと。イメージとして、かなりのお金を動かさないと受け入れてくれないような感じですよね。
外人がどんどん移住してくることによって物価が上がりすぎてしまい、それで結局シンガポールの人たちの生活が困窮してしまったから、シンガポールはあまり受け入れられないんですよね。
逆にマレーシアはまだまだこれからだと思います。GACKTとか、芸能人も住み始めていますよね。本当は今、現実の私たちが置かれている立場を全く無視すると、住みたいなと純粋に思います。将来の夢に取っておくのもいいですね。
お話を伺っていて、マレーシア愛がすごく伝わってきます。
いや、やっぱり衝撃だったんですよ。マレーシアには仕事で行ったけど「本当にいい町だな」「凄く住みやすいだろうな」って思ったんです。
現地を視察して物件の優位性を確信した
今回、リッツカールトンの物件をご購入されていますが、リッツカールトンは他の国でも展開されているブランドです。もともとマレーシアにご興味をお持ちだったわけですが、物件選びの段階で迷うことはなかったのでしょうか?
私たちもビジネス上どうしてもアジアの市場を無視するわけにはいきません。私の経営する会社も中国・香港・ベトナム・シンガポールなど様々な国に展開しています。私自身は、東南アジアのビジネスは今後さらに伸ばせると思っているんです。
そうした中で、「将来的にはシンガポールやマレーシアで生活することもあるかもしれない。」という考えもあります。
近い将来の移住も視野に入れてらっしゃるのでしょうか?
移住までするかはわかりませんが、出張の時などには使えると思っています。
リッツカールトンと併せてBBCCの物件もご購入いただいたわけですが、BBCCはどのような狙いを持ってご購入いただいたのでしょうか?
BBCCは、将来的に東南アジアで、私が力を入れて旗を振りながらやっていくとなったときに住居として使えるかなと思い購入しました。異例かも分かりませんけど、2つの部屋を1つにしたりなど、大きなサイズにしたんですね。出張といえどもある程度は長期滞在になってくるので。
リッツカールトンはどちらかというと、家族でレジャーとかで行った時にいいかなと思いまして、ホテル感覚で使えるかなというので用途を分けています。
BBCCについては、奥様の反応はどうでしたか?
BBCCは立地がいいのが大きかったかなと思います。商業施設もスーパーとかも入っていますし、買い物も非常にしやすいですから。
先ほども言いましたが、今は事業に集中したい時に使う形で考えていますが、オフィス兼住居みたいな形で使ってもいいかなと思っています。どっちにしろ、マレーシアは進出するつもりなので。
その時に現地へ行くスタッフがオフィスにお金を払うのならば、オフィス兼用にしてもよいかなと。ある程度ビジネスが広がってきたら、テナントを出さないといけませんけど。それまでは、オフィス兼住居で使える広さかなと思っています。アクセスも便利ですし。
BBCC以外にも他の物件に関して当社のスタッフから提案を受けましたか?
いえ、御社のスタッフさんからはBBCCを積極的に勧められました。「ここは絶対いいですよ」と。それで私も調べてみたんですよ。そしたら本当によかったです。
本当ですか。調べた上でどういうところがいいと思ったのか教えて頂きたいです。
立地。そして商業施設が入ることですね。買い物をしやすいかつ日系のスーパーが入ると聞きました。
ららぽーとですね。
はい。その辺も安心感がありますね。これはいいなと。日系のショッピングモールが入ることですごく安心しました。
あとはモノレールの駅チカという立地ですね。クアラルンプールも大渋滞しますから。やっぱりちょっとしたクアラルンプールの中の移動だったら、逆にモノレールに乗ったほうが早いと感じておりましたので。その辺が凄くポイントですね。
ちなみに、リッツカールトンに関しては、ブランドに重きを置かれた感じでしょうか?
正直言ってそれはありますね。安心感が全然違います。リッツカールトンというだけで。もちろん、ホテルの造りもしっかりしていますし。レジデンス部分の作りもしっかりしている。プールやジムなど施設内設備も充実しているし、なんといってもセキュリティが抜群にいいですね。やっぱり行き届いていますよね。
がっつり住んでる人は少ないかもしれませんが、リッツカールトンレジデンスに住んでいる人達、行った時に何人かにお会いしましたけど、お客さんの層も凄く良かったです。
現地視察は家族からの後押しを得るきっかけにもなった
不動産購入というと、国内外問わずご家族と意見が分かれるときもあると思いますが、ご家族で検討されるときに大変だった点はありましたか?
私の場合は大丈夫でしたね、むしろすごく前向きでした。最初にテレビでマレーシアに関心を持ったのも家内でしたし、実際に一緒に行ってみて、「マレーシア」という国がいいとなりました。私も家内もすごくマレーシアが合うと。
食べ物とかもやはり影響しますね。後は現地の人たちの人柄とか、そういうのも結構重要でしたが、それら全てが非常にいい国だということで、家内もすごく気に入っていました。
納得感を持った状態でご家族と話し合ったからこそ、それほど大変ではなかったのですね。
以前から、将来は海外進出していこうと私は言っていたんですよ。少子高齢化で日本のマーケットが縮小していっている中で、海外に進出しないといけないとなった時に、やはり東南アジアに凄い関心があると。だから、シンガポールにも一緒に行きました。
やはり、アメリカやオーストラリアなど、この辺りの国って現地の雰囲気も先進国っていう感じがしませんか?環境もいいですし。
しかし、アジアとなるとやはり、汚い・遅れている・不便などのマイナスイメージがあります。ですから、シンガポールに連れていくと驚かれますね。シンガポールもやはり、行ったことがない人からしたらアジアだと思っていますからね。でも、シンガポールは非常に国際的な国ですし。
そういったイメージから入ったのであれば、ご家族は現地で驚かれたのではないですか?
シンガポールはすごく驚いていました。それで、物件を購入する前には、実はシンガポールに旅行で連れて行きました。ですから、そんなに抵抗はありませんでした。これがカンボジアやミャンマーだったら大変だったかもしれませんけど。
本当に、イメージ的にはまだまだこれから発展するであろうシンガポールみたいなイメージですね。マレーシアは、とにかく町のきれいさには驚きますよね。
そうですね。中心街はすごく綺麗ですね。
例えば、インドネシアのジャカルタの中心地と言うか、大通り沿いなどは綺麗ですが、中心地でも1歩路地裏に入ったらもう全然違いますよね。
でも、少し驚いたのですが、マレーシアは全体が落ち着いていました。
シンガポールに似たところかなと思います。やはり日本も、外国の方が来られたら、多分驚くのはどこに行ってもきれいなところだと思います。あとは、日本には汚いレストランってないですよね。
アジアの、例えば私は仕事で行くことがあるのですが、中国の地方にいくとびっくりしますよ。
もうレストランっていうようなものじゃないですから。屋台とまでは言いませんが、山の方だと有名なレストランでもそんな感じです。例えば吉林省などの地方に行くと、お米の産地なんですけど、すごい数のハエが飛んでいる中で食べていますから。でも本当に、アジアってまだまだそんなものですから。
湖北省のロウボウというところに一時期精米工場を持っていたんです。あの辺りも酷かったですね。街の中心地はある程度整備されていますけど。ちょっと外れると、綺麗とは言えません。
そう考えたら、マレーシアは道路も綺麗ですし。あとは何と言っても、クアラルンプールだけじゃなくて、今は郊外にも商業施設がどんどんできていますよね。そういうところも行ってみたら、すごくきれいですよね。商業施設のお店もちゃんとしたブティックがいっぱい入っていますし、世界的に有名なメーカーも結構入っていますから。
マレーシアは教育水準が高いことでも有名ですから、移住するならいい国ですね。移住したい国ナンバーワンに14年連続で選ばれています。
安全ですよね。怖い思いをすることもありませんし。
それにご飯は美味しいですし、親日ですし、マレーシアが大好きなんですよ。社長としてビジネスをやっているので、なかなかずっと向こうに住むことはできないんですけど、将来落ち着けば、例えばもう1つくらい偉くなって会長くらいになればね。ちょっと行ってくると言って行けますけど。向こうでもっとビジネスを大きくすれば、行く機会も増えるので。
コロナの前は、実はマレーシアで会社を出そうかっていう話も進んでいたのですが、政権が変わってしまい、難しくなってしましました。私はマハティール首相の時に会社を出そうとしていており、申請まで出していたんです。独資は難しいので、現地の企業と一緒にやったのですが、急遽政権が変わって、政権が変わったと同時に突然制度なども変わるんですよね。そこはちょっと遅れていますよね。
マレーシアで事業を拡大する時の拠点とするのが最大の購入目的
不動産に関しては、現地に住む目的と投資目的の動機を持つ方も多くいらっしゃいます。物件購入をご検討する中で、投資の要素は考えたりされたのでしょうか?
あまり投資をしようという感じではなかったです。マレーシアは不動産の価格も結構上がってきていますからね。まあ、すでに結構上がってきているけれども、更に上がる可能性は十分あります。
ただ、どちらかと言うと、不動産投資というよりも、既にある自らのビジネスを拡大するために居住するなどの方向で使いたいと思っています。もしかしたら、将来的には社宅にしていくかもしれません。
ご自身の資産運用というよりは、会社の事業を拡大するためという目的が大きいのですね。
仕事の話になるのですが、前期の連結売上高が2,860億だったんですね。それで今期の予算が3,160億なんですよ。2025年が5000億、2030年が1兆円。だから、今はもう本当にまさにアクセル全開で成長しようとしているところでして、道半ばなんですけどね。
私が入社した時は300億ぐらいだったんですよね。今が大体3,000億ぐらいになっているので、私としては、何とか現役の間に1兆円企業を作りたいなという風に考えています。
2030年までにですよね?
そうですね。全く勝算がないわけではなく、1兆円を目指すビジョンの中にはやはり海外展開も必要です。海外と言うと、中国はすでに進出していて割と事業を大きくしてきたのですが、プラスして東南アジアも検討するようになりました。マーケットを見ると東南アジアはまだまだ成長する国ですからね。
なるほど。不動産投資と似ていて、労働人口が増える見込みがあったら、物件の値上がりもしやすいだろうという形ですね。そうすると、まずはマレーシアで、その次のターゲットもあるのでしょうか?
マーケットの優先順位から考えると、ベトナムは面白いかなと思っています。あとはタイもいいですね。ミャンマーやカンボジアとなると、将来的なターゲットとしては、当然あり得るのですが、やはりちょっとハードルが高くなるかなと。
今後アジアでビジネスなどを展開していきたいとなった時に、アジアのほかの国は考えましたか?
アジアはマレーシアかなと考えていましたが、シンガポールも少し考えておりました。しかし、シンガポールは国として経済が十分に発展した状態まで来ていると思っているんですね。それで、今後は多分マレーシアが急発展するんじゃないかなと。
ですから、2010年に初めてマレーシアへ行ってから約10年経って、今回物件を見に行きました。その時に私、衝撃を受けまして、10年間でクアラルンプールはこんなに変わったのかと。2010年に行った時は、開発は進んでいたけれど、ここまでではなかったなと思いました。
シンガポールも2~3年前に行ったんですよ。それも5~6年ぶりぐらいに行ったんですけど、シンガポールはそんなに変わってないですね。マレーシアはこの10年で大きく変わったなと。
日本食の事業をやっている私たちの立場としては非常に喜ばしいことなのですが、やはり日本の文化が物凄く入っています。実は当社のグループ会社の店舗もあるんですよ。
元気寿司という寿司屋で、現在マレーシアでは2店舗、シンガポールではもう15~16店舗ほどあります。
マレーシアの人は結構日本食好きなんですよね。お寿司なんかは寿司キングとかが大人気ですし。それ以外にも、豚カツ屋さんや日本の定食屋さんとか、日系企業を中心として結構入ってきていますよね。多くの日系企業が受け入れられている状況は嬉しいですね。
マレーシアは特に親日的な雰囲気が広がっていると思います。日本のファッションも人気がありますし、アニメとか文化的なものも広がっていて住み易いなという感じがしたので、将来性と文化的な部分とどちらも兼ね備えていると思います。
スタッフの対応が海外不動産に対する不安を解消するきっかけに
物件のご購入を検討される過程はスムーズに進んだのでしょうか?海外不動産の購入というと、不安な要素も多いと思うのですが。
はい、海外不動産を「購入する」となると、すごく不安がありました。しかし、窓口の企業が日本の企業だから、言語の問題をクリアできたし安心感がありました。これらのポイントはすごく大きかったと思います。海外の不動産業者とのやりとりだったら、これはやはり大変だと思うし、我々にはできないですよね。しかし、窓口に御社が入ってくれて安心感は全然違いました。家内もそこのところの安心感があったので「買いたい」となったんです。
不動産エージェントは他にもいるのですが、比較はされたのでしょうか?
家内はメールで問い合わせをしていたのですが、私はメール対応の内容などについて聞いていました。御社は対応に安心感があったし、あまり何社も問い合わせるよりは、不動産会社は絞ったほうが良いかと考えていました。
また、海外不動産を取扱っている会社で、知名度のある会社は限られると思っています。もともと選択肢が多いわけではないし、個人がやっているような会社もありますけど、さすがにそういう会社とは安心して取引できませんので。
安心感というところでいうと、選択肢はかなり限られるのが実態なので、御社にしようと早い段階で決めました。
現地では御社のマレーシア支社長である玉邑さんに凄く丁寧に案内してもらいました。家内は2回か3回行っています。僕の場合は1回行きましたが、凄く気持ちのいい対応でした。
親近感を持てる対応が信頼につながった
不動産会社という業種自体をどうのこうの言うわけではなく、国内外問わず不動産の方は横柄な態度を取る方が多い印象があるんですね。
私だけではなく、結構そういうイメージを持たれている人が多いと思うんですよ。そして実際に土地を購入するときや不動産を購入するときに、嫌な思いした人も結構いるのではないでしょうか。
国内不動産で既にそういう印象がありますから、海外不動産となると余計に「怖いな」というのが、頭の中に出てくると思います。
ただ、御社の場合は若い人達が中心に働いており、そういう意味では親近感もあるし、頼みやすいというと語弊もあるかもしれませんが、質問だったりお願いをしやすい状況でした。大事だと思うんですよ。「言いやすい」「頼みやすい」というのは。
例えばですが、当社のスタッフが「若い」というのをネガティブに感じることはありませんでしたか?
若い人の方が知識的なものとか経験は劣るかもしれませんけど、そこはやっぱり努力で克服できると思います。だからネガティブに感じることはありませんでしたね。それよりも大切なのはレスポンスの早さや対応方法だと思います。
私は多少不動産をやっているから分かるんですけど、特に不動産業界っていうのは、変にキャリアを持っている人の方が、「これが当たり前なんだ」とか「そんなことも分からないのか」というような態度が出るんですよね。「不動産業界ってこういうものなんですよ」とかね。
買う方からしたら、一生に1度ぐらいの大きな買い物なので、やっぱり必死なんですよ。でも、ベテランの人ってもうね、極端な話、もっと高い物件も売ってやろうとか、そういう考えも頭に出てきてそれが態度にも言葉にも出てきて。
「もうさっさと決めたら」じゃないけど、「そんな細かいことどうでもいいじゃん」みたいな態度の時もありますよね。
今まで物件を購入されてきた中で、そのような対応を受けたご経験もあったのですか?
昔ありましたね。ベテランの方に対応して頂いたのですが、凄く強い物言いをする方でした。その時私は「分かりました、もうそちらにはお願いしません」と言って電話を切ってしまいました。
まだ若かったころは不動産についての知識がなかったので、必死になって色々と聞いていたんですよ。それが不動産営業の方にとっては鬱陶しかったのかもしれません。
日系不動産会社の方が信頼できる
東南アジア以外でどこか不動産についての話を聞いた国はありますか?
アメリカの不動産の話は聞いたことがあります。スピード償却で。今はもうダメになりましたけれども、スピード償却ができると言われていたんですよ。
国内の不動産会社ですか?
はい、日本国内の不動産会社です。ハワイやロサンゼルスなどに展開されていて。特にハワイが多かったかな。賃貸物件の案内もいただいたんですけど、話を聞きながらもうさんくさいとしか思えなくて。中々信用できませんでした。
その不動産会社は個人でやられていて、スタッフは日本人の方なんですけど、恐らくハワイに居住されている方でした。
やはり信頼ができないと、安い買い物ではないので中々踏み切れないですね。
信頼関係を築くためには、対応スピードであったり法人としてやっていたりなど、そのような要素が大きかったのでしょうか。
はい。そこは1番大事だと思います。
ちなみに、今後も信頼関係を築いていくためにも、当社への要望などはございますか?
そうですね。でいうと、少しでも早く現地の情報を提供して頂けると嬉しいですね。
私は御社と取引してから2年ほどではありますが、2年前と比較した際に全体的に勉強して成長されたのと、少し人員が充実されてきたのかなと思います。本当にこの1年でサービスレベルが凄く上がったと感じました。
でも、海外不動産はかなりの高額な買い物です。1つは完成前の不動産を購入しましたので、様々なリスクがあることも承知の上でした。
ただ、折角購入しましたし、購入した物件をどう利用しようか楽しみにしておりますので、今自分が購入した部不動産がどういう状況なのかやはり気になります。
確かに、竣工しないということもありえますからね。
はい。私の場合は、この前も今担当して頂いている柴田さんに電話して「遅れてるの?」と質問しましたね。
購入したBBCCから「コロナの影響で工事が遅れています」というレターが来たんです。
竣工まで何年か先の物件を購入して工事が遅れていたら「本当に建つのかな?」と思う人もいますよね。
本当にそう思いますね。「遅れるってどういうこと」みたいな。日本だと竣工済みのものがメインなので、そもそも「工事が遅れる」という概念が薄いと思います。
そうなんです。だからびっくりして慌てて、今まで支払った金額はどうなるのか心配になる人もいると思います。
だからこそ、工事が遅れているけれどもいつ頃までには完成予定なのかなどの現地の情報をいち早く私たちに対してお伝えして頂けると嬉しいですね。
安心できる物件のみをおすすめしているという自信
貴重なご意見をありがとうございます。建たない可能性もあると言われる海外不動産を取り扱うからこそ、不動産を仕入れる際は「安心できるデベロッパーの、安心できる物件を。」自分たちが自信をもって紹介できる物件を仕入れるように心がけております。
そうでしょうね。私もBBCC見ましたけど抜群ですね。絶対にここが完成しないことはないと思っていますよ。だからちょっと遅れていても安心してるんですよ。絶対にBBCCは完成すると思っているので。
これは詐欺でもないだろうし。
そうはいっても、もしこれが海外の不動産会社だったら、言う通りにはならないんじゃないかと思うんですよね。「もう何千万も払っているけど、遅れていて大丈夫かな?」と思ったり。
日系の不動産会社さんであるビヨンドボーダーズさんだからこそ、そこは安心して待てているかもしれません。
ありがとうございます。購入者様に安心して頂けるように、1年半ほど前から購入者様のサポートをメインで行う新しい部署を作り、購入者様に対して工事遅延や現地の情報をご連絡するようにしております。
私もまだ56歳ですけど、将来的には相続税対策を考えた上で、海外物件の投資を真剣に考えたいと思っています。時間的にももうちょっとゆとりが出て来れば。
そうした時に、信頼できるパートナー企業があるということは、そして今の柴田さんのような担当者がいてくれたら、頼みやすいですね。どこかこのエリアで探せないのかとか気軽に質問できるしね。
例えば、カンボジアについても話が上がりましたが、現状だとカンボジアは検討しませんでしたが、将来的にはカンボジアも考えることがあると思います。
だから、お付き合いを続けていく中で色々な情報も貰えるじゃないですか・どこの国にだったらおすすめなのかとかね。
はい!購入して終わりではなく、今後ともよろしくお願い致します。