ベトナムで不動産を購入する際、

「現地の銀行で住宅ローンは組めるの?」

ということを気にしている方は多いでしょう。

ベトナムの不動産市場は、2015年に外国人に対する購入規制が解禁されてい以来、多くの外国人が注目しています。

しかし、外国人が不動産を所有するための法整備は発展途上のため、日本語で現地の情報を見つけることはかなり難しいでしょう。

そこで、今回はベトナムの不動産市場について、現地企業とのパートナーシップを持つSEKAI PROPERTYが、外国人が現地で住宅ローンを組めるかどうか調査しました。

ベトナムで不動産を購入する際にローンは組めるか?

結論から述べると、ベトナムの現地銀行で住宅ローンを組むことはかなり難しいと考えた方がよいです。

現状、外国人が現地銀行で住宅ローンを組んでいる例は非常に少なく、仮に住宅ローンが組めたとしても金利が10%を超えるため、レバレジを効かせた不動産投資を行うことは難しいでしょう。

ベトナムではHSBCやCitybanks、 AZN(オーストラリア・ニュージーランド銀行) などの外資系銀行が住宅ローンを提供していますが、ベトナム人にとって住宅ローンを組んで不動産を購入することはまだ一般的ではないのが現状です。

そして、銀行も外国人に対する融資を積極的に行っていないため、現地でローンを組むことはかなり厳しいと思った方がよいでしょう。

日本の金融機関で海外不動産ローンを提供している銀行

一方で日本の銀行の中にも一部、海外不動産の取得に対してローンが組める銀行があります。

ここでは、ベトナムで不動産を購入する際に、住宅ローンが組める可能性のある日本の銀行を紹介します。

ただし、ベトナムで新築不動産を物件が建つ前の「プレビルド」の状態で新築で購入する場合、「新築をプレビルド(建設前に購入する」というスキームで物件を購入する場合、住宅ローンが組めるのは「スルガ銀行」のみとなります。

スルガ銀行

日本国内では海外不動産投資に最も積極的な銀行です。

金利は7.5%と高いですが、審査の基準が比較的低く、年収規定もありません。

オリックス銀行


定期預金で有名なオリックス銀行です。スルガ銀行と比較すると金利は2.5%〜3.3%と低いものの、国内不動産を担保とすることや、「プレビルド物件」に対しては融資が下りないことなど、融資のハードルは低いとは言えません。

日本政策金融公庫


他の金融機関と比較すると金利は1%台と非常に低いことが特徴ですが、融資の条件が非常に厳しく、海外不動産投資に対する融資事例もかなり少ないようです。海外不動産ローンが組める銀行の詳細は、「海外不動産ローンが組める3つの銀行と、融資プランの詳細を徹底調査」でも解説しています。