カンボジアは長期的な発展を見込める市場であることから、多くの投資用不動産が販売されています。
しかし、URBAN VILLAGE Ⅱは、数あるカンボジア不動産の中でも他にはない特別な特徴を持っている物件です。
この記事では、URBAN VILLAGE Ⅱの特徴やデベロッパーなどについてご紹介します。
URBAN VILLAGE Ⅱの物件概要
URBAN VILLAGE Ⅱが持つ最大の特徴は、東南アジアでも最大級の都市開発プロジェクトである「ING City」に含まれていることです。URBAN VILLAGE Ⅱの物件概要について解説します。
基礎的な物件概要について
URBAN VILLAGE Ⅱの物件規模など基礎的な概要は以下の表の通りです。
項目 | 概要 |
総戸数 | 1,800戸 |
階高 | 地上60階建て |
住戸面積 | 38.0㎡~111.0㎡ |
完成予定 | 2023年6月予定 |
売主 | Goldframe Group, Urban Living Solutions |
所有形態 | 所有権 |
URBAN VILLAGE Ⅱは51階建て811戸の大規模プロジェクトです。物件の周辺には緑が広がっており、自然と現代的なライフスタイルの融合をコンセプトとして設計されています。
なお、URBAN VILLAGEの場所は以下の地図の通りです。日本大使館から少し南へ行った先の立地となっています。
URBAN VILLAGE Ⅱの物件価格について
URBAN VILLAGE Ⅱはプレビルドの物件なので、完成が近づくにつれて値上げされる可能性もあります。
プレビルドの物件とは工事中もしくは工事着工前に販売される物件のことであり、工事の進捗に合わせて各戸の価格が値上げされるのが一般的です。
なお、2021年8月27日時点では、URBAN VILLAGE Ⅱの物件価格は日本円で888万円~3,459万円となっています。
URBAN VILLAGE Ⅱは、プノンペンの中でも現在進行形で開発が進んでいるエリアに立地している物件です。
このため、例えば王宮の周辺など、一定以上開発が進んだエリアの物件と比較すると割安感があります。
タイプ別の間取りについて
URBAN VILLAGE Ⅱのタイプ別間取りについてご紹介します。
1Bed
1Bedは日本でいうところの1DKなどに該当する間取りです。
寝室は1部屋のみですが、ダブルベッドを置いてもまだスペースに余裕があるなど広々としています。住戸の面積も50.0㎡と、間取りを考慮すると広めです。
2Bed(50㎡)
2Bedの間取りは1Bedと同じく50㎡のプランです。しかし、シングルベッドを置ける広さの寝室が2つある点が、1Bedとは異なっています。
2Bed(70㎡)
こちらはダブルベッドを置ける寝室が2部屋ある2Bedのプランです。住戸の面積も70㎡と広くなっています。
2Bed(80㎡)
こちらは、2Bedタイプですが寝室の広さがそれぞれ異なっています。片方はシングルベッドを置く前提で、もう片方はダブルベッドを置く前提です。
また、他の2Bedタイプと比較してバルコニーが広くなっています。
URBAN VILLAGE Ⅱの特徴について
URBAN VILLAGE Ⅱの特徴は、単なるコンドミニアムの開発案件ではなく、市街地開発の一部として組み込まれているところにあります。
「街ごと作っていること」が最大の特徴
「VILLAGE」という名が示す通り、URBAN VILLAGEは開発区画内に住と職の機能を兼ね備えています。
URBAN VILLAGE Ⅱは上記の図でいうところの、左下にある4棟連なっているコンドミニアムです。
図右下のURBAN VILLAGE Ⅰ及びそれ以外の建物は2021年時点で既に完成しています。
なお、右上の区画にはファクトリーという名前がついており、こちらはオフィススペースとコミュニティスペースです。
ファクトリーには社員80名の日系IT企業も入居するなど、外資企業も入っています。
また、コミュニティスペースでは、カンボジア人と外国人とに関わらず交流を深めている様子が印象的です。飲食店のスペースも多くの人で賑わっています。
国際的な賞も受賞しているプロジェクト
URBAN VILLAGE は発展著しいカンボジアを象徴するプロジェクトであり、この取組は海外からも評価されています。
URBAN VILLAGE は「Property Awards In ASIA」という賞レースで「BEST CONDO DEVELOPMENT」という賞を受賞しました。
カンボジアの物件としては初の受賞であり、受賞式にはカンボジアのロイヤルファミリーも参加しています。国がこのプロジェクトにかける期待は非常に大きいものです。
デベロッパーについて
URBAN VILLAGEを建設しているデベロッパーについて、その概要を解説します。
香港発祥の巨大コングロマリット
URBAN VILLAGEを建設しているのは、GOLDFAME GROUPという香港発祥のコングロマリットです。
GOLDFAME GROUPは1992年に創業しており、2021年時点では、カンボジアの他にも中国やスペインなどで事業展開しています。
従業員総数は30,000人を超えており、直近の決算売上高は2,200億円です。
また、プノンペンでは最大の衣類製造工場を運営しており、ユニクロやZARAなど、日本でも有名な衣料品メーカーを主要取引先に持っています。
カンボジアでの総投資額は1兆1,000億円で、カンボジアでの開発に対する本気度が投資額に表れていると言えます。
なお、不動産開発以外にも金融業・繊維製造業・印刷業・林業など様々な業種で事業を展開しており、グループの基盤は盤石です。
URBAN VILLAGE Ⅱの周辺相場
つづいて、URBAN VILLAGE Ⅱの周辺物件価格や、家賃相場などについて解説します。
物件価格について周辺物件と比較
周辺の物件と比較すると、URBAN VILLAGE Ⅱは割安な物件です。プノンペンの中でも都心一等地に立地する物件について、㎡単価を比較すると以下の表のようになります。
物件名 | ㎡単価 |
URBAN VILLAGE Ⅱ | $3,500 |
Royal One | $4,400 |
Flat Airon | $4,000 |
The Peak | $4,200 |
Embassy Central | $4,000 |
※バルコニー等を含んだ面積を利用して算出しています。
URBAN VILLAGEの方が安いことについて、立地の違いなどを気にする方もいるかもしれません。
実際に、比較している物件はいずれもURBAN VILLAGEよりも王宮などに近い場所にあります。しかしながら、これらの物件とURBAN VILLAGEとは、車で10分程度の距離しか離れていません。
立地とプロジェクト全体の開発規模などを考えれば、URBAN VILLAGEは安い物件と言えます。
周辺の家賃相場について
物件の建設地から北にある日本大使館周辺では、賃貸アパートの家賃がどの程度なのか、表にまとめてみます。なお、日本大使館の場所は以下の地図の通りです。
物件 | 面積 | 月額家賃 |
物件A | 51㎡~80㎡ | $900~$1,200 |
物件B | 45㎡~50㎡ | $900~$1,100 |
物件C | 55㎡~69㎡ | $1,320~$1,700 |
物件D | 58㎡~74㎡ | $1,000~$1,320 |
※2021年9月に独自の調査により作成
家賃は立地・築年数・物件のデベロッパーなどによって変わるものの、50㎡前後の広さであれば、概ね$1,000前後の家賃を設定できそうなことがわかります。
ただし、こちらはURBAN VILLAGE Ⅱを賃貸に出した場合の募集家賃を保証するものではありません。
URBAN VILLAGE Ⅱに投資するメリットは?
他の物件と比較して、URBAN VILLAGE Ⅱに投資するメリットにはどのようなものがあるのか、物件特有のメリットについて解説します。
竣工リスクに対する保証がある
既に解説した通り、URBAN VILLAGE Ⅱはプレビルドのコンドミニアムです。
海外不動産投資でプレビルドのコンドミニアムに投資するときは、竣工リスクに注意する必要があります。
竣工リスクとは、デベロッパーやプロジェクトの資金繰りが悪化した結果として、物件の建設工事が中断されてしまい、引渡しを受けられないリスクのことです。
万一工事が中断されてしまった場合は、手付金など支払い済みの資金は返金されません。
しかし、URBAN VILLAGE Ⅱでは、予定日から起算して1日引渡しが遅れるごとに$10の保証金が設定されています。
また、万一建設工事が12ヶ月連続で中断された場合は、支払済みの資金が全額返金されます。
このような保証がついているプロジェクトは、東南アジア全体で見てもそれほど多くはありません。
なお、この保証があるために、URBAN VILLAGE Ⅱでは現地カンボジア人の購入者も多くなっています。
将来的には現地のカンボジア人への売却も見込める
URBAN VILLAGE全体で見ると、購入者のうち60%以上がカンボジア人となっている点は特徴的です。
日本人が海外不動産投資で購入できる物件は、海外現地の住民から見ると高級物件も多く、現地の購入者は少ないケースも往々にして見受けられます。
このため、物件の売却も日本人を始めとした海外投資家に限定されがちで、出口戦略に不安が残るものです。
しかし、URBAN VILLAGEは現地のカンボジア人からも人気を集めているため、最終的な売却先としてカンボジア人も候補に入ると言えます。
出口戦略の選択肢を持てる点は、海外不動産投資においては大きなメリットです。
カンボジア不動産投資のメリット
つづいて、視野をカンボジア全体まで広げ、カンボジア不動産に投資するメリットについて解説します。
人口増加によるキャピタルゲインの期待が大きい
カンボジアは東南アジアの周辺諸国と比較しても、継続的な人口増加率が高い国です。
首都のプノンペンでは、2020年時点で人口が230万人に達していますが、今後さらなる増加が続くと予測されています。
なお、日本の都市と比較すると、2020年時点における大阪市の人口は270万人です。プノンペンでは、すでに日本の主要都市と遜色がない程度まで人口が増加しています。
また、カンボジア政府の発表によると、プノンペンの人口は2035年に600万人へ到達すると予測されています。
人口増加は住宅需要の拡大を促すため、プノンペンでは今後物価や不動産価格が長期的に値上がりする期待も大きいものです。
長期的なキャピタルゲインの期待を持てる点が、カンボジア不動産に投資するメリットと言えます。
米ドルによる資産運用が可能
カンボジアでは、独自の通貨であるリエルと米ドルが両方とも流通しています。米ドルさえあれば、街中での買い物などには困らないほどです。
このため、カンボジア不動産投資では家賃収入を米ドル建てで得られます。現地で米ドル建ての口座を開設できるほか、定期預金での運用も可能です。
また、日本と比較すると定期預金の金利も非常に高いため、米ドルの家賃収入を2次運用でさらに増やすこともできます。
まとめ
URBAN VILLAGEは他の多くの海外コンドミニアムと違って、街ごと建設するプロジェクトの一部である点が特徴的です。
また、第一期のコンドミニアムとオフィス棟などが問題なく運用できている点から、物件購入後の運用について安心感を持てます。
そのほか、デベロッパーによる引渡し遅延の保証もついているため、海外不動産投資におけるリスクを1つ軽減可能です。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ1度資料請求等の要望についてご連絡ください。