※2019年9月のThe Centralプロジェクトの写真

前回までの記事では、ミャンマー市場の魅力を伝えるため、「ミャンマー(ヤンゴン)とは?」や「ミャンマー(ヤンゴン)の町並みは?」という点にフォーカスを当てて紹介させて頂きました。

本記事では、ミャンマーの不動産市場について、概略を紹介させて頂きます。

また、ヤンゴンの中でも、抜群の立地を誇るプロジェクトを紹介しますので、より具体的なイメージが湧くかと思います。

1. ミャンマー(ヤンゴン)の不動産投資事情

まずは、ミャンマーの不動産事情について、箇条書きで共有させて頂きます。

◾︎ミャンマー不動産投資事情

・2016年に、コンドミニアム法が成立。2018年に施行細則発令
・建坪0.5エーカー(約2,000平米)以上、6階建て以上の物件において、40%が外国人保有可能割合条件
・ネット上の文献では、約30案件に許認可が降り、販売可能になったと記載あり。まだどこにも許認可が降りていないと謳う記事が様々あるが、現地財閥系企業(Yoma Group)の、不動産部門Sales&marketing MGの話によると、以下の通り『外国人販売について許認可については、下記2つの通り、①外国人販売向け物件の開発許可 ②外国人販売向け物件の販売許可』。 現状、①は多くの案件が受けているが、②は未だどこも取れていない。年内には取れるだろうということ
・2012年ほどからミャンマーにおいては不動産バブルが発生、現在はピーク時の40%程まで下落。2020年に総選挙があり、そこでアウンサンスーチー氏が再度当選すれば、不動産価格は上昇するだろうと言われている

※上記は、2019年11月28日時点の情報です。当記事閲覧時に情報に変化がある可能性がありますので、予めご了承ください。

2. ミャンマーの立地状況について

2-1 ミャンマー(ヤンゴン市)のエリアの概要について

ヤンゴン市は、 794.3km2 (参考: 東京都2,188km2)の、もみじの形をした都市です。は空港からチャウタダ郡区(都心部)まで縦約20km程あります。日本でいうところの、銀座(東京)のような中心地は存在せず、日本人が住むエリア、というようなエリアも未だなく散在しています。

ヤンゴンには、2つのメインロードがあります。(※写真1より)1つ目は、Pray Road(ピーロードと、もう一つは、Kabar Aye(カバエーロード)です。2つのロードの間にある湖ががインヤー湖です。インヤー湖周辺は、現地の富裕層や、海外のエグゼクティブクラスを含めた、ビジネスマンが滞在するエリアとなっています。

※写真1:ヤンゴンの立地状況を表した図

3. 抜群の立地を誇るThe Central Condominiumを見学

※この情報は、2019年9月16日に、現地のディベロッパーから得た情報を元に共有しています。
今回、具体的に開発中のプロジェクトの中でも、特に紹介させて頂きたいのが、The Central Condominiumです。

物件概要は、下記の通りです。

◾︎視察物件
・The central(https://www.thecentral.com.mm/contact.html
・場所: ヤンキン区 / カバエ通り沿い / インヤー湖東
・デベロッパー: 香港系デベロッパー
・特徴: 計7棟コンドミニアム+スモールショッピングモール併設。プレビルド。2021年完成予定
・価格: 平米単価3,000USD~

3-1 インヤー湖とKabar Aye(カバエーロード)の間にある抜群の立地について

前章の(※写真1)にある通り、メインの2つの通りの、Pray Road(ピーロードと、もう一つは、Kabar Aye(カバエーロード)の間にある湖である、インヤー湖があります。本物件は、Kabar Aye(カバエーロード)のど真ん中に位置する物件です。まさに、The Central Condominiumの名前にふさわしい、抜群の立地といえます。

3-2 複数資本が入っている香港ディベロッパーが運営元

一ディベロッパーは、Marga Group(http://margaglobal.com/)というシンジケートです。
設立6年程の企業で、本件が初のミャンマーでのプロジェクトとなります。
当会社は、香港資本の会社のようで、このPJは4つの国に資本(韓国、ASU、UK、香港)が入っているとの事です。

3-3 綺麗なレイクビューやショッピングモールも併設予定の物件周辺情報

The Centralプロジェクトが建設されるエリアは、高級エリアとされているインヤー湖周辺だけあって、周囲の施設も充実しています。「※写真2」は、仮設ルームのテラスからの、インヤー湖の景色になります。また、「※写真3」でも、インヤー湖沿いの様子を撮影しています。ご覧の通り、湖の近くでは、ゆったりとした時間が流れ、優雅な時間を過ごす事ができます。このエリアの周辺には、みずほ銀行もあります。(※写真4)こういったところからも治安の良さがさ過ごしやすさが想像できるかと思います。

The Centralプロジェクトでは、ショッピングモールも開発される予定になっているので、複合施設型のプロジェクトとなります。「※写真5」の通り、ショッピングモールの直結の構造でコンドミニアムが建設される予定となります。

※写真2:2階テラスからの長め、レイクビューが美しい

※写真3:車が走っている。ダウンタウンと比較しても、道路もゆったりしており、落ち着いている

※写真4:みずほ銀行も近くある

※写真5:建設中の物件の様子。ショッピングモールも併設中

4. まとめ

ミャンマーの不動産投資の法律は、2016年に、コンドミニアム法が成立されて以降、徐々にクリアになって来ています。一般的に、経済が発展途上の国では、不動産投資をするなら、都心ど真ん中が良いとされている考え方が多いですが、同じようなことが当てはまるかも知れないです。ヤンゴンでは、「ここが、都心ど真ん中!」と、明確に定義できる場所が少ないように思いますが、そんな中でも、Pray Road(ピーロード)と、Kabar Aye(カバエーロード)というメインストリートの間に挟まれた、海外のエグゼクティブの利用する、インヤー湖周辺のThe Centralプロジェクトは、その他プロジェクトに対して、比較的安心できるプロジェクトといえるかも知れないです。