住み慣れた今の家、あるいは引っ越して、日本の田舎暮らしももちろん魅力的です。ですが、ここでご提案です。 海外はどうでしょう?海外への移住も、夢ではありません。リーズナブルに、落ち着いたスローライフを送ることのできる国は世界にたくさんあります。今回ご紹介するのは、International Livingという旅行会社がまとめた、「2020年版 リタイア後の移住国人気ランキング」 です。

ここでは、老後に移住したい国のランキングTOP10を発表し、人気の理由を紹介していきます。

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老後の海外移住におすすめの国10位:ベトナム

ベトナムには、近代的で進歩的な都市、古代の史跡、混雑していないビーチ、険しい山々、そして世界で最もフレンドリーで最も親しみやすい人々がいます。それは急速に発展しており、アジアで最も強い経済の一つです。これにより、高品質の医療、良好な道路、近代的な利便性が、30年未満前に世界で最も貧困な国の1つであった場所にもたらされています。

ベトナムの大きな魅力の一つは、安い生活費です。ホーチミンとハノイでさえ2人暮らしの世帯の生活費は、月額1,500ドル(約16万6000円)未満ですむ可能性もあります。また、ベトナムでは英語が広く話されております。さらに現地の人は非常にフレンドリーで親切なので容易にコミュニケーションを取ることができます。

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老後の海外移住におすすめの国9位:フランス

フランスは旅行目的だけでなく移住目的でも注目を集めています。フランスでは、どこでも2人世帯の生活費が2,083ドル(約23万円)から2,483ドル(約27万4000円)程度で生活することができます。

フランスに住むことの大きなメリットは、優れた医療システムです。医者にかかる時は標準的に28ドル(6400円)程度、家への訪問は56ドル(12800円)程度です。また、フランスでは日本同様国民皆保険制度があり、医療保険適用後は70%が払い戻されます。

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老後の海外移住におすすめの国8位:スペイン

8位にランクインしたのは情熱の国、スペイン。ヨーロッパ屈指のリゾートアイランド「イビザ島」のほか、“地中海の宝石”とも称される「マヨルカ島」もあり、観光先としても人気です。また、1年を通して過ごしやすい気候も魅力のひとつ。地中海と大西洋に面していることから、パエリアやアヒージョのような魚介類を使った料理も豊富で、美食家にもオススメです。

定年後に移住する場合、リタイアメントビザが必要ですが、取得条件は公開されていません。都度、大使館などへ問い合わせる必要があります。物価については、他のヨーロッパ諸国に比べると安く、生活コストを下げることができます。公用語はスペイン語。マドリードやバルセロナなどの都市部であれば、英語を話せる人も多く、コミュニケーションは比較的容易です。

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老後の海外移住におすすめの国7位:マレーシア

日本人の移住先として高い人気を誇るマレーシア。とりわけ、多彩な魅力の凝縮したリゾートアイランド「ペナン島」は、世界中の旅行者から注目されています。イギリス統治時代のコロニアルな建物や美食家の集う屋台街、のどかなビーチや手つかずの自然が、穏やかな老後の生活を約束してくれるでしょう。

生活のしやすさという観点では、物価の安さが挙げられます。ペナン島などでは月1990ドル(約21.7万円)程度で生活ができます。部屋は月442ドル(約4万8000円)以下で借りられるため、余裕をもった生活が送れそうです。マレーシアには、マイ・セカンドホーム・プログラム(MM2H)というビザがあり、最長10年まで滞在が可能。公用語はマレー語ですが、多民族国家なので、各民族間で会話をする際は英語を使います。ですから、比較的コミュニケーションが取りやすい国だと言えます。

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老後の海外移住におすすめの国6位:エクアドル

エクアドルの魅力は、温暖な海辺やアンデスの高地、大都市や小さな街など、移住先として多彩な選択肢がある点です。インディオやインカ、スペインが交じり合って、独特の文化を形成している国で、歴史的建造物や遺跡もたくさんあります。自然で特筆すべきは、ダーウィン博士も愛したガラパゴス諸島。世界遺産にも登録されています。

また、物価が安く、海辺のビーチハウスは、144,000ドル(約1570万円)程度で入手可能。リタイアメントビザは、毎月800ドル(約8万7000円)以上の年金受給者が主な対象です。それとは別で、5年分の年金相当額をエクアドルの銀行に預ける必要があります。公用語はスペイン語。

老後の海外移住におすすめの国5位:コロンビア

コロンビアは世界で2番目で生物多様性に富む国です。ビーチに住みたい方は、サンタマルタやカルテヘナの美しいカリブ海沿岸都市がおすすめです。より温暖な気候を好む人には、山岳都市のメデジン、または緑豊かな緑の山の風景に囲まれたペレイラ、アルメニア、マニサレスの「コーヒートライアングル」と呼ばれるエリアがおすすめです。コロンビアは以外にも質の高い医療を備えています。世界保健機関(WHO)は、コロンビアの医療体制を世界で22位に評価しました。これは、カナダの30位や米国の37位よりも優れています。

老後の海外移住におすすめの国4位:メキシコ

4位には、前回から1つ順位を落としたメキシコが登場。海辺の豪華な庭付きの家に住み、波の音を聞きながら、優雅な毎日を過ごす――そんな夢のような生活を実現できるのがメキシコです。日本でも人気のあるタコスがメキシコの伝統料理。タコス以外にも多彩な食べ物があります。


住みやすさの観点では、エリアによるものの生活費は非常に安く、月1600~3300ドル(約17.5~36万円)程度あれば、夫婦2人で満足のいく生活ができます。シニア世代に優しい国で、60歳以上ならさまざまなサービスを格安で受けられる点も魅力のひとつ。リタイアメントビザは、年齢に関係なく、月1000ドル(約11万円)以上の年金や金利収入があれば取得可能です。国が定める公用語はありませんが、大半がスペイン語を話します。

老後の海外移住におすすめの国3位:コスタリカ

日本ではあまり馴染みのない中米コスタリカ。エコツーリズムの発祥の地でもあるコスタリカの魅力は、何といっても豊かな自然です。「生命の楽園」と呼ばれる熱帯雨林の中には、地球上の生物種の5%近くが生息すると言われています。カリブ海と太平洋に面していることから、風光明媚な海辺の景色を楽しめる点も魅力のひとつです。


コスタリカは、1949年に常備軍を廃止して以降、教育やヘルスケアに予算を充ててきました。そのため、教育・医療のレベルは周辺国と比べて高いです。治安はよく、金融システムも安定しています。LGBTIの権利が守られている国として高い評価を獲得。移住者のコミュニティ活動もさかんで、この点からも生活しやすい国だと言えます。リタイアメントビザは、月1000ドル(約11万円)以上の年金、あるいは一定水準以上の金利収入があれば取得可能。公用語はスペイン語です。

老後の海外移住におすすめの国2位:パナマ

2位に輝いたのは、コスタリカに隣接するパナマ。パナマ運河でのクルージングやジャングルツアー、海辺のビーチリゾートなどが充実しているため、観光先としても人気です。モダンな街並み、常夏の気候、のんびりとして温かい人たち。首都のパナマシティには、世界各国から多様な人種が集まっているため、国際色の豊かさも特徴のひとつです。

通貨にはアメリカドルが使用されており、税率も高くありません。平均的な家賃は月1400ドル(約15.2万円)以下。郊外ならさらに安くなります。リタイアメントビザは、月1000ドル(約11万円)以上の年金があれば取得可能。公用語はスペイン語ですが、アメリカとのつながりが深い国なので、英語が使えるシーンも多いそうです。

老後の海外移住におすすめの国1位:ポルトガル

前回7位から大きく順位をあげたポルトガルがトップに輝いています。温暖な気候に加え、色彩豊かな街並みが人気を呼び、日本からの観光客も多数訪れる国です。そんなポルトガルの特徴は、外国人を歓迎する雰囲気があること。旅行者や外国人に対して、非常にオープンな国です。

移住先としてオススメする理由は、物価の安さ。ヨーロッパの中ではブルガリアに次いで2番目に生活費が安い国とされています。基本的には月2500ドル(約30万円)以下で、夫婦2人が十分な生活を送ることが可能。また、リタイアメントビザ取得のための年齢要件や金額に規程はなく、むしろ「なぜ住みたいか」といった意志が重視されます。公用語はポルトガル語ですが、英語を話せる人も多いとのこと。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。外国への移住の魅力、10ヶ国の人気の理由を理解していただけたでしょうか。 ぜひ、素敵な老後を過ごすために、一度旅行に訪れてみてください。

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