Realestate.co.nzの新しいデータ※1は、過去10年でニュージーランドの不動産価値が大幅に上昇し、倍増した地域もあったことを明らかにしています。オークランドなどの特定のエリアに限らず、ほぼすべての地域での上昇でした。

2011年のカウェラウの住宅平均提示価格は151,369NZドル(約950万円※2)でしたが、2020年末までに、2倍以上の351,413NZドル(約2,550万円)になりました。他の地域でも好調で、セントラルホークスベイは262,321NZドル(約1,650万円※2)から 545,967NZドル(約4,000万円)、ハミルトンは378,470NZ(約2,400万円※2)ドルから763,446NZドル(約5,600万円)への上昇でした。著しく価格が上昇したその他の地域は、ワイタケレ(99%増)、セントラルオタゴ(96%増)、サウスワイカト(87%増)、ネイピア(85%増)、オトロハンガ(84%増)、オークランド(84%増)、クイーンズタウン(83%増)、タウランガ(77%増)などがありました。

近頃、ニュージーランドの住宅価格は、記録的な低金利と投資不動産の需要の急増により、すべての地域で過去最高を記録しました。昨年12月の価格は、前年同月比で11.1%上昇し、現在も高騰を続けています。また、同期間に需要が15%増加したことに対し、供給は9%減少しました。アーダーン首相は、新規購入者が不動産市場に参入できないことについて懸念を表明し、不動産の建設を増やす方法を模索しながら、需要を抑えるために税制の変更を検討しています。ニュージーランドは新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、経済は順調な回復を見せています。

※1 https://www.realestate.co.nz/blog/news/does-your-property-really-double-value-every-10-years

※2 2011年当時のレートである1ドル約63円で計算

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