ギリシャのグリファダは、首都アテネから15kmほど南に位置する海沿いの街である。そのグリファダが今、投資機会が豊富と言われるテッサロニキ(アテネに次ぐギリシャ2番目の都市)をしのぐ注目を集めているという。
またその他にも、サントリーニ島、ロードス島、アテネ中心部のコロナキ/リカヴィトス、パロス島、ミコノス島、カヴァラなど、海外バイヤーから注目されている都市は多い。
ギリシャでは、2013年より、最低25万ユーロ(約3,040万円)以上の不動産を購入すれば更新可能な5年間有効のビザを取得できる「ゴールデンビザ」制度が導入されており、ビザ取得を希望するバイヤーが不動産市場を動かしていると言える。
こうしたバイヤーの多くは、アテネ南部の郊外の物件を求める傾向にあるが、休暇用の物件を求める人々には、サントリーニ島やパロス島など、キクラデス諸島の物件が人気だという。一方アテネ中心部では、局地的に不動産価格の高騰が見られ、需要は低下傾向にある。
国別にはアメリカ、ドイツ、イギリス、ドイツ、中国のバイヤーからの人気が多く、またフランス、オーストラリア、スウェーデン、ブルガリア、カナダのバイヤーも目立つという。中でもアメリカ人バイヤーは活発に投資を行っており、サントリーニ島、グリファダ、ミコノス島の物件が人気だという。ドイツ人バイヤーには、テッサロニキ中心部のマケドニアの人気が高く、対照的にイギリス人バイヤーには、ロードス島、グリファダ、コロナキが人気だとなっている。
【参照】Property buyers choose Glyfada
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