世界の名門不動産企業TOPインタビュー Vol. 6
アルパイン社 代表取締役 Mr. Alan Koh(アラン氏)
マレーシアの上場企業の合弁企業である、アルパイン(Alpine Return Sdn)のアラン・コー(Alan Koh)氏とのインタビューを行いました。スターディベロップメント(Star Development)を立ち上げた経験と会社の今後について迫りました。
経歴
アラン氏は、2013年2月13日にアルパイン(Alpine Return)に参画し、最高執行責任者(COO)を務めた。ハワイ大学(University of Hawaii)マーケティング学士号、ハワイパシフィック大学(Hawaii Pacific University)MBA財務専攻卒業。アラン氏は、ハワイで日本の投資家にマーケティング活動を開始し、アジア地域で数多くの大型不動産会社とともに商業・住宅投資、資産管理、不動産ファンド、開発の分野に取り組んでいる。また、彼はアジアとアメリカで27年以上の不動産経験を持っている。アジア最大の上場不動産会社の1つである、キャピタルランドシンガポール(Capitaland Singapore)では、シニアバイスプレジデントとして、商業オフィス、小売、産業、病院、高級住宅の資産管理、投資、売却、開発を担当した。マレーシアでは、最大規模の上場不動産会社SPセティア(SP Setia)に投資および開発責任者として、60億リンギット(15億米ドル)の統合開発を担当した。
会社詳細
アルパイン社は、2007年3月29日に正式に設立されたボルトン(Bolton Berhad、現シンフォニー・ライフ)社とユナイテッド・マラヤン・ランド(United Malayan Land Bhd 、UMランド)社の子会社として運営されている。 マレーシアで最も評価の高い不動産開発者の2社で、両社は、セントラルビジネス地区の主要エリアに4.12エーカーの土地を所有し、開発に取り組んでいる。
アルパイン社は主にシンガポール、中国、韓国、台湾、香港などの外国人投資家に対してスター・デベロップメント(Star Development)を売り込んでいる。 アルパイン社は、クアラルンプールシティセンター(KLCC)のスター・デベロップメントの建設においてサムスン(Samsung C&T)と提携しています。
なぜ不動産業界に勤めようと思ったのですか?
私はハワイで仕事を始めました。これは、日本の投資家向けのセールス&リースエージェントマーケティングです。 不動産業に携わり始めた頃から、私は顧客にサービスを提供し、日常的に建物や不動産管理に関わることに興味がありました。 私がアジアに戻ったとき、活気のある不動産市場に加わる機会がさらに増え、住宅や商業用不動産の様々な分野で多くの経験を積んできました。
どのようにプロジェクトを進めましたか?
アルパイン社は、マレーシアでも有数な大手総合開発企業のシンフォニーライフ社とUMランド社が共同で設立した企業です。スターレジデンスはこの二つの会社にとって特別なプロジェクトであり、建設前に入念な事前調査を行いました。私はこの事前調査はとても重要であると考えている。他人に任せるより、これは必ず自分でこれを行うこととしています。
2017年度のアルパイン社の目標は何ですか?
今年の7月から、私たちはタワー3というブランド・マンションの開発を発足させます。私はその利益はきっとすばらしいものとなると信じています。なぜなら、第一弾のタワー1は完売で、第二弾のタワー2はすでに85%売れています。それらの実績は私達がマレーシア不動産開発の先駆者として自覚させてくれます。同時にその華やかなデザインとW-hotel DNAはたくさんの若い投資家たちを引きつけることになるだろう。私達が信じているのは、ASCOTTインターナショナル・ブランドと一緒に4万の部屋は投資にたくさんの付加価値を可能とする。
アルパイン社で最大のプロジェクトは何ですか?
現時点ではスターディベロップメントというプロジェクトが1つしかありません。 それは素晴らしいプロジェクトで、私はとても満足しています。 このプロジェクトは、ブランド化と投資家への価値付与という点だけでなく、2社が高級不動産部門に進出する上で、非常に特別なプロジェクトであると捉えています。
現地か海外のお客様、どちらに目を向けていますか?
私たちはスターレジデンス(Star Residences)を初めて販売した時、ローカル約50%、外国人約50%のお客様がいたため、ローカルも海外の顧客も両方に焦点を当てています。 しかし、マレーシアはシンガポール、香港、韓国、中国などの他の地域諸国と比較して最も手頃な価格で買える国の一つであるため、海外の投資家比率は60%までに上昇しました。
日本の投資家の方へのメッセージはありますか?
ニッチ市場を見ると、マレーシアは市場価格が依然として東南アジアで最も安いため、投資するのに最適な国の一つです。 現在の通貨は安く、投資に有利です。高速鉄道(Fast Speed Train)を使うとシンガポールから90分で到着しますし、新型MRTを導入されれば、価格はさらに上昇する可能性があります。 クアラルンプールでは土地も不足しています。 建設コストの増加とともに、これは海外の投資家にとって適切な時期と機会であると私は信じています。
<<アルパイン社の掲載中のプロジェクト>>
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