2015年に外国人もベトナムの不動産を取得できるようになってから早5年。その後、東南アジアでの海外不動産投資において、年々ベトナムが注目を集めるようになってきました。そこで今回は、海外不動産投資先として、これからもベトナムが魅力的である理由をご紹介していきます。

1 物件価格が東南アジアの中でも安い

ベトナムのホーチミンの高級物件と東京の物件を比べてみると、ホーチミンの物件は東京の1/10くらいの価格で購入することができます。また、マレーシアなどと比べても、物件価格は半分程度になります。そのため、手ごろな価格でベトナムの不動産を手に入れることができます

2 インカムゲインもキャピタルゲインも狙える

ベトナムの人口は2019年4月時点で9620万人となり、この10年間で人口が約1000万人増加したことになります。ベトナムの人口は世界で15位、ASEANで3位となっていますが、これからもその人口は増加していきます。そのため、不動産に対する需要も増加が予想されます。それに伴って、家賃収入によるインカムゲインも不動産価格の値上がりによるキャピタルゲインも狙うことができるのです。※ベトナム全国での国勢調査より

3 不動産価格は上昇傾向にある

先ほど、ベトナムの不動産はキャピタルゲインが見込めるとお伝えしましたが、ここでは本当に不動産価格が上昇しているのかを説明していきます。ベトナムの不動産価格の推移を見ると、ベトナムの不動産価格は2009年頃に不動産価格が最も高くなりました。その後、約5年にわたって価格は下落しています。しかし、2016年頃から再度価格が上昇し始めています。国の情勢としても最貧国から中所得国へと変化しており、今後も経済成長を続けていくことが予想できるため、海外不動産投資先として今後も期待できるでしょう。

ベトナムの住宅価格指数
2009年の不動産価格を100とした場合の住宅価格指数

出典:Savills Vietnam

4 さらなる経済成長が期待できる国

ベトナムでは2018年の実質GDP成長率が7.1%となり、過去10年間で一番高い成長率となりました。ちなみに、その年の日本の実質GDP成長率は0.6%となっていますので、数字としては約12倍となります。過去5年のベトナムの実質GDP成長率を平均しても6%以上となりますので、高い成長を続けています。また、ベトナム政府が昨年の11月に公表した“2020年社会・経済発展計画”では、GDP成長目標を6.8%にしており2019年と同程度の目標を設定しています。

5 アメリカvs中国の貿易戦争の影響で成長が加速

今年の1月にアメリカと中国は「第1段階」の合意文書に署名し、中国が今後2年間でアメリカから約22兆円相当の輸入を増やすことが決定。アメリカvs中国の貿易戦争に一旦の終止符が打たれました。そして、この貿易戦争の影響によって、ベトナム経済がさらなる成長が見込まれています。その背景には、世界でビジネスを展開する企業の中国からの生産移管が関係しています。

企業の生産移管先にベトナムが選ばれているため、ベトナム国内の雇用が増加傾向にあります。このため、今後さらにベトナムの経済が活性化していくでしょう。

6 労働者の賃金増加で住み替えも活発に

労働者の賃金が安いとされてきたベトナムですが、経済の活性化によって人件費が高騰。2012年から2018年までに、最低賃金が約2倍に上昇したといわれています。ベトナムの現地企業にとっては、人件費高騰がマイナスに働く可能性もあります。しかし、賃金が増えたことによって、ベトナムに住む人々の住み替えも活性化していくでしょう。その動きが、不動産価格の上昇にも繋がっていきます。

7 ベトナムでの海外不動産投資のデメリット

ベトナムを含めた海外不動産投資には、良いことばかりではありません。基本的な情報ではありますが、ベトナムでの海外不動産投資におけるデメリットもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【現地の不動産情報が集めにくい】
インターネットによって、海外の物件情報を集めることができます。しかし、正確な情報を得るには、現地の情報に詳しい不動産会社や不動産エージェントへのコンタクトが必要となります。

 【信頼できる不動産会社や不動産エージェントが見つけにくい】
現地の情報と併せて心配なのが、信頼できる不動産会社や不動産エージェントを見つけられるかということです。英語などが苦手な方は、日本語で意思疎通ができるかも重要になるでしょう。

 【ローン金利が高い】
海外不動産投資の場合、ローン金利が国内不動産よりも高くなります。フルローンを組むことはできず、不動産価格の50~60%程度の融資となる場合が多くなります。また、ベトナムの現地銀行で住宅ローンを組むのは難しく、もし住宅ローンが組めたとしてもその金利は10%以上になることが予想されます。

 【為替変動・カントリーリスク】
通貨価値の変動により、自己資産の価値が下がる可能性があります。また、経済発展が著しいベトナムとはいえ、政情変化や災害など不測の事態によって不動産価格が下落するリスクもあります。

8 まとめ

人口増加と高いGDP成長率によって、ベトナムの不動産価格は今後も上昇していくでしょう。そのため、東南アジアの海外不動産投資に注力してきたい方にとって、ベトナムは無視できない国となります。しかし、ローン金利や不動産情報の収集、為替変動・カントリーリスクといった、海外不動産投資を行う際に留意しておくべきポイントがありますので、忘れずに押さえておきましょう。ベトナムの物件情報収集のために、海外不動産投資のセミナーなどを積極的に活用するのもひとつの方法となります。

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