リーマンショックの発祥地になった、アメリカの不動産市場の現状はどうなっているんだろう?
アメリカで不動産投資を検討する際に浮かんでくる、そんな疑問に回答するため、世界14か国やアメリカ国内20のエリアを比較しながら、アメリカの不動産価格の推移や、アメリカ不動産市場の事情を解説していきます。
14か国と徹底比較!アメリカの平均所得に対する不動産価格が占める割合
下の表は、世界の主要国計14か国の不動産価格が、それぞれの国の平均所得の何倍かを比較したものです。
この表を見ると、アメリカは、他の13か国と比較して、対所得比不動産価格が最も安いことがわかります。
すなわち、アメリカの不動産価格は、所得に対して高いわけではなく、むしろ割安だと言うことができ、多国と比較すると比較的購入しやすいことがわかります。
今後の市場の動向は?アメリカ不動産価格の推移
下の表は、アメリカの住宅価格評価の変化率を表したものです。
この表を見ると、2008年に発生したリーマンショックを受けて、同年以降の一軒家の不動産価格が大きく下落していることがわかります。
しかし、近年は価格がV字回復し、リーマンショック以前の価格に回復しつつあることがわかります。
アメリカの各都市の不動産価格の推移
下のグラフは、アメリカ各都市の不動産価格の変化率を示したものです。前述した通り、アメリカ全土で見ても不動産価格は、リーマンショックから回復傾向にありますが、各都市ごとにミクロな視点で見ても、不動産価格が上昇していることがよくわかります。
特に、シアトルの不動産価格は12%も上昇し、その他の都市も前年比から5%前後上昇していることが読み取れます。
購入するほうがお得!?アメリカ不動産の事情
下の表は、アメリカ各都市の賃貸価格と比較した際に、それぞれの不動産購入価格が何倍かを示したものです。
下の表を見ると、最も比率が小さいデトロイトにおいては、賃貸価格の5倍強の価格で不動産を購入することができるということがわかります。
つまり、5年以上住むならば購入した方がお得だということになります。
一方、最も比率が大きいサンフランシスコにおいては、賃貸価格の45倍強の価格で不動産を購入することになるため、50年近く住まない限り、賃貸の方がお得だということになります。
まとめ
アメリカの不動産市場は、リーマンショックから既に回復してきているものの、まだまだ不動産を購入しやすい状況です。
近年は、不動産価格が再び上昇し始めていますが、賃貸料と比較すると現在のところは購入する方がお得だと言えます。
他国と比較しても、不動産価格が比較的割安になっていることも、アメリカで不動産の購入をする人検討の後押しとなるのではないでしょうか。
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