タイ政府は、2021年10月1日から首都バンコクとその他4つの州で、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した旅行者の受け入れを開始すると発表しました。
タイでは「サンドボックス方式」と呼ばれる入国者管理を行なっており、旅行者は到着後7日間、到着した地域内から出ることはできません。一方でタイ政府が設定するワクチン接種の規定を満たせば、通常の14日間の自己隔離はなく地域内で外出することができます。
コロナ禍前までは観光業がタイの国民所得の5分の1を占めていたため、観光者の減少が経済に深刻な影響を与えています。今回の規制緩和に伴い経済の回復が期待される一方で、感染拡大が完全に収まっていない中の規制緩和が今後どのように感染者数に影響を及ぼすかが懸念されています。