海外居住者のためのSNS「InterNations」は6年前より「外国人居住者にとって住みやすい」「働きやすい都市」についての調査をまとめている。2019年の調査によると、シンガポールは64ヵ国中6位にランクインし、6年連続でトップ10入りを果たした。

調査は64ヵ国に居住する2万人の外国人を対象に行われ、生活の質や地域へのなじみやすさ、仕事、生活費など様々な項目における満足度がまとめられている。

今年の調査では、シンガポールに住む外国人は、生活の質についてはかなり満足しているという結果が得られた。特に自宅におけるインターネット環境については、95%の回答者が満足と回答している(他国:75%)。

また交通の便の良さについては98%(他国:82%)、旅行の機会については96%(他国:82%)が満足しているという。治安については驚くことに100%が安全と回答しており(他国:81%)、個人の安全に関しては世界トップクラスであると言えるだろう。

地域へのなじみやすさについては82%が満足(他国:59%)、シンガポールでは英語や中国語が公用語になっていることもあり、他国と比べて言語のハードルも低く78%が「現地の言語を使用せずに生活可能」と答えている(他国:45%)。

しかしすべての項目で高評価を獲得したわけではない。シンガポールは生活費が高いとされ、医療費や教育費、一般生活費などの項目ではすべて下位に入っている。

今年の調査でトップ3に入ったのは、台湾、ベトナム、ポルトガルであり、地域へのなじみやすさと個人資金の項目で高い評価を獲得している。台湾とポルトガルは生活の質について、ベトナムは仕事面についても評価も高い。一方評価が低かったのは、クウェート、イタリア、ナイジェリアである。

【参照】Expat Insider survey: Singapore ranks 6th out of 64 destinations worldwide

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セカイプロパティ編集部
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