海外不動産には投資用として販売されているものが多い一方で、首都に立地する資産性・ブランド力が高い物件も一部に存在します。

マレーシアの首都クアラルンプールに立地する8 Conlayもそのような「ブランドレジデンス」の1つです。

この記事では、8 Conlayについて物件詳細やデベロッパーの詳細などを解説します。

8 Conlayの物件概要

8 Conlayの物件規模など、基礎的な情報についてご紹介します。

物件概要

項目内容
棟数2棟
総戸数Tower A:564戸
Tower B:498戸
階高Tower A:61階建て
Tower B:56階建て
売主KSK Land Sdn. Bhd.
権利形態所有権
完成時期 ※2021年9月現在Tower A :2022年12月予定
Tower B :2023年6月予定

8 Conlayは、マレーシアの首都クアラルンプールの中でも中心部と言える、ブキッビンタンに立地する高級サービスアパートメントです。

ブランドレジデンスとは、都心の中でも最高級の立地を有しており、居住者が五つ星ホテルと同等のサービスを受けられる住宅のことを指します。

また、世界トップクラスのデザイナーが外装・内装のデザインを手掛けており、その希少性はとても高いものです。

間取りと販売価格について

8 Conlayで販売中の住戸について、一部の間取りをご紹介します。2021年9月時点で取扱いのある間取りは、1Bedのタイプのみです。

なお、2021年8月末時点での販売価格は1億4,542万円~となっています。物件価格は時期によって変わる可能性もあるため、ご興味をお持ちの場合はお問い合わせください。

A1タイプ


A1タイプの面積は65.5㎡となっており、間取りは1Bedですが2人入居でも問題ないほどの広さとなっています。

部屋の右側がダイニングキッチン・バルコニーで、左側が寝室およびバスルームです。高級レジデンスだけあって、バスルームはかなり広くなっています。

なお、同じ1Bedの間取りは他に3タイプありますが、最も広い住戸は72.1㎡のB5タイプです。

各戸とも寝室やバスルーム等の配置はA1タイプと同様になっています。


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8 Conlayに関わる各企業について

8 ConlayにはデベロッパーのKSK Land Sdn. Bhd.以外にも複数の会社が関わっています。各企業についてその概要を解説します。

KSK Landの概要

KSK LandはマレーシアのコングロマリットであるKSKグループの不動産企業です。KSKグループは1991年に創業しており、当初は損害保険の会社でした。

2005年にマレーシアの証券取引所であるメインボードで上場しており、その後、グループとしてはインドネシアやタイなど東南アジア全域への進出を果たしました。

不動産業界には2013年に進出しており、8 ConlayはKSK Landが手掛ける最初の開発物件です。

KSKグループは、もともと不動産業ではなく損害保険業で会社規模を拡大しているため、不動産専業の会社と比較すると安心感を持てるのが特徴と言えます。

YOOについて

8 Conlayは内装および外装のデザインをYOOという会社が手掛けています。YOOは1999年に創業しており、2021年現在では世界最大の住宅デザインブランドとして有名です。

YOOがデザインを手がけた物件は世界37か国57都市に点在しており、物件数は82件に上っています。

8 ConlayのTOWER Aについてデザインを担当したSteve Leungは、2015年に権威ある海外インテリアデザイナーの1人に選出されました。

また、TOWER Bについてデザインを担当したKelly Hoppenは、2009年にイギリスのエリザベス女王2世から、インテリアデザインの功績について表彰されています。

Kelly Hoppenが抱える顧客には元トランプ大統領など世界的な著名人も多く、彼女がデザインした物件はブランド性が非常に高い点も特徴的です。

世界的権威のあるデザイナーがデザインした8 Conlayは、特に資産性が高い物件と言えるでしょう。

ケンピンスキーについて

8 Conlayでは、ケンピンスキーという会社が入居者サービスの運営に関わる見通しとなっています。

ケンピンスキーはドイツ発祥の5つ星ホテル会社であり、1897年にホテル運営を始めました。2021年時点では世界31ヶ国で80以上のホテルを運営しています。

ケンピンスキーは、100年以上の歴史を持った、世界でも有数の高級ホテルグループです。

なお、8 Conlayでは、24時間のセキュリティに加えて公共交通へのシャトルバスが運行されるほか、車の駐車などを代行するバレットパーキングのサービスなどを利用できます。

また、クリーニング・ハウスキーピングのほか、フィットネストレーナーの手配などもオプションとして利用可能です。

8 Conlayの立地について

8 Conlayが立地しているのはマレーシアの首都クアラルンプールの中でも、ブキッビンタンというエリアです。クアラルンプールおよびブキッビンタンについて解説します。

クアラルンプールの特徴

クアラルンプールは首都だけあって、マレーシアの中で最も発展が進んでいるエリアです。中心部の街並みは特に、東京などと比較してもそれほど大きな違いがありません。


また、以前の首相であったマハティール氏は「ルックイースト政策」を掲げて、日本人の勤勉性や勤労倫理を学ぶべきと説きました。

このような歴史的背景が物語るように、マレーシアは親日国です。もともとの親日的な雰囲気に近年の経済発展が重なって、クアラルンプールに進出する日系企業も増えてきました。

マレーシア全体で経済発展が続いている点や、人口増加も持続している点などを鑑みると、クアラルンプールが持つ発展の伸びしろは、まだまだ大きいと考えられます。

ブキッビンタンについて

ブキッビンタンはKLCC(Kuarla Lumpur City Centre)と並んでクアラルンプールの中心地です。

日本の都市で例えると、東京の銀座といったあたりが該当します。

北部には有名な観光地であるペトロナスツインタワーがあり、タワーに連なる形でマンダリンオリエンタルホテルやグランドハイアットといった5つ星ホテルが並んでいます。

ペトロナスツインタワーの周辺には外国人も多く集まっていることから、東京で例えると六本木のような雰囲気が特徴的です。

また、ブキッビンタンは観光だけではなく、商業の中心地でもあります。中心部には、パビリオンクアラルンプールという高所得者向けのショッピングモールがあるのが特徴的です。

パビリオンクアラルンプールは、マレーシアの中でも最大級のショッピングモールであり、海外観光客もほぼ必ず訪れると言って過言ではありません。

そのほか、日系大手流通業のドン・キホーテは、2021年3月にブキッビンタンでマレーシア初の店舗をオープンしています。

なお、ドン・キホーテの出店場所はパビリオンクアラルンプールのすぐ近くであり、8 Conlayからは徒歩で約10分の距離です。

8 Conlayのすぐ近くでは新たに地下鉄駅の建設も進んでおり、完成すれば物件から徒歩で4~5分程度の距離となります。


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世界中に点在するブランドレジデンス

ブランドレジデンスの居住者は、世界的に有名なホテルのサービスを日常的に利用可能です。このような物件は、世界中を見渡してもそれほど多くありません。

また、ブランドレジデンスは基本的に高額ですが、8 Conlayは他の都市に立地するブランドレジデンスと比較すると割安です。

物件名物件価格
8 Conlay90万円/㎡
ワンハイドパークレジデンス ロンドン1,705万円/㎡
リッツカールトンレジデンス シンガポール388万円/㎡
マンダリンオリエンタルレジデンス バンコク109万円/㎡

ロンドンやシンガポールといった先進国では非常に高額ですが、タイの首都であるバンコクの物件と比較しても割安な点は、8 Conlayを購入するメリットです。

また、先述した日比谷や虎ノ門などでは住宅が200万円/㎡~300万円/㎡といったところなので、90万円/㎡という8 Conlayの価格は東京の物件と比較しても割安と考えられます。

8 Conlayを購入するメリット

資産性の高い物件を比較的割安に購入できる

8 Conlayを購入する最大のメリットは、その資産性の高さです。コンドミニアムの1室としては物件価格が高いため、投資という観点で見ると、収益性はそれほど高くないと言えます。

しかし、世界的に権威のあるデザイナーが内装や外装をデザインしているほか、歴史あるホテルのサービスを日常的に受けられるという点で、8 Conlayは資産性が非常に高い物件です。

また、ブランドレジデンスとしては他国の物件よりも安いため、クアラルンプールの発展とともに、今後価格が値上がりする可能性もあります。

そのほか、8 Conlayはビットコインなど仮想通貨での資金決済が可能な点も特徴的です。

建設工事の進捗を日本語で管理できる

8 Conlayの購入者には、物件特別サイトへのアクセス権が個別に配布されます。

サイトにログインすると、工事の進捗状況をリアルタイムで把握できる上に、サイトは日本語表記にも対応しているため非常に便利です。

東南アジアには「プレビルド」と呼ばれる物件完成前の段階で販売されている物件が多数あります。

しかし、投資家が個別に工事の進捗状況を確認できるようなサポートを展開している物件はほとんどありません。

日本人投資家に対するサポートも非常に手厚い点は、8 Conlayを購入するメリットと言えます。

クアラルンプールは今後も発展を続ける可能性が高い

マレーシアは人口増加率と経済成長率が両方とも周辺諸国より高い国です。マレーシアの首都クアラルンプールでは、今後も継続的な発展を期待できます。

参考までに、IMFの統計によると、マレーシアおよび周辺諸国における2021年の予測経済成長率は以下の通りです。

予測経済成長率
マレーシア6.5%
タイ2.6%
フィリピン6.9%
ベトナム6.5%
カンボジア4.2%

※参照:IMF

2020年は、コロナの影響によって多くの国で経済が落ち込んだため、2021年の予測経済成長率は全体的に高めです。

しかし、国によってある程度の差が出ているのは事実と言えます。その中でも、マレーシアの予測経済成長率は6.5%と比較的高めです。

持続的な経済成長は物価上昇を促すため、マレーシアでは物価の上昇とともに不動産価格の上昇を期待できます。

8 Conlayは高価格な物件ではあるものの、環境的には長期的な値上がりを期待できる背景を持っていると言えるでしょう。

まとめ

8 Conlayはマレーシアの首都クアラルンプールの中でも一等地に立地する物件であり、デザイン性や資産性の高い「ブランドレジデンス」です。

投資用として見ると、入居者の候補が限られる点や投資効率の低さなどが懸念されます。

しかし、クアラルンプールの将来性を鑑みると、資産性の高い物件を比較的安く購入できる点は大きなメリットです。

資金的に余裕があって、別荘利用や将来的な移住などを視野に入れるのであれば、8 Conlayは非常におすすめな物件と言えます。


8Conlay物件詳細