旅行先としても人気の台湾は、何度も行ったことがある人も多いでしょう。日本から地理的に近く手軽に行ける国の1つで、留学あるいは移住を計画されている方も多いです。今回は台湾生活に必須の銀行口座開設について紹介していきます。

※本記事での為替は、1ニュー台湾ドル=5円で換算しています。(2026年3月時点)

台湾の銀行について

台湾では外国人が現地銀行での口座を開設することは可能ですが、いくつか条件があり、基本的に観光で訪れたのみの短期滞在者にとっては銀行口座開設は難しいと言われています。

なお、観光ビザを取得し、ある程度の期間を台湾で過ごす予定であれば開設は可能です。外国人が銀行口座を開設することはそれほど多くないので、手続きにおいては言語のハードルがあり、必要書類を準備することも簡単ではありません。

台湾の銀行には日本の銀行と異なる特徴がいくつかあります。

多くの銀行のキャッシュカードにはVISA、JCB、mastercardのデビットカード機能が付いています。利用明細は郵送またはメールで受け取れるほか、決済時に登録した携帯電話番号へSMSで利用金額が通知されるサービスもあるため、不正利用のリスクを抑えられます。

銀行の窓口営業時間は9:00〜15:30と日本より少し長く設定されています。(※1)ほとんどの支店で外貨両替が可能であり、ATM利用手数料も比較的安いです。
時間外取引手数料はなく、他行ATMでの引き出し手数料は概ねNT$5(約25円)、他行への振込手数料はNT$15(約75円)と非常にリーズナブルな点も特徴です(※1)。

台湾の主な銀行

台湾には外資系銀行も含めていくつもの銀行があります。その中でも特に人気の銀行が以下の3行になります。

1. 中國信託銀行
2. 台新銀行
3. 國泰世華銀行

これらの銀行はATMの設置場所が非常に便利で、中國信託銀行はセブンイレブン各店舗にATMを設置しています。

台新銀行は多くのファミリーマートにATMがあり、國泰世華銀行は台北の地下鉄(MRT)駅やスーパーマーケットの全聯福利中心、コンビニエンスストアなどにもATMが設置されています。日本と同じように、台湾も現金の引き出しや入金がしやすい環境が整っています。

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台湾で銀行口座開設にあたり必要なもの

台湾で銀行口座を開設するにあたって、以下が必要書類になります。

1. パスポート
2. 日本の公的証明書の提示(自動車免許などで対応可能)
3. 自宅の住所・電話番号
4. 中華民國統一證號基資表
5. 印鑑(銀行によって必要。台湾ではフルネームの印鑑が主流だが、日本の名字のみの印鑑でも問題ない場合が多い)
6. 居留証または中華民國統一證號基資表
7. 現金(口座開設時に預け入れが必要。銀行によるがNT$1000〜(約5000円)が多い)(※2)

上記の1〜3はどの国の銀行口座開設に求められる書類ですが、台湾においては中華民國統一證號基資表が必須となります。中華民國統一證號基資表は、台湾のマイナンバーのような書類で、日本人を含む外国人は、中華民國統一證號基資表の提出が求められます。

中華民國統一證號基資表について

台湾では日本でいうマイナンバー制度が浸透しています。身分証、健康保険証、免許証に紐づけられており、税金・保険を含めこちらの番号で管理されています。外国人には外国人用の統一證號(ID)があり、こちらのIDが記載された外国人用身分証明証が居留証や中華民國統一證號基資表となります。

移民署の所在地(2026年3月時点。移転の可能性があるため最新情報を必ず確認のこと)
・台北市:100 台北市中正区廣州街15号
・新北市:235 新北市中和区中山路二段327巷1号
・台中市(2か所):408 台中市南屯区文心南三路22号1階

中華民國統一證號基資表は当日発行が可能で申請費用は無料です。取得した統一證號は居留証に切り替える場合も同一IDを継続使用でき、A4用紙1枚で発行できます。

居留証は各種ビザ(投資、就業、家族呼び寄せ、長期留学など)で取得可能です。申請から受け取りまで2週間程度かかる場合が多いことは注意です。

中華民國統一證號基資表は内政部入出国及移民署で取得することが可能です。取得の際は、ビザの確認がなされるため、台湾に短期旅行でノンビザで訪れている場合、こちらの書類は取得できません。

ただし、取得の敷居は意外と低く、学生ビザや就労ビザでなくても観光ビザを取得すれば中華民國統一證號基資表を手に入れられます。円安が続く見込みかつ、台湾の経済成長も見込まれるため、銀行口座を作っておく価値はあるかもしれません。

銀行窓口での手続き

銀行に到着したら入口にある発券機で「口座開設(開戶)」の番号を受け取ります。紙に「我要開戶」と書いて見せるとスムーズです。窓口では準備した書類を提出し、必要事項を記入します。台北のオフィス街の銀行では外国人対応に慣れていることが多く、書類は中国語と英語で用意されていることが多いです。口座の暗証番号は6〜12桁と日本より長いため、事前に決めておくと手続きがスムーズになります。

口座開設時に役立つ中国語

銀行での手続きをスムーズに進めるために、以下の中国語を覚えておくと便利です。

・ICチップ入りキャッシュカード:晶片金融卡
・クレジットカード:信用卡
・パスワード:密碼
・インターネットバンキング:網路銀行
・銀行のスマホアプリ:行動銀行
・預け入れ/引き出し:存款/提款
・残高照会:餘額查詢

まとめ

この記事では、台湾の主な銀行や日本の銀行との違い、台湾での銀行口座開設にあたり必要なものや手順などをご紹介しました。

台湾の銀行での口座開設は、台湾版マイナンバーを取得してパスポートなどの必要書類を持参すればそれほど難しくはありません。さらに、台湾の銀行はデビットカード機能付きキャッシュカードや安価なATM手数料、便利なATM設置場所などのメリットがあります。

銀行窓口での手続きも発券機の利用や中国語の基本単語を押さえておけばスムーズに進められますので、この記事を参考に、台湾での口座開設をぜひご検討してみてください。

 

著者:タカピオ

 

 

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