キャピタルゲインが狙える海外不動産投資に目を向ける方が多い中、特に成長著しいカンボジア不動産が注目されています。カンボジアは日系企業の進出が盛んで、インフラ整備も進み、人口も増加していることから不動産価格の上昇が見込まれています。ただし、一部地域では既に建設ラッシュが進み、外国人向け住宅が供給過多の状態にあるなど、現地の情報収集力が問われます。
この記事では、投資初心者の方でもカンボジアの不動産投資を始める方法がわかるセミナーをご紹介します。カンボジアの不動産市況、経済状況のほか、具体的なエリア選び・物件情報などを知りたい方、将来移住を検討している方は参考にしてみてください。
1 カンボジアの概要
カンボジアの広さは日本の約半分となる18.1万平方kmで、人口は約1,610万人です。人口の90%はカンボジア人(クメール人)で構成されています。カンボジア語を主な使用言語とし、宗教は日本と同じく主に仏教ですが、一部の少数民族ではイスラム教徒もいます。
1-1 近年のカンボジア経済
カンボジアの経済は、2004年から2007年まで10%超の高い経済成長率が達成されています。その後、世界同時不況の影響により2009年の経済成長率は0.1%、2010年は6.1%と大きく変動した年もありましたが、2011年以降は7%という高い成長が維持されています。
産業では縫製品等の輸出品が好調で、建設業、サービス業や海外直接投資が順調に伸びており、今後も安定した経済成長が見込まれています。名目GDPは約223億米ドル、一人当たりGDPは1,390米ドルで、物価上昇率は3.6%となります。
1-2 カンボジアと日本の関係
日本はカンボジアの主要援助国として支援額(2016年推計値)でトップに立ちます(1億1,900万ドル)。現在、両国は戦略的パートナーシップの関係にあり、カンボジアから日本への輸出は4番目(約1,416億円)となります。
日本から同国への直接投資では、リゾート開発、ショッピングモール等での大型投資に加え、縫製、製靴、自動車部品、医療、建設部材、小売業大手やホテル等の企業が進出しています(以上、外務省より)。このように現在、日本とカンボジアとの関係は政治的・経済的にも良好であり、今後さらに強化されることが予想されます。
2 カンボジアの不動産
カンボジアは近年の高い経済成長と高い人口増加率(2014~16年の平均は1.6%)を背景に不動産価格も上昇しており、首都プノンペンなどでは2013年から16年の3年間で土地の価格が約2倍に上昇しているところもあります。経済成長が今後も見込める同国の不動産市場についてその特徴を見ていきましょう。
2-1 カンボジア不動産投資の特徴
他の東南アジア諸国では不動産価格が近年高騰し、3,000万円前後といった価格も少なくないのですが、カンボジアの不動産は国内で最も地価が高い一等地でも1,000万円台から購入できるなど費用対効果に優れた点が特徴的です。
さらに利回りでは、東南アジア諸国の場合、3~5%程度といった低い利回りも見られますが、カンボジアの場合、エリアにもよりますが7%以上の物件も期待できます。
米ドル決済が可能
カンボジアは「東南アジア唯一の米ドル経済国」です。不動産の購入から家賃収入、売却益まで米ドルでの決済が可能です。2017年時点の米ドル流通量は90%以上あり、他の国で不安視される為替変動による影響が少なく済みます。
非居住者の銀行口座開設が可能
カンボジアでは非居住者が銀行口座を開設し定期預金を持つことも可能です。また、同国の大手銀行の中には日本人担当者が設置されている部署もあるため、口座開設の手続きもスムーズです。米ドル建ての1年定期では4.75%の金利もあり、多くの日本人が利用しています。
このほか、カンボジアでは海外送金の規制がなく、回収資金等の日本への送金が容易である点もメリットのひとつです。
2-2 外国人に対する不動産の購入規制
カンボジアでは外国人でもコンドミニアムなどの建物を購入できますが、土地は購入できません。また、建物の1階や地下部分の所有は不可で、2階以上の部分のみ購入できます。
このほか不動産デベロッパーは建物全体の70%までを外国人に販売できますが、全体の30%はカンボジア人へ販売しなければならないという規制もあるため、留意しておきましょう。
3 初心者でもカンボジア不動産投資がわかるセミナー3選
株式会社ビヨンドボーダーズが主催するカンボジア不動産投資セミナーを3つご紹介します。ビヨンドボーダーズは、東南アジア・アメリカを中心とした海外の不動産売買サポート事業や、セカイプロパティの運営を行っている企業です。東京・大阪・名古屋などのほか海外でも不動産投資セミナーを開催しています。
3-1 慎重に比較したからこそわかる「カンボジア不動産の魅力」入門セミナー
カンボジア最大の都市プノンペンの優良物件に関する情報を得られるほか、カンボジア不動産の最新状況、海外不動産市況について複数国を比較したメリット・デメリットなどが学べるセミナーです。セミナー後には個別相談会も設けられ、現地ツアー予約の受付けもあります。
セミナー内で紹介される高級コンド「ザ・ペントハウスレジデンス」は、カンボジアで最も贅沢なコンドミニアムとの評価を受けており、現地トップ5の財閥系大手デベロッパーが手がけた物件となります。現在最上階まで完成しており「建設されないリスク」の心配が無く、既に多くの日本人が購入しています。
物件は、各国の大使館が集まるプノンペンの一等地「ボンケンコン」に位置します。このエリアは外国人向けの住宅が多く、治安の良さが特徴です。年1,500万人の来場があるイオンモールまで徒歩1分で、おしゃれなカフェやレストランなどが多いのも高評価のポイントです。
価格面では、最高層となる36階の物件でも1,000万円台で購入でき、3年間6%利回りの保証付きです。このほか360度回転レストラン・屋上バーなどの充実した施設も付いています。
カンボジア不動産に関するセミナーは東京都新宿区にある株式会社ビヨンドボーダーズ本社で多数開催されています。カンボジア不動産に興味のある方、優良な物件情報を知りたい方はセミナーへの参加を検討してみてください。
3-2 利回り保証8%~/600万円台から購入可能 カンボジア不動産投資セミナー
カンボジア不動産の基本情報から手頃な価格で高利回りの投資が期待できる物件情報を得らえるセミナーです。
カンボジア不動産のメリット・デメリット
現在のカンボジア不動産市場は、経済発展に伴い外資系企業の進出が盛んで、おもに駐在員を中心とした外国人が求める水準の住環境整備に追われています。さらに中流階級以上のカンボジア人の不動産需要も増大しているため、建設ラッシュが生じています。
カンボジア経済は、2011年から7%の高いGDP成長率を達成し、人口の増加率は15年以上1.5%以上を維持するなど、今後も経済成長が期待できます。不動産価格が上昇すればキャピタルゲインも期待できるでしょう。手ごろな価格の物件が多いため、少額投資で投資リスクが抑えやすいのもメリットです。
一方、デメリットでは、先進国と比べれば急激な政権交代など政治リスクが懸念材料となります。政権与党が変われば、外国人投資家に対する購入規制・税率などが変更される可能性もあります。
このほか建設ラッシュのため特徴が無く、似たような物件が多くあります。一部エリアでは過剰供給のため賃貸付けが難しい場所もあり、今後はエリア・物件の適切な選定が課題になるでしょう。またデベロッパーが大手でない場合「建設されないリスク」の可能性も高まります。
人気の学生寮投資
セミナーで紹介される物件は、日本人起業家が設立したキリロム工科大学(KIT)の学生寮です。キリロム大学は新興国で先端IT技術を扱える人材を増やすために2015年に設立されました。この学生寮はキリロム国立公園内という自然豊かな地域で「カンボジアの軽井沢」とされる避暑地にあり、入居率は既に100%に達しています。
9年間の利回り保証(5.5%~8%程度)付きで、所有者には年間700米ドル程度のリゾート施設のクレジット付きです。手頃な価格で利回り保証が付いたカンボジア不動産に興味が湧いた方は、セミナーへの参加を検討してみてください。
3-3 【不動産担保なしローン付】自己資金250万円からのカンボジア不動産セミナー 〜ボダイジュレジデンス〜
カンボジア不動産投資の魅力の説明のほか少額の自己資金でも投資可能な物件紹介が行われるセミナーです。
日系デベロッパーが手がけた大規模プロジェクト
セミナーで扱われる総戸数約900戸の「ボダイジュレジデンス」は、プノンペンで初めて日系企業が手がけた大規模プロジェクトです。日本企業の進出も多い経済特区に位置し、商業施設の中心地や国際空港に隣接する好立地の環境にあります。
開発・建設、販売、管理、賃貸から売却まで日系企業がワンストップでサービスを提供しているため、「販売されない」「管理面が心配」「賃貸できない」「売却できない」といったリスクが抑えられます。
物件の近くには日系大手の商業大型施設「イオンモール」や、スーパーマーケット、映画館、ボーリング場など娯楽施設も多く集まっており、治安も良いため、住環境が充実しています。また、プノンペン国際空港まで車での数分の距離で、交通機関・主要道路にも簡単にアクセスできるなど、交通利便性が高いのも良ポイントです。
少額投資、利回り保証付き
購入面では1,000万円台からの価格設定もあり、自己資金250万円といった少額資金でも投資ができるため、海外不動産投資が初めての方でも挑戦しやすいのが特徴です。加えて3年間7%の利回り(賃料)保証付きです。さらに購入代金の一定割合までを固定金利、追加担保なし、といった海外案件では希少な特別ファイナンスが利用できます。
ボダイジュレジデンスは既に完成しているため、直ぐに資金運用できるなど早く投資を始めたい方にも向いた物件といえるでしょう。
4 まとめ
カンボジアは東南アジア諸国の中でも高い経済成長を実現しており、今後も不動産価格の上昇が期待されています。日本人投資家ほか海外からも注目を集めているため、今後のカンボジア不動産投資では適切なエリア・物件の選定が重要になるでしょう。
この記事で紹介したセミナーでは、最新のカンボジア不動産に関する情報のほか、人気が集まる理由について他国の状況と比較しながら解説されるため、投資初心者の方でも理解しやすいでしょう。具体的な物件紹介も行われるため、物件を絞り込みたい方や投資を早く始めたい方に向いています。
セミナーの多くは無料で開催されているので、気軽に参加することができます。カンボジア不動産の最新情報を知りたい方はセミナーへの参加を検討してみてください。