タイで最も人気のある世界有数のリゾート地で、一年を通じてマリンスポーツやゴルフが盛んなプーケット。東西アジアからはもちろん、世界中の観光客をエメラルドの海と真っ白な砂浜の美しさで魅了しています。

近年は、特に中国人投資家による不動産需要が高まっており、その他の外国人やタイ人富裕層とともに、プーケットでの不動産投資に拍車をかけています。海に近ければ近いほど不動産需要は高く、それにつれて不動産価格も高くなるというプーケットの不動産に関して、市況や相場、おすすめエリアまで解説していきます。

世界有数のリゾート地、アンダマン海の真珠と呼ばれる「プーケット」


プーケットはバンコクから南へ約860キロに位置し、タイ南部にあるアンダマン海に面するタイにおける最大の島。世界有数の南国リゾート地として知られています。エメラルド色の海と真っ白な砂浜が広がる風光明媚な光景から「アンダマン海の真珠」と称されています。

観光客に人気のビーチリゾートやマリンスポーツが1年中堪能できるほか、島内の約8割を占める山地ではトレッキングやマウンテンバイク、ジャングル体験なども楽しめます。また、プーケットで最もにぎやかなパトン・ビーチでは、エンターテイメントやショッピングなどの施設が続々とオープンしており、ビーチやアウトドアスポーツ以外にもタウンライフが満喫できることでしょう。

プーケットの乾期は11月〜3月で、4月〜5月が暑期、6月〜10月がグリーンシーズン。乾期から暑期にかけての気候がベターで、マリンスポーツにはこの時期が適しています。また、この時期はハイシーズンになるため、ホテルなどの宿泊施設料金は高くなります。

一方、グリーンシーズンはスコールの季節を指しますが、一日中雨が降り続くことはありません。ただし、島の西側はモンスーンの影響を受けやすいでしょう。ローシーズンのため、ホテルの料金なども安くなります。

日本からプーケットへは、成田、羽田、中部、関西、福岡などから、バンコク・スワンナプーム国際空港経由で約7時間50分程度の道のりとなっています。

プーケットの物価

観光地値段という言葉が日本にもあるように、世界有数のリゾート地プーケットはタイ本国と比べると、物価は高い傾向にあります。特に観光客が多く訪れるビーチ沿いのレストランやホテル、輸入品などは、日本とほとんど変わらない金額になってきますが、地元の人たちが利用するエリアの飲食店やスーパー、また光熱費、生活必需品等はタイのバンコクや他の地域と比べると若干高く、日本と比べると割安です。タクシーは相場を知っていない外国人はふっかけられることがありますので、乗車前に金額を確認することが大切です。

プーケットとバンコクの不動産価格の比較


プーケット不動産の投資家はシンガポール人や台湾人、中国人が多く、プーケットまでの距離の近さとリーズナブルな滞在費、そして賃貸料などで得られる不動産収入の高さを主な理由に不動産投資を行っています。

今後もプーケットの不動産市場はこのような外国投資家に大きく依存していくと見られており、なかでも中国人投資家がコンドミニアム需要をさらに押し上げていくと予測されています。

最近の傾向として、欧米人投資家やタイの富裕層のほとんどは、いまだ高級な広目のコンドミニアムを購入していますが、中国人投資家は、より安価な物件を探し、比較的小さめのコンドテルなどに投資しています。

コンドテルとはコンドミニアムホテルの略名で、ホテル内にあるどの部屋もコンドミニアム形式になっており、一般的なホテルよりも贅沢な滞在や暮らしができます。コンドテルは一室から投資をすることができ、売却利益を得ることができるほか、コンドテルを貸して賃貸収入を得ることも可能となっています。

では、プーケットの物件をサンプルとして一つ抽出し、同程度の間取り、広さ、築年数の物件をバンコクの物件と比較してみましょう。

プーケット(コンドテル)2017年築74平米2ベッドルーム
2バスルーム
11,200,000タイ・バーツ(約38,352,473円)
バンコク(コンドミニアム)2018年築46.5平米2ベッドルーム
1バスルーム
13,900,000タイ・バーツ(約47,660,876円)


上の段、プーケットのコンドテルはプーケットで最もにぎやかなパトン地区にありますが、5つ星リゾートエリアの丘陵に位置しており、パトンの喧騒から離れ、豪華で落ち着いた雰囲気となっています。

この物件はブランドホテルによって管理されており、海水プール、フィットネスセンター、24時間警備、CCTV、レセプションエリア、駐車場、レストラン、バーという施設の他、ビーチへのシャトルバス(パトンの中心まで約3分)もあります。 建物は低層で7階建て、75ユニットで構成されています。

一方、下の段、バンコクのコンドミニアムはバンコク中心のスクムビット地区にあり、BTSアソーク駅まで徒歩3分、MRTスクムビット駅へは徒歩1分という近さ。他にも、ターミナル21、インターナショナルホテル、インターチェンジ、エクスチェンジタワーや、日本食を始め多くの飲食店、デパート、スーパー、コンビニ等がそろっている大変便利な立地の、高層50階建ての22階、北東西向きのユニットです。

プーケットと比べると約30平方メートルも小さく、2,700,000タイ・バーツ(約9,240,261)高くなっています。

プーケットで不動産を買うのにおすすめのエリア3選


プーケット西部は外国人旅行者に最も人気があるエリアで、パトン、カタ、カロンなどのビーチはタイでも最も活気あふれた地域のひとつです。

最近は外国人誘致のため、多くのデベロッパーがプーケット島北部にコンドミニアムを建設し始めました。一方、プーケットの中心部は、山々と地方の村で構成されており観光客も少なめ。ただし、プーケットタウンは、すずの採掘と国際貿易で栄えた歴史があり、当時の繁栄を偲ばせる雰囲気が漂うシノ=ポルトガル様式の建築が点在しており、観光客にも人気があります。

続いて、外国人投資家に人気がある、プーケットのおすすめエリアを見てみましょう。

1.パトン・エリア(カトゥー郡)


パトンはプーケット島の北西部に位置する町で全長3.5キロメートル。町の西側を走る3.5キロメートルのビーチで有名です。プーケットで最もにぎやかな地域で、80年代後半から西洋人が訪れるようになりました。

ゴルフ場、ビーチ、ホテル等があることからリゾート地として発展しており、タイ国内外から多くの観光客を集めているエリアです。

コンドミニアムの相場は、大きめの1ユニットで通常、2,500,000タイ・バーツ(約8,557,362円)くらいの価格からスタートします。

2.タラーン・エリア


タラーンはプーケット北部に位置し、島の半分を占有する大きな地域をカバー。コンドミニアムのデベロッパーの間では人気が高まっている地域です。プーケットの玄関口である国際空港はここにあり、出入国にも便利です。

西岸部では主にビーチを利用した観光産業のほか、東岸部の島嶼部では真珠などの養殖も盛んです。

1ベッドルーム程度のコンドミニアムでも、最低2,500,000タイ・バーツ(約8,557,362円)は必要なエリアとなっています。

3.ムアン・エリア


ムアンはプーケットの県庁所在地で、プーケット南部に位置し、プーケットタウンもこのエリアにあります。観光業が盛んなほか、タイ国営石油(PTT)、エッソ、カルテックスなどの石油会社による石油備蓄基地があるプーケットで最も活気に満ちたエリアのひとつ。一般的にプーケットタウン周辺では飲食の料金がより高めとなっています。

コンドミニアムの1ベッドルームユニットは、安めの物件が見つかるかもしれませんが、通常、相場としては2,000,000バーツ(約6,849,640円)からスタートします。

まとめ


今回はプーケットの不動産にスポットを当て、市況や相場、おすすめエリアまで解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

プーケットの不動産需要は外国人によって支えられており、今後は特に多くの中国人投資家がプーケットのコンドミニアム市場をターゲットにすると予想されています。このためデベロッパーは中国人投資家の要望に応えるために、小規模のコンドミニアムやコンドテルを建設しようとしています。

プーケットの不動産価格はバンコクのように高騰することはありませんが、賃貸所得を得るための不動産を見つけることは十分可能な状況と言えるでしょう。