11年連続で「移住したい国ナンバーワン」に選ばれたマレーシア。

リタイア後や教育を目的とした移住は依然、人気を誇っています。

今回は、弊社のお客様の具体的な事例をご紹介しながら、

「なぜ、マレーシアの不動産がおすすめなのか?」

「どのような目的でマレーシアの不動産を購入するのか?」

「どのようなことに注意して不動産を購入すべきか?」

といったことを紹介していきます。

セカンドハウスとして購入する人が多いマレーシア不動産

海外で不動産を購入する際に、様々な目的があるかと思います。ご購入されるお客様の目的は主に3つあります。それは「投資目的」「移住目的」「セカンドハウス利用目的」の3つです。

当社は主に東南アジア5カ国(マレーシア、カンボジア、タイ、ベトナム、フィリピン)を中心に皆さまの不動産購入から賃貸付け、管理、売却までをお手伝いしておりますが、今回解説しているマレーシアで不動産購入をされる方で特徴的なのは「移住目的」や「セカンドハウス利用目的」で購入する方が多いところだと思います。

当社では全体の50%程度のお客様がそのような目的になります。他の国ですと基本的に90%以上の方が「投資目的」でご購入されるため、マレーシア不動産の購入目的は特徴的だと感じています。

しかも面白いのが、最初は移住やロングステイ(期間限定の長期滞在)で利用するセカンドハウスとして不動産購入を検討されているですが、ご自分が将来利用しなくなった時のことを考も考えて不動産を購入されているんです。


そのため、結局「投資目的」という意味で高値売却によるキャピタルゲインを狙えたり賃貸によるインカムゲインを得やすい物件を選んでいる方もいらっしゃいます。

私もこのやり方・考え方に大賛成です。「不動産は一生自身で保有・利用すべきもの」という多くの日本人が思っている思想、一生で1回の買い物のイメージは捨てるべきだと考えます。

ご自分で住み心地を楽しみながらも、最後はきちんと収益が出るような出口を見据えた不動産購入がマレーシアでは大切なわけです。

「自分が住んでもいいなぁ」と思える物件を購入する


日本での不動産投資でもよく書籍などで紹介されていると思いますが、不動産投資の入門編としては「自分でも住みたいと思う物件に投資する」ということが重要です。

自分が住んでみたいと思える。そういう物件は貸しやすく売りやすいわけです。それを踏まえたときにはマレーシアの不動産をご自身の移住やセカンドハウス利用を前提に購入されるのであれば不動産投資の入門編としてもぴったりだと思います。

また、先日クアラルンプールの一等地のプレビルド不動産を純粋な投資目的で購入していただいたいたベテラン海外不動産投資家の方に、賃貸付けできない場合のリスクなども説明すると、こうおっしゃっていました。「まぁ、もし貸せなかったら自分で旅行に来た時に利用

するよ。KLの街も気に入って住んでみたいし。それで10年もすれば人口も増えることは確実だから、さすがに一等地の不動産を購入しておけば価格は上がっているだろう。」このように投資と実需をミックスさせた余裕を持った考え方をされる不動産投資家さんのほうが失敗していない気がします。

さて、それでは他の国と比べて、そもそもなぜマレーシアは移住先やロングステイをする国として人気が高いのでしょうか?

なぜマレーシア不動産購入のメリットはなにか?

様々なメディアで取り上げられているため、ご存知の方も多いかもしれませんが、マレーシアはロングステイ財団という機関が実施しているアンケートでも「日本人が移住したい国ランキング」で12年連続1位となっています。

図:日本人が移住したい国ナンバーワンの推移


出典:ロングステイ財団

マレーシアの永住ビザが人気の秘訣

ハワイやバリ島(インドネシア)など有名な観光地をおさえ、ちょっとマニアックなマレーシアが1位を独走している理由で一番大きいのは、実質的な永住権にあたるMM2H(Malaysia My 2nd Home)VISAプログラムがあることが言えると思います。

詳しい内容はこちらの記事(「MM2Hの9つのメリットとは?申請条件や費用まで解説」https://ja.sekaiproperty.com/article/1370/mm2h-visa) に譲りますが、マレーシアでは外国人に対して10年間のビザを発行しています。

10年ごとに再度10年間更新することができますので、これは事実上永住権と呼べてしまうロングステイビザです。

当社のお客様でもこのビザを取得している方が多く、50歳以上の方であれば約950万円以上の財産をお持ちで、マレーシアの銀行口座で約400万円の定期預金を組むことができればビザ取得ができてしまいます。


欧米では2億円の財産証明がないと銀行設立すらできない国もある中、良心的と言えるかもしれません。特に日本のシニアの方、既にご定年を迎えリタイアされた方にとってもそこまでハードルが高くないため、手軽にビザを取る方も多いのです。

当社でも提携業者さんがいらっしゃり、ビザ取得のお手伝いができますが、私たちのお客様の中には既にMM2Hビザを取得済みの方もたくさんいらっしゃいます。

その方達にビザを取得したきっかけをおうかがいすると多いのが、東北大震災や北朝鮮のミサイル問題などで日本以外に拠点をもうひとつ持ったほうがいいと思うようになった人がよくいらっしゃいます。

羽田を夜出発して翌早朝にはついてしまうエリア。移動に7時間、時差は1時間しか無い年中暖かい国。となると条件面でマレーシアを第二の拠点にする人が多いわけです。

英語が通じる

マレーシアはイスラム教の国になりますが、特にクアラルンプールは中華系の外国人が非常に多く、ほぼ100%英語が通用します。

タイやベトナムに行ったことがある方ならわかると思うのですが、英語が使えないため、何を言っているのか全くわからず、現地の方とも会話にもならないことも。。。

その点、カタコトの英語さえ使えればマレーシアでは生活できてしまうのです。マレー語の看板などもアルファベット表記になりますのでタイやベトナムなどと比較しても看板やメニューなど発音できないということもありません。

日本人に物件を売却でいる可能性も十分ある


マレーシアは日本人にとって移住先として人気がある。これはご自分がマレーシアで不動産を購入した後に、移住を希望している日本人が賃貸人として入ってくれたり、日本人に対して売却できる可能性も高いことを意味しています。

移住やセカンドハウスを目的として不動産購入をする方の中には、ご自分が理想とする住環境条件が整っていれば良く、いわゆる不動産投資で重要とされる利回り等のリターンを得る発想ではない方もいますので、そのあたりを踏まえても間口がひろがって売りやすいと言えます。

当社はマレーシア不動産の売却のお手伝いをさせていただくことも大変多いのですが、売り手と買い手の両方が日本人であることもよくあります。

マレーシアで中古不動産を購入をされる方にとっても、売主さんが日本人だと契約などの面で何かと安心だということもあるかもしれません。ただし両者が日本人の場合でも売買契約書(SPA)などは英語やマレーシア語になります。

マレーシア不動産購入は移住やセカンドハウス需要があるため、他の国と比べても非常に魅力的と言えるかもしれません。