カンボジアの地元紙クメール・タイムズ(電子版)によると、カンボジア内務省は貿易や海外からの投資を促すため、「カンボジア・マイ・セカンド・ホーム」(CM2H)プログラムを承認し、運用を開始するようです。

ビザの取得者は10年間何度でも入出国できる権利などが受けられるため、カンボジアにおいて生活や経済活動がしやすくなります。またカンボジア人向けの保険を利用できたり、取得から5年後にはカンボジアのパスポートが発行できたりと、ASEAN(東南アジア諸国連合)の一員としての特権も受けられます。

カンボジアは1990年代から著しい経済成長を続けており、平均で7%のGDP成長率を上げています。過去10年間で海外からの投資も138倍に増加しており、新型コロナウイルスの感染拡大の渦中でも投資先として注目を集めています。

今後も経済成長を続けるため世界各国から投資を引きつけようと、カンボジア政府は同プログラムを導入したようです。また日系のサンライズ ジャパン ホスピタルを含め、優れた病院やインターナショナルスクール等があることもアピールしており、外国人の移住先としても注目を集めようとしています。

「カンボジア・マイ・セカンド・ホーム」は「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」(MM2H)と比較して獲得条件も厳しくないため、今後どのように運用されていくのか注目したいところです。

参照:https://www.khmertimeskh.com/501104298/asias-new-tiger-cambodia-introduces-cambodia-my-2nd-home-programme/

「カンボジア・マイ・セカンド・ホーム」(CM2H)の公式ホームページが掲載している取得条件は以下の通りです。

1. 応募者は、人種、出身地域、性別に関わらず、カンボジア政府が認めた国や地域の市民であること

2. 応募者は、内務省の承認を得ること

3. 応募者は、18歳以上であること

4. 応募者は、カンボジアに100,000ドルの資産を投資していること

5. 応募者は、カンボジア政府に承認された不動産プロジェクトを所有していること

6. 応募者は、個人の銀行口座と信託勘定に応募する資格があること

(7. 応募者は、言語能力の証明や学歴の証明は必要としない)

参照:https://cm2h.com/

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セカイプロパティ編集部
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