「コロナ明け」の規制緩和により世界各国で経済回復が期待されている中、国際通貨基金(以下、「IMF」)は2022年のマレーシアの経済成長率について、5.75%に着地する見込みを発表しました。
これはマレーシア政府が発表した予想値である「5.3〜6.3%」と類する数値であり、コロナ前(2019年)のマレーシアにおける成長率が4.4%であったことと比較しても、高い数値であると言えそうです。
IMFはその要因として、高いワクチン接種率や行動制限の緩和、柔軟な通貨レート、金融包摂や持続可能な経済を目指す金融政策などの点をあげています。また銀行業界も十分な資本を有し流動性が高いことが高く評価されています。
ウクライナ危機などの影響により経済の先行きが不透明な部分もある中、今後各国がどのように政策を打ち出し経済成長に繋げるか注意深く見守りたいところです。