クアラルンプールの象徴とも言えるペトロナス・ツインタワーがあるKLCC地区の隣に位置するカンポン・バル(Kampung Baru)。昔ながらの街並みが残るこの地域では、現在様々な開発プロジェクトが進行しており、カンポン・バルはモダンで美しいエリアへと生まれ変わろうとしている。

連邦直轄領(Federal Territories)大臣のカリド・アブドゥルサマド氏によると、カンポン・バルのモスクが開発の中心となり、9.6ヘクタール(96,000㎡)規模のマレー・ヘリテージパーク(歴史を学ぶことができる公園)などを含む開発が行われるという。

コンセプトは、世界遺産の街マラッカのカンポン・モーテン(Kampong Morten)と似たようなものになるが、規模はそれよりも大きなものになる。

さらにマレーの伝統的な建築方法を取り入れた住宅や、既存のカンポン・バルにおける住宅11ユニットについても公園の敷地内に取り入れられる。

また歩行者用の橋「サロマ・リンク(Saloma Link)」についても現在建設されており、完成すればカンポン・バルとKLCCの徒歩での往来が可能になる。その他の公共交通サービスも順次拡大されていく予定だ。

政府は現在、マレーシア人のための手頃な価格の住宅やビジネスエリアを建設することを検討しており、首都クアラルンプールにおけるマレー系のマレーシア人の割合を増やしていきたい考えだという。

【参照】Government has many projects planned for Kampung Baru, says FT minister

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セカイプロパティ編集部
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