クアラルンプールには日本人に人気のエリアが沢山あります。

今回は、高級住宅地として名高いBangsar(バンサー)についてご紹介します。

バンサーとは?

バンサーは、クアラルンプールの中心部から南西に4km、車で約15分ほどのところにあります。


バンサーは英国領であった1900年代初頭にロンドンに本社のあったクアラルンプール・ラバー社の経営者2名の名前、Edouard BungeとAlfred Grisarから名を取って設立された、Bunge-Grisar Rubber Estate 社(またはBungsar Estate社)がこのエリアの土地を所有していたため、Bangsar(バンサー)と名前がついたという説が有力です。

日本人には英語読みでバンサーと呼ばれていますが、ローカルの間では人種問わずマレー語読みでバングサーと呼ばれています。

バンサーの特徴

高級コンドミニアムが立ち並ぶ

各方面へのアクセスの良さに加えて、全体がなだらかな丘で形成されているため眺望がとても良く、高級住宅地として人気のエリアです。

リンクハウスや戸建ての他にも、バンサーヒルズと呼ばれるエリアを中心に高級コンドミニアムが数多く立ち並んでいます。

同エリアには現在もなお、高級コンドミニアムが続々と建設されています。

外国人駐在員が多く住む高級住宅地

バンサーは外国人駐在員が数多く住む街としても知られており、なかでも欧米人が特段に多く住んでいます。日本人にも人気のエリアです。

日本人が多く住む利便性の高いエリア

バンサーには、日本食材を多く取り扱う地元スーパーマーケット、日本語対応可能な総合病院、また日本人美容室もあります。レストランやカフェ、バーなども充実しているため、生活の利便性が総合的に非常に高い地域です。

通勤にも便利

日系製造業が数多く進出しているマレーシアでは、日系企業駐在員の勤務先はKLCC都市部だけでなく工場などがある郊外にあることも多いでしょう。

バンサーからは 各方面への高速道路のアクセスが良く、Subang(スバン)、Petaling Jaya(ペタリンジャヤ)といった主要な郊外地域へは車で約20分程度、Shah Alam(シャー・アラム)へは車で約30分程度です。

クアラルンプール日本人学校へのスクールバスも運行

車社会であるマレーシアでは通学に親が車で送迎するケースとスクールバスを利用するケースが半々ほどです。

ここバンサーでも各スクールの送迎バスが朝と夕方に数多く見られます。Japanese School of Kuala Lumpur(クアラルンプール日本人学校)までは車で約20分、スクールバスも運行しています。

日本人学校のバスルートは決まっているため、そのルート上のコンドミニアムを選ばなければならないケースもあるかもしれません。

各学校のスクールバスルートは年度毎に変更となる可能性があるため、詳細についてはご自身で学校に問い合わせされた方が良いでしょう。

バンサーの主な商業施設など

Bangsar Village(バンサー・ヴィレッジ)

日本食レストランや日本食材を多く扱うスーパーマーケット、日系ピアノ教室などがあります。書店や小児科、歯科なども揃っています。

ハロウィンやクリスマス時期などにはイベントが開催され、遠方から訪れる人々で賑わいます。

Bangsar Baru(バンサー・バル地区)

お洒落なカフェやバー、レストラン、ブティックなどが数多く並ぶエリアです。朝焼きたての美味しい本格クロワッサンやバゲットが買えるブーランジェリー、日本人経営のこだわりの本格派焼鳥店、日本人美容室などもあります。

バンサー・ヴィレッジからは徒歩圏内です。イスラム教のモスクの周辺一帯では毎週日曜日にナイトマーケットが開催されています。

Lucky Garden(ラッキー・ガーデン)

東南アジアならではのホーカーズが数多く出店しています。クリニックや薬局、クリーニング店、雑貨店、本屋、金物店、漢方薬局、日本食レストランも出店しており、地元民の生活に欠かせないエリアです。毎日、朝市が開催されています。

Bangsar Shopping Complex(バンサー・ショッピング・コンプレックス)

日本食レストランや本格ラーメン店、日本食材を扱う高級スーパーマーケットがあります。

まとめ

今回はマレーシア・クアラルンプールで住むエリアを検討する際に、日本人に人気の高いバンサーについてご紹介しました。

住い探しをする際の優先順位はもちろん人それぞれですので、まずは現地に直接足を運び、数日間は滞在してみて、実際に肌で雰囲気を感じてみることが大切です。