2020-05-29

PropertyGuru、360度ウォークスルー機能を搭載した新機能を発表

  • 海外不動産ニュース

東南アジアの不動産ポータル「PropertyGuru」は、プロジェクトやそのユニット、周辺の街並みを360度立体的に見ることができる新しいデジタル機能「Story Teller」を開始したと発表した。この機能は、グループの販売自動化プラットフォームであるProperty Guru FastKeyで利用できる。

Fast Key は、プロジェクトの立ち上げから販売完了までの不動産販売プロセス全体をデジタル化し、自動化している。
現在、東南アジアのデベロッパー100社からの、500以上のプロジェクトにサービスを提供しているとのことだ。

【この新機能で実現すること】

内覧会を開催して、遠隔地からでも取引を完了させることができる
デベロッパーは、セールスギャラリーやショーフラットの建設を待つことなく、プロジェクトが承認されればすぐに市場に出すことができる
ショーフラット購入希望者が閲覧できるように装飾や家具が施された新築住宅のことを指す
不動産購入者の嗜好に合わせた物件を、リアルタイムで紹介することも可能。

シンガポール政府は、先週、このように発表した。
「デベロッパーのセールスギャラリーは、62日から経済活動が再開する第一段階のもと、
バーチャルプラットフォーム上でのマーケティング及び営業活動しかできない。
許可が下りるまではセールスギャラリーは閉鎖されるからである。

コロナ禍で浸透した「ソーシャルディスタンスを十分に取る」という対策は、
消費者の行動を変え、それに伴い不動産の売買をめぐる対応も変えた。
たとえセールスギャラリーが機能していなくても、人々は新しい日常の中で物件を探す必要がある。物件探しも進化させる時が来たということだ。」

PropertyGuruFast Key のマネージングディレクターであるジェイソン・グレゴリー氏は次のように述べている。
「バーチャルが新しい常識となる中、Fast KeyStoryTellerを導入できたことは非常に喜ばしいことだ。没入型のデジタル体験は、消費者体験を飛躍的に向上させ、不動産エコシステムのすべての人に透明性と柔軟性をもたらすだろう。」


参考:PropertyGuru launches new feature with 360-degree walk-through of units