2020年5月の新築戸建て住宅市場に対する米国建設業者の信頼度が上がったと報じられた。

■その要因は以下の通り
①ほどんどの州が、住宅市場を<必要不可欠なビジネス>と認識していた
②住宅建設労働者の雇用を維持した
③ソーシャルメディア、バーチャルツアー、オンラインでのクロージングなどの革新的なやり方を用いながらこの危機的状況に柔軟に対応した
④低金利で住宅購入が可能になった

■これからの住宅市場が回復していくという予測を裏付ける指標は、以下の2つである。
①住宅ローンの申請件数が4週連続で増加している
②ここ数週間の住宅市場における買い手の動きが改善している

■もちろん問題点・懸念点もある
①失業率の高さ
②業者のローン利用
③建築資材が入手困難になる可能性

<最後に>
COVID-19という未曾有の状況下においても、環境の変化に柔軟に対応しつつ、雇用を守った結果が
建設業者の信頼度向上へ繋がったとみられる。
問題点もいくつかあるが、米国がそれをどのように解決・緩和していくのか、今後の動向に注目したい。


参照元ニュース:Builder Confidence Index Enjoys Solid Uptick in May, Following Historic Drop in April