クレスト・ビルダー・ホールディングスBhd(以下クレスト・ビルダー社)は、クランバレーで3つの新しい不動産開発プロジェクトを開始する予定であり、その費用は合計で約25億リンギット(約612億円)に上るとのことだ。

その中に、今年後半に立ち上げを予定しているPrasarana Malaysia Bhd、Detik Utuh Sdn Bhdとの共同企業体(ジョイント・ベンチャー=以下JV)プロジェクト「Latitud8」がある。

クレスト・ビルダー社は、2016年、Latitud8の開発のためにJVを締結した。

New Straits Timesによると、クレスト・ビルダー社は、市場の状況やCovid-19の結果次第では、2020年末に向けて複合商業施設プロジェクトを立ち上げる予定であると関係者が述べたとのこと。

この複合商業施設は、クアラルンプールのジャラン・アンパンにあるLRTダンワンギ駅の上に開発され、開発総額は約11億リンギット(約270億円)。クレスト・ビルダー社初の10億リンギット(約250億円)規模の不動産プロジェクトとなる。

市内初の公共交通指向型開発として注目されるこの44階建てのシングルタワーは、17階建てのオフィススペース、ライフスタイルモール、小規模オフィス、フレキシブルオフィス(SoFo)、二世帯住宅、ホームオフィス(SoHo)の418戸を備えている。

この住宅ユニットの推定販売価格は、1平方フィートあたり1,359リンギットから1,650リンギットとなっている。

クレスト・ビルダー社は、2018年9月に共同でタワーを建設するためにT7 Global BhdのユニットであるT7 Kemuncak Sdn Bhdと提携した。しかし2019年11月8日付けのBursa Malaysiaの報告によると、Latitud8の建設に関して、クレスト・ビルダー社とT7 Kemuncakの提携に関する重要な進展はなかった。

クアラルンプールの住宅や商業施設の需要と供給を考慮して、当初の開発計画にいくつかの変更が加えられているようだ。

クレスト・ビルダー社とそのJVパートナーは、Latitud8が交通拠点の上に位置していることから、外国からの不動産購入者を惹きつけるために、豪華かつユニークな開発にしたいと考えている。また、複数のサイズがある住戸用に、新たな価格の設定を検討している。

Latitud8のサービス付きレジデンスのサイズは、582平方フィートから1,221平方フィートまで、二世帯住宅は927平方フィートから2,178平方フィートまで。(これは同社のウェブサイトに掲載されている。)

一方、ケラナジャヤでは開発総額約10億リンギットの複合開発施設を進める予定だ。これはクレストビルダー社2つ目のプロジェクトとなる。

LRTケラナジャヤ駅周辺の1.98ヘクタールの敷地で開発されるこのプロジェクトには、オフィス、サービス付き住宅スイート、小売ユニットが含まれ、2021年半ばに竣工予定。これは、Prasarana Malaysia BhdとのJVプロジェクトでもある。

3番目のプロジェクトは、クランでの4.5億リンギットの住宅プロジェクトだ。このプロジェクトは、クレストビルダー社が2019年12月に5,500万リンギットで取得したブキッティンギの2,646ヘクタールの敷地を占める。市場の状況に応じて、2021年会計年度の第1四半期に立ち上げる予定だ。

「今は、既存の開発内に残っている売れ残りのユニットを売却することにフォーカスしている。また、将来の収益向上のために、不動産開発部門を拡大するため、より多くの土地を取得することも視野に入れている」と関係者は語っている。


※レート換算は2020年4月21日現在のもの

【参照元】Crest Builder May Launch Rm2.5Bil Worth Of Property Projects.