2019-12-27
2020年、シンガポールに数々のコンドミニアムが誕生
- 海外不動産ニュース
シンガポールでは、来年数多くのコンドミニアムの販売が予定されている。シンガポールでは国民の8割がHDB(公営住宅)に住んでいるが、来年リリース予定のコンドミニアムとはどのようなものなのだろうか?そしてHDBとの違いはあるのだろうか?
ここで言う「コンドミニアム」とは、アパートメントタイプの物件を指す。HDBとよく似ているが、市民権の有無に関わらず購入できる点が大きな特徴である。基本的にシンガポール人、もしくは永住権を持つ外国人以外には所有が認められていないHDBとは異なり、外国人でも購入することが可能である。
またコンドミニアムには、クラブハウスやバーベキュー・ピット、テニスコート、プールなどといった施設が充実しているという。
「高級コンドミニアム」については、「ハイブリッドHDB」とも呼ばれている。これは高級コンドミニアムが、TOP(Temporary Occupation Permit:政府による入居許可)から最初の10年間は公営住宅とみなされるためである。つまり、高級コンドミニアムは、シンガポール人か永住権保持者のみ所有が可能ということになるが、10年を超えると民間住宅としての扱いに変更されるというわけである。
さらにHDBとコンドミニアムの間には、価格の面でも大きな違いがある。HDBの平均価格は1平方フィート当たり330~700ドル(約36,000~76,000円)であるのに対し、コンドミニアムの価格はその2~3倍となっている。コンドミニアムは、CBD(Central Business District:ビジネス中心区)など立地も良く、その転売のしやすさなどが価格に反映されているという。
2020年に発売が予定されているコンドミニアムの中でも特に注目されるのは、「Sims Villa」、「The Landmark」、「Parc Canberra」である。これらの物件は、立地を考慮すると比較的手頃な価格設定となっており、関係者の関心の目を集めている。
【参照】Upcoming EC, Condo launches in 2020 to consider if you are planning for a new home
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