日本ではまだ知名度が高いとは言えないクロアチアだが、小さな国ながら文化と自然が融合した名所が多数あり、近年人気が急上昇している国である。

そのクロアチアの首都ザグレブでは、来年にも駅にかかる高架橋の建設が始まり、ザグレブは新しい街へと生まれ変わることが期待されている。

ブジン(Buzin)・ジャンクション~ヴェリカ・ゴリツァ(Valika Gorica)のエリアでは、以前より交通渋滞が頻繁に起こっており、クロアチアへ陸路で入国する際の大きな問題となっていた。高架橋の設置でスムーズな交通の実現が可能となる。クロアチアの高速道路の管理を担うCroatian Motorways(HAC)は、完成後はブジンからの交通量の約50%が新しいジャンクションへ迂回するものと見ている。高架橋建設については、2020年末までに開始したい考えだ。

さらにHACとザグレブ市は、高架橋の建設(HAC担当)に加え、サラエボ道路の再建と新しいトラムライン(路面電車)(ザグレブ市担当)の共同プロジェクトにも着手する予定だという。また一連のプロジェクトで、ザグレブと国際空港のアクセスも改善されると期待されている。

今後のクロアチアの観光業の発展のためにも、インフラ整備は欠かせない。今回のプロジェクト総額は6,800万ユーロ(約81億円)に上ると見積もられている。

photo:Pixabay

【参照】68 million mega project to give city of Zagreb new southern entrance

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セカイプロパティ編集部
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