定年後は海外で悠々自適な生活を送りたいと望む人も多いだろう。しかし選択肢が多すぎて迷ってしまうのも事実だ。今回アメリカの専門誌「International Living」が、「定年後の生活に最適な国 2019年度版」を発表した。

10位:スペイン
ビーチ・バケーションの旅行先としてヨーロッパの人々に人気のスペイン。高い生活水準に加えて、国内消費と輸出用に多くの野菜や果物が生産されているため、食糧については比較的安く手に入れることができる。またヨーロッパの中でも生活費が安く、退職者にも人気となっている。

9位:タイ
東南アジアは、地理的・文化的多様性などから常に人気のエリアである。ビーチリゾートから山々といった自然が残る一方で、洗練された近代的かつ高級な住宅が手頃な価格で手に入る。タイのワンルームタイプの家賃は月442ドル(約48,000円)程度で、電気や水道などの公共料金もかなり安い。さらに外国人コミュニティの活動も盛んに行われている。

8位:ペルー
ペルーと言えばマチュピチュ遺跡が有名だが、素晴らしいビーチや料理、生活費の安さなどから退職後の生活拠点としても人気がある。首都リマにはいくつかの高級住宅地があるものの、月2,200ドル(約24万円)以下で夫婦二人の生活が可能である。

7位:ポルトガル
ポルトガルは旅行者や外国人に対して非常にオープンであり、もちろんポルトガル語が話せるに越したことはないが、ポルトやリスボンといった都市では英語でのコミュニケーションが可能だ。またヨーロッパでブルガリアに次いで2番目に生活費が安い国とされ、月2,500ユーロ(約30万円)以下で夫婦二人の生活が可能である。

6位:コロンビア
年間を通じて温暖な気候に恵まれているコロンビア。様々な人種が集まる国としても知られ、外国人もスムーズに生活に溶け込めるはずだ。ビザ取得に関しても非常に簡単で、月2,500ドル(約27万円)以上の収入証明もしくは770ドル(約84,000円)以上の年金証明があれば良い。

5位:マレーシア
のどかなビーチや手つかずの自然に加え、ペナン島などでは月1,990ドル(約21.7万円)程度(家賃を含む)で生活が可能である。家賃については、月442ドル(約48,000円)以下で借りることができる。

4位:エクアドル
エクアドルの魅力は、海岸近くに住むか山の近くを選ぶか、小さな町を選ぶか大都市の生活を楽しむかなど、様々なライフスタイルに対応できるということだろう。太平洋側のビーチハウスの価格は144,000ドル(約1,570万円)程度である。

3位:メキシコ
生活費はかなり安く、エリアにもよるが月1,600~3,300ドル(約17.5~36万円)程度で夫婦二人の生活が可能である(家賃、医療費を含む)。60歳以上の人は、様々な商品やサービスにおけるディスカウントが受けられる。

2位:コスタリカ
美しい自然、温暖な気候、生活費の安さ、高度な医療サービスなど、コスタリカが上位にランクインするのも納得である。ラテンアメリカで最も長く民主主義の伝統を持つ国でもあり、1949年に常備軍を廃止して以降、教育やヘルスケアに予算を充てている。移民によるコミュニティの活動も盛んである。

1位:パナマ
モダンな街並み、年間を通じて夏の服装で過ごせる気候、温かい人々など、退職後の生活には最適の場所と言える。通貨はアメリカドルが使用されており、税率も低い。首都パナマシティは様々な人種が集まる国際都市であり、家賃も月1,400ドル(約15.2万円)以下である。郊外ではさらにリーズナブルな物件が見つけられる。

Photo:Getty Images / Damocean

【参照】The 10 best countries to retire in 2019, according to expats

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