近年、第二のシリコンバレーと言われるほど、先進技術が発達した国イスラエル。
そんなイスラエルに注目する人の中には、現地の不動産に興味を持つ人もいるのではないでしょうか?
そこで今回はイスラエル不動産についての
- 外国人でもイスラエルの不動産を購入できるの?
- 不動産を購入するならどんなエリアがおすすめ?
- 不動産を購入するには具体的にどのようなステップが必要?
といった疑問に応えていきます。
イスラエルの不動産市場の動向
イスラエルは2007年頃から不動産価格が上昇し続けていましたが、近年の政府の金利対策の影響を受けて、2017年には同期比1.53%のマイナスとなりました。
図:イスラエル不動産の価格推移
出典:Global Property Guide
不動産価格の上昇に歯止めをかけた要因には、住宅ローン金利の引き上げ、投資抑制を目的とした課税、購入税の引き上げなどによるものです。
イスラエルは国内の政情の不安定さ、安全保障上の問題、世界的な金融危機(リーマンショック)にもかかわらず、2011年を除く過去9年間で大幅に住宅価格が上昇しています。
イスラエルの不動産は外国人でも購入できるの?
イスラエルでは外国人であっても不動産を購入することは可能です。しかし、イスラエルの国土の約70%は政府の国有地であることや、ユダヤ人と非ユダヤ人の間で不動産の所有権が異なることなどを考慮にいれると、購入することは簡単ではないと考えた方がよいでしょう。
イスラエルで不動産を購入するのにおすすめのエリア
外国人がイスラエルで不動産を購入する際、以下のエリアが人気です。
エルサレム
イスラエルの首都であるエルサレムは、政府の職員、弁護士、医療従事者などが多く、住宅需要も大きいです。中央エルサレムの70平方メートルのアパートを購入すると、100万~200万シェケル(3,000~6,000万円)の費用がかかります。
また、エルサレムにある120平方メートルのアパートには、200〜600万シケル(6,000~1億80,00万円)と程度となっています。
テルアビブ
テルアビブはイスラエルの不動産市場において、住宅価格が最も高いエリアです。このエリアは地中海に面しており、美しいビーチもあり、世界中から観光客が訪れます。
さらに、イスラエルの企業や金融機関の多くはテルアビブにあります。テルアビブの70平方メートルのアパートには、100〜300シェケル(3,000~6,000万円)程度となっており、120平方メートルのアパートは、400万〜600万(1億2,000~1億8,000万円)とエルサレムと比較しても価格が高くなっています。
ハイファ
ハイファはイスラエルで3番目に大きな都市であり、住宅市場はエルサレムやテルアビブと比較すると安い水準となっていますが、近年は公共交通機関やインフラが急速に整備されており、発展が予測されるエリアです。
70平方メートルのアパートでは50万〜100万シケル(1,500万円~3,000万円)、120平方メートルのアパートでは90〜300万シェケル(4,500万円~9,000万円)程度となっており、エルサレム、デルアビブと比較すると安価です。
イスラエルで不動産を購入する際の注意点
イスラエルで不動産を購入する際、次のような手数料が発生するので、注意しておきましょう。
不動産購入税
不動産購入時に5%の税金を支払う必要があります。
登録料
登録料は通常、不動産価格の約0.20%に加えて18%の付加価値税(VAT)が発生します。登録手数料には、土地の登録、税務手続きなどが含まれます。
法定手数料
法定手数料は一般に不動産価値の約1%〜2%です。買い手と売り手双方はこの税金を支払う必要があります。
まとめ
今回はイスラエルの不動産について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
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