不動産投資を成功させるためには、どの不動産仲介会社に相談するかが重要となります。一般的に、良いとされる仲介会社に相談しないと、収益がしっかりと得られないだけでなく、逆に損失を抱えてしまう可能性があります。

今回の記事では、これから不動産投資を始める方向けに、「良い不動産屋」を選ぶためのポイントを紹介しています。また、「悪い不動産屋」の見分け方や、不動産仲介会社の活用方法も解説しているので、気になる方は最後までチェックしてみてください。

不動産投資で良い不動産屋を選ぶ必要性

不動産投資で成功を狙うためには、良い不動産屋を選ぶ必要があります。というのも、収益が出やすい物件の購入や、適切な不動産運用の方法に関するアドバイスが得られやすくなるためです。

仮に、悪い不動産屋に問い合わせると、相場よりも高額な物件を買わされてしまったり、不動産仲介会社からカモにされたりする恐れが考えられます。多くの不動産仲介会社があるなかで、時間をかけながら良い不動産屋を探し出すようにしましょう。

不動産投資で良い不動産屋を選ぶためのポイント

それでは、良い不動産屋を探し出すためには、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。不動産投資の成功に向けて、良い不動産屋を選ぶポイントを把握しましょう。

広告に不適切なキーワードが使われていない

1つ目は、不動産投資の広告に不適切なキーワードが使われていないかです。一般的に、ほかの商品と同様に、不動産でも誇張しすぎた広告が禁止となっています。

たとえば、「日本一、世界一の物件」、「厳選」、「格安、掘り出し」といったワードは、誇大広告に該当するので、不動産広告には使ってはいけません。このように、禁止とされているワードを使った広告を出稿している不動産仲介会社には注意が必要です。

免許証の更新頻度が多い

次に、不動産事業に関する免許証の頻度が多い仲介会社です。不動産事業を経営するにあたって、宅地建物取引業の免許が必要となります。

不動産仲介会社のHPを参照すると、「国土交通大臣免許◯号」、「県知事免許◯号」といった免許証の記載がありますが、「◯」の数字が免許の更新回数に該当します。5年ごとに更新する必要があるので、更新回数が多いほど不動産事業が長いこととなります。

たとえば、当社は2015年に設立し8年目を迎えたので、更新回数が1回(発行時も含めて2回)です。仲介会社に相談する際には、更新回数にも注目してみてください。

問い合わせ後に来店を急かせない

良い不動産屋を選ぶにあたって、不動産仲介会社の態度も重要なポイントとなります。不動産仲介会社としては、早めに物件を購入してもらいたいので、問い合わせてきたユーザーに来店や個別相談を促してくる場合があります。

とはいえ、あまりにも急かした態度を取ってくる仲介会社は、資金繰りの悪化や、経営的に厳しくなっていることが考えられます。もちろん、不動産投資は早めに動くことが大切ですが、自分のタイミングで相談しやすい仲介会社を選ぶようにしましょう。

店舗が清潔で整理整頓されている

店舗型の不動産仲介会社に相談するときには、店内の様子もチェックしてみてください。清潔で、書類が整理整頓されているほど、良い不動産屋である可能性が高くなります。

たとえば、個人情報を記載した書類が乱雑に放置されている場合、重要な書類をしっかりと管理できていないということになります。訪問者用のスペースだけでなく、各担当者の机の上や、コピー機周りなども可能であれば確認しておきましょう。

営業担当者の顔写真やプロフィールを掲載している

最後に、営業担当者の顔写真やプロフィールを掲載していることです。必ずしも、顔写真やプロフィールの掲載が重要というわけではありませんが、営業担当者の情報が記載されていると、心理的に安心して相談しやすくなります。

また、営業担当者がどういう思いで顧客と接しているのかという紹介文がある場合は、実際に相談をしてみながら本当に実感できるのかを確かめてみてください。営業担当者の人柄をチェックすることも、不動産投資の成功に欠かせないポイントです。

当社でも各営業担当者のプロフィールを掲載しています。ぜひ、お気軽に相談をお申し込みください。

【営業担当者の詳細あり】個別相談ページの申込みはこちらから

良い不動産屋と悪い不動産屋の見分け方

良い不動産屋の特徴を紹介しましたが、悪い不動産屋を見分けるのが難しいことがあります。「良い不動産屋」と「悪い不動産屋」を見分ける際のポイントをまとめていきます。

不動産投資のリスクも話してくれるか

良い不動産屋と悪い不動産屋を見分ける方法として、不動産投資のリスクを話してくれるかが挙げられます。不動産投資は、入居者がいる限り賃貸収入を得られるほか、不動産価格上昇によるキャピタルゲインを期待できます。

しかし、入居者が決まらない場合には、賃貸収入が長期的に得られなくなるリスクがあります。さらに、入居者が決まっても賃料の未払いリスクや、高額な修繕費が必要となるリスク、物件売却時に買主がなかなか見つからないリスクなど、さまざまなリスクに注意しなければなりません。そのようなリスクもしっかりと話してくれる不動産仲介会社を選ぶようにしましょう。

各々に適した不動産のアドバイスをもらえるか

不動産投資を成功させるには、各々に適した方法を取らなければなりません。たとえば、予算が限られているのにも関わらず、無理矢理高額な物件の運用を勧められても成功しない可能性があります。

そこで、自身のニーズに適したアドバイスをもらえる不動産仲介会社を選びます。賃貸で安定的に収入を得たい、将来的な不動産価格の上昇でキャピタルゲインを狙いたいなど、目的とする運用方法を伝えたうえで、アドバイスをもらえるようにしましょう。

参考記事:不動産投資の相談先おすすめ6選!相手を選ぶポイントや注意点とは?

おすすめしない物件まで紹介してこないか

上記のポイントに関連して、おすすめしない物件まで紹介してこないかという部分も重要です。不動産仲介会社の都合で、収益が出にくいのにも関わらず、無理に物件の購入を迫られてしまった場合には要注意です。投資家の意向に沿って、最適な物件を紹介してくれる不動産仲介会社を選ぶようにしましょう。

営業担当者からカモにされていないか

悪質な不動産仲介会社のなかには、投資家をカモにしてくることがあります。具体的には、相場よりも高額な価格で売りつけてきたり、仲介会社の都合で収益が出にくい物件を勧めてきたりします。

とくに、不動産投資に関する知識が浅い投資家がターゲットにされやすく、初心者は十分に気をつけなければなりません。投資家自身も知識を身に付けなければなりませんが、少しでも怪しいと思った時点でほかの仲介会社に依頼し直しましょう。

信頼できるランキングや口コミをチェックする

最後に、不動産仲介会社のランキングや、SNSで口コミをチェックしてみることもおすすめです。客観的に仲介会社を評価してくれるので、どのような部分が優れている・悪いのかをひと目で確認できます。

ただし、ランキングや口コミを参考にする際には、「信頼できるユーザーが評価しているもの」を見るようにしましょう。不動産仲介会社から報酬をもらい、ランキング上位に表示させたり、SNSで良い口コミをしたりしていることもあります。

不動産投資で良い不動産屋を有効に活用する方法

良い不動産屋を見つけたあとは、不動産運用成功に向けてうまく活用することも大切です。有効に活用するためにも、3つのことを意識してみてください。

積極的に相談して有益な情報を入手する

まずは、不動産仲介会社から有益な情報を入手することです。不動産投資は情報戦でもあり、十分な情報がないと失敗してしまうリスクがあります。

とくに、海外不動産は、現地の言語で入手しなければならないことや、日本から入手しにくいこともあり、不動産仲介会社をどう活用するかが重要です。気になることや、不安に感じていることなどを相談しながら、有益な情報を得られるようにしましょう。

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セミナーを介して営業担当者に質問する

次に、不動産投資の情報を知りたい方は、セミナーにも参加してみてください。セミナーでは、不動産投資の基本的な知識だけでなく、おすすめの物件や、今後不動産価格が伸びる可能性が高いエリアなどの情報を得られる可能性があります。

最近では、オンライン形式でのセミナーも開催されており、自宅からでも気軽に参加できます。担当者に質問できる機会もあるので、オンラインセミナーに参加してから個別相談するのもおすすめです。

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物件購入から売却までの計画を立ててもらう

不動産仲介会社に相談する際には、物件購入のアドバイスだけでなく、売却までの計画を立てておくと安心です。賃貸運用によるインカムゲインはもちろんのこと、物件売却でキャピタルゲインを狙う場合には、出口戦略を明確に立てなければなりません。

また、不動産は流動性が低い資産で、売ろうと思ったタイミングで売却できない可能性があります。不動産仲介会社にあらかじめ相談することで、どのような戦略を立てるべきなのかをアドバイスしてもらえる可能性があります。

まとめ

良い不動産屋と悪い不動産屋があるなかで、さまざまなポイントを意識しながら見分ける必要があります。コンプライアンスの遵守や、不動産仲介会社としての信頼性、営業担当者の雰囲気などは、良い不動産屋を選ぶのに欠かせないポイントです。

そして、良い不動産屋を見つけ出すことだけでなく、どのように活用していくかも重要です。個別相談でじっくりと話を聞いてもらったり、セミナーに参加して不動産投資を勉強したりするなど、さまざまな方法で不動産仲介会社を活用しましょう。