アメリカでも有数の不動産投資エリアとされるハワイ。リゾート地として日本人にも馴染みがある場所であり、理想の移住先としても常にランキング上位に位置しています。しかし、ハワイは投資先としてメリットがあるのか疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。国内不動産投資との違いも見ながら、ハワイ不動産投資のメリット・デメリットをご紹介していきます。
ハワイ不動産投資のメリット
物件価格の値上りを期待できる
世界中の投資家や富裕層から注目され、需要が常にあるため値崩れしにくいのがハワイ不動産の特徴です。リーマンショック時でも、ハワイ・カリフォルニア・ニューヨークの3都市は、他の都市と比較するとあまり不動産価格が下がっていません。
ホノルルの不動産価格は、下記グラフのように2012年以降も堅調に上がり続けています。また、コンドミニアムにおいても、2000年以降は価格が堅調に伸び続けており、同じくリーマンショック時に大きな影響を受けていないのが特徴です。
※Data provided by Redfin, a national real estate brokerage. https://www.redfin.com/news/data-center/
日本の金融機関でもローンを利用できる
一部の国内金融機関なら、ハワイ不動産の購入に関してローンを利用できます。さらに、海外の金融機関と日本の金融機関を比較すると、日本の方が低金利です。ハワイの銀行では金利4~5%ですが、国内の銀行の金利は2.8%〜となっています。また、融資の通貨については、国内銀行は円でハワイの銀行はアメリカドルです。日本を拠点にしている方であれば、為替変動によるリスクを避けるためにも、日本円のローンがおすすめです。
ただし、国内金融機関からローンを引き出すには条件がありますので、しっかり確認することをおすすめします。
利用できる国内銀行
<SBJ銀行>
SBJ銀行には、アメリカのハワイ州ホノルルの不動産を購入する時にだけ利用できる不動産投資ローンがあります。その「海外不動産(ハワイ州ホノルル)購入ローン」なら、日本国内でハワイ不動産投資用のローンを組めます。
最大借り入れ期間35年
日本の担保不要
金利2.8%
金利種別変動
年収安定・継続した収入が見込まれる方
借り入れ額:1,000万円以上2億円以内(10万円単位)
URL:https://www.sbjbank.co.jp/individual/loan/overseas/
<東京スター銀行>
東京スター銀行には、アメリカのハワイに所在する(ワイキキ、アラモアナ、カカアコ、ゴールドコースト、カハラ、ハワイカイ、エワ・ビーチなどのハワイ州オアフ島南岸エリア)不動産を担保にして、利用できる不動産投資ローンがあります。
最大借り入れ期間1年以上5年以内
日本の担保不要
金利2.8%
金利種別固定
借り入れ額:1,000万円以上2億円以下(50万円単位)
URL:https://www.tokyostarbank.co.jp/hojin/domestic/financing/hawaii/
中古物件も多数流通している
ハワイで流通している住宅の多くは中古なので、新築に比べて安く購入できます。また、ハワイ不動産を購入する人は世界中にいるため、物件取引も活発です。出口戦略においても物件を売却しやすいマーケットになっています。さらに、過去の収益推移を確認しながら物件を選べるので、利回りや入居率の予測を立てながら投資できるでしょう。
ハワイ不動産投資のデメリット
物件価格が高く利回りは低い
2021年1月時点でハワイ州の物件価格中央値は$617,000と高額になっています。また、US Censusの2019年推計データを元に計算した、ハワイ不動産の表面利回りは2.96%です。東京23区の平均利回りは4%〜5%なので、ハワイ不動産は東京と比べると利回りが低い点に要注意です。
建物のメンテナンスに要注意
ハワイ不動産には築古の物件が多く、メンテナンスに必要な管理費も高くなる傾向にあります。また、プールなどの施設がある場合は修繕費用の積立も必要です。日本在住の投資家がハワイの築古戸建に投資するのであれば、修繕や定期的なメンテナンスを請け負う業者を事前に探しておくのも有効です。なお、入居者を入れやすくするため、物件購入時に修繕が必要となる場合もあります。
ホテル運用には規制がある
ハワイでコンドミニアムを購入しても、全ての物件においてホテル運用ができるわけではありません。リゾートエリア以外の地域でホテル運用をするためには、バケーションレンタル事業許可証の取得が必要です。2019年6月にコンドミニアムの運用に関するホノルル市の条例が制定されたため、コンドミニアムをホテル運用したい場合は、運用可否について不動産会社やエージェントに確認しなければなりません。
日本とハワイのどちらに投資すべき?
ハワイは将来性が高い
日本ではコロナの影響もあり、都心のオフィスで空室が目立つようになってきました。住宅・マンションの価格は一部上昇傾向のエリアがありながら、不安定な状態を保っています。また、大型スポーツイベント実施が不透明であり、住宅市場がバブル状態と囁かれているなど、不動産価格の下落に結びつく不安要素が多くあります。その一方で、ハワイ不動産は価格の上下動があるものの、長期的に値上がり傾向にありますので、将来性のある物件も多く見つけられるでしょう。
管理の難易度は日本の方が低い
ハワイは日本との時差が19時間あるため、ハワイ不動産投資には、管理会社との連絡が取りにくいデメリットがあります。また、ハワイの公用語は英語であるため、日本と比べるとコミュニケーションの壁があり、細かな情報共有も含めた管理については日本の方が簡単です。ハワイ不動産を運用するなら、日本のエージェント経由で行う、日本語対応が可能な現地の不動産会社を見つけるなどの対応策が必要になります。
ハワイ不動産のエリア紹介
<ホノルル>
オアフ島南岸にあるホノルルは、ハワイ諸島の中でも人が多い人気のエリアです。アメリカの中でも、不動産投資先として多くの投資家・富裕層から注目されています。世界でも最大規模の観光地であり、日本人がハワイ旅行としてイメージするのも、ホノルルが大半なのではないでしょうか。
<アラモアナ>
ワイキキのすぐ西に位置するアラモアナも人気エリアのひとつです。ワイキキまでは徒歩圏内であり、大型ショッピングセンターもあるため、アラモアナは買い物に便利です。海沿いに並ぶコンドミニアムからは、ハワイの海を一望できます。そのため、内陸部では家賃が比較的安い傾向にあります。
<エワ・カポレイ>
エワ・カポレイは、ハワイの中でも都市開発が急速に進んでいるエリアです。ホノルルで建設が進む鉄道の始発駅にもなっています。不動産としては、木造の戸建てが多く、特にゴルフコース近くの不動産は高値で取引されています。
まとめ
ハワイ不動産投資のメリット・デメリットをご紹介しました。不動産価格が上昇を続けるハワイなら、戸建・コンドミニアムどちらに投資しても、多くのメリットを享受できます。なお、投資の際は、ハワイにおける不動産投資の規制や物件の管理方法、メンテナンス費用などに要注意です。
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