最近は、テレビでも話題のマレーシア。居住用にしても投資用にしてもマレーシアで不動産を購入するときに悩まれるのが、物件の種類だと思います。
本記事では、外国人が購入できるマレーシア不動産の種類で代表的な3つ、「コンドミニアム」、「アパート」、「戸建て」を説明します。

1 コンドミニアム (Condominium)

こちらは日本でいう大規模分譲マンション(タワーマンション)などがあてはまります。とりわけコンドミニアムの中には、充実した共用施設(プール、ジム、シアタールーム、ゲストルーム)とコンシェルジュサービスなどがあります。そのコンドミニアム内または併設される形で、スーパーマーケット、コンビニ、レストラン、託児所といった生活を便利にする施設があることが多いです。

2 アパートメント (Apartment)

日本でいう中小規模の分譲マンションまたはアパートがあてはまりまり、ローカルの方が多く住んでいます。こちらは、上述のコンドミニアムとは違い、共用施設が少ないまたはない、立地にも依りますがスーパーなどの便利な施設が隣接していない場合が多いです。賃料は安めです。

(※日本ではマンションとアパートの違いは明確にはありません。日本の不動産業界では、木造、プレハブ造、軽量鉄骨造をアパートメントと分類し、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)、鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨造(ALC)をマンションと分類する傾向にあります。)

3 戸建て (House)

マレーシアで最もポピュラーな戸建て住宅といえば、リンクハウスです。


リンクハウスとは日本で言う長屋形式の住宅で、10軒以上の家がずらりと棟を連ねています。もとはヨーロッパの住宅様式で、イギリスがマレーシアを統治していた20世紀初頭に広まったと言われています。また、一番端の物件は片側だけを共有し、一般にコーナーハウスと呼ばれます。また、ふたつの家がつながった「セミデタッチ」よりも割安で、中間層が多く住んでいます。「セミデタッチ」とは、1つの建物に2戸入り、真ん中の壁を共有した物件です。この物件はリンクハウスより大きな庭が付き、値段も高いのが一般的です。

そして土地付き物件として最上級のものをバンガローハウスといいます。日本で言う一戸建て住宅の事で建物の前後左右に庭があり、現地の富裕層が住んでいる物件です。


4 まとめ

駐在の日本人は、セキュリティ上、コンドミニアムに住まれている方が多いと思いますが、マレーシアには、庭付きの戸建て住宅(リンクハウス、セミディタッチハウス、バンガローハウス)も多くあります。マレーシアの不動産を買われる時は、どのタイプが生活に合うのか、需要がどちらがあるのかなど検討してみてはいかがでしょうか。

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