今回は編集部のN氏が、ベトナムのダナンに行き、ホーチミンとの違いやベトナムに移住はできるのかをレポートしてもらいました。また、ベトナムのダナンから1時間で行ける観光都市「ホイアン」についても少しご紹介いたします。

1 ベトナムについて

1-1 ベトナムの概要

・ベトナム社会主義共和国(通称 ベトナム : Việt Nam )
・東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家。
・首都:ハノイ
・通貨:ドン (20,000ドンで約100円)
・人口:約9,370万人(日本:約1億3000万人)
国土は南北に細長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接する。東と南は南シナ海に面し、フィリピンやボルネオ島(マレーシア連邦やブルネイ、インドネシア)やマレー半島(マレーシア連邦およびタイ王国南部)と相対します。南シナ海南部のスプラトリー諸島を「チュオンサ諸島」と呼称して自国領と主張し、一部を実効支配しています。南シナ海中部のパラセル諸島(ベトナム名「ホアンサ諸島」)についても領有権を主張していますが、中国の実効支配下にあります。ベトナムで橋を作っていた友人の父の話だど、ベトナム人は日本人に大きな尊敬と感謝を抱いているとのことだった。

1-2 ホーチミンとダナンの違い

私が以前、ホーチミンに行った時、「ベトナムはこんなにも都会なのか…」と感じました。高いビルと綺麗なショッピングモールが並び、道路はしっかりと舗装されている。数えきれない程の走っているバイク。

空港が街の栄え具合を表すと私は思っていますが、空港にはレストランなどはなく、空港の外に行くにはタクシーもしくはバスのみ。タクシーはぼったくられると私は思っているので、バスを使おうと思っても案内表示はなし。説明できる人も居ない。まだ余り観光客には対応していないようでした。

最終的に、Grabを呼び、街まで出ました。一番栄えている通りには、有名なタピオカ屋さんやレストランがちらほらあるものの、メインの場所は教会で、その周りにはビルなどはあまりなく、ホーチミンとの違いにとても驚きました。日本で例えた場合、ホーチミンが東京ならばダナンは博多…いや、名古屋あたりかもしれません。

世界最大の綱橋・ロン橋(ドラゴンブリッジ)

2 ベトナム(ホーチミン・ダナン)への移住は可能か

旅行で行ったことがある「ホーチミン、ダナン」で移住は可能か考えてみました。

住む環境にしてはホーチミンは整っていると思います。ダナンに関してはまだまだ暮らすには環境が整っているようには思えず、これからに期待といった感じ。Grabで走っている間に、工事現場を見ることが多かっので、これからどんどん新しい建物が増えていくと思います。ホイアンの海沿いには新しい物件と別に、ショッピングモールが併設されるようで、新しい街造りプロジェクトが始まるようでした。

そして、私が一番大事にしている水回り問題について。ホーチミンは綺麗なショッピングモールやレストラン等に入ればとても綺麗なトイレがあり、入るのにお金もかからずトイレットペーパーも無料でついていることが多く、問題はありません。交通の便についても、車・バイクの交通量が多く、信号が少ないので、道路を渡るのに慣れが必要ですが、移動に関しては、Grabやバスを使えばそれほど困ることはなさそうです。

でも、移住は・・・?私には正直、無理だと思いました。

何故移住を考えられないのか。それは、ただ単にフィーリングとしてベトナムよりもカンボジアの方が好きだからです。私はカンボジアの人柄・食事・雰囲気・空気すべてが好きなため、カンボジアと比べた時にベトナムが1番になるとは思えませんでした。

移住は最終的には住む人がどう感じるかがポイントになってくるので、やはり実際に足を運んで空気を感じ、住みたいと思うかどうかを感じていただければと思います。ホーチミンは発展しているので、ダナンより住みやすくなっており、首都ハノイも同様に急成長を遂げています。ダナンはこれからが期待される場所なので、是非一度移住を検討されている方は様々な都市に訪れてはどうでしょうか。

関連記事:カンボジアへの移住は可能なのだろうか

3 番外編:お勧め観光地「ホイアン」

※ランタンフェスティバルの様子

ホイアンはランタンで有名な街です。名前を聞いたことが無い方でも、写真を見れば、「見たことがある!」と思われる方も多いかもしれません。ランタンフェスティバルは月に何日間か、満月の日に行われるフェスティバルです。私が到着した日が運良くランタンフェスティバルの最終日でした。

フェスティバルの内容としては街全体で多くのランタンが飾られて、街の真ん中に流れている川で船に乗り、ランタンに願い事を込めながら川に流すというものです。私もランタンを流してきました。(「なぜランタンなのか。」についてはホイアンの歴史が関係しており、気になる方は是非検索!)因みに、このランタン流しの乗船料ですが、始めは1,200円ほどで「船に乗ってランタンを流さないか」と誘わましたが、特に興味がなかったので笑顔で「No thank you~」と断ると最終的に400円になりました。折角なので400円で乗船しましたが、結果的にとても良い経験ができたので、良かったと思います。

※日本友好橋

上記の日本友好橋は観光名所の一つになっており、日本以外の観光客も写真を撮るほどの人気の橋です。私が見たベトナムは、カンボジアよりも発展しており、生活環境が整っている。そして様々な国の文化が入り混じってできている国だと感じました。東南アジアすべての国に言えることですが、発展途上国は今後一気に成長し、もしかすると日本を超える日もそう遠くはないかもしれない。成長が進んでいく前に活気あふれるこの雰囲気を感じに、また行きたいと思いました。