最近カンボジア、特に首都プノンペンに行くことが多くなってきた。去年だけでも10回以上渡航している。理由はカンボジア不動産投資の可能性を自身の目で確かめたかったからだ。

結果的に2,000万円前後のコンドミニアム1室を1つ購入してみることにした。プレビルド物件なので完成が楽しみだ。カンボジアでは東南アジアでも珍しく米ドルが流通通貨になっている。

家賃収入もキャピタルゲインも米ドルで得ることができるこの市場は東南アジアの不動産投資リスクのうちのひとつ「為替の乱降下」を心配する必要がない。

そんなカンボジアに魅了されてから、毎月のようにカンボジアに渡航する私だが、そろそろカンボジアに出入り自由なビザを取得したいと考えていた。

そこで、今回は、在日のカンボジア大使館で実際にビジネスビザを取得した体験を公開したいと思う。

ライター:海外不動産投資家アラフォー男
海外特にアジアで不動産投資をしている元マレーシア現地法人駐在員。クアラルンプールには約4年間住んでおり不動産取引はコンドミニアムや戸建含め過去5回程実績あり。現在、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)やフィリピン(マニラ)でも不動産投資を行うために情報収集中。好きな食べ物はパクチー。


カンボジア入国ビザ代がコストに...

前述の通り、かなりの頻度でカンボジアに行くものだからVISA代もバカにならないと感じていた。

カンボジアではアライバルビザ制度があるため、到着したら空港で30ドルでビザ購入ができる。

インターネット上で様々な情報があるので混乱されている方もいるかもしれないが、1年以上毎月カンボジア入りしている私が言うので間違えないだろう。2018年6月末現在、30ドルの現金を持っていれば大丈夫だ。ただ日本円ではダメだ。ドルを持って行こう。

アライバルビザの申請には写真が必要だ。パスポートサイズのものがあればいいが忘れてしまう人もいるだろう。というか私は10回以上の渡航で半分くらい忘れていた(笑)でも大丈夫だ。さすがカンボジア。5ドル払えば写真無しで申請させてくれる。

カンボジア大使館にビザを取得しに行ってみた

さて、そんな私も今後更にカンボジア不動産投資をしていこうと思っており、良い物件を探すために渡航頻度を増やそうと考えていた。そこで海外不動産投資仲間に聞き込みをしたところ、なんと日本のカンボジア大使館でカンボジアに3年間出入り自由のビジネスビザを取得できるという情報を得たのだ。今日はその取得方法について書きたい(2018年6月末現在)。

カンボジア大使館は東京のど真ん中にある。下記が住所と地図である。

在日本カンボジア王国大使館
〒107-0052 東京都港区赤坂8-6-9
東京メトロ半蔵門線、銀座線 青山一丁目駅 徒歩8分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩5分
VISA申請時間 9:00〜12:00、受領時間 13:30〜15:30(申請日の翌日以降)
TEL: 03-5412-8521 Fax: 03-5412-8526
申請必要書類:パスポート、証明写真、お金(12,100円)



青山一丁目駅付近の閑静な住宅街を抜けるとかなり急な下り坂の途中左側にある。重厚感のある建物で門があり、営業時間中は門の扉部分が必ず空いている。

カンボジア大使館の門の中に入るとすぐに「VISA」の文字が。ここでビザ申請をする。門を入って左側に進もう。


VISA申請の場所は外から見るとこんな感じ。中で写真撮影はNGと言われたので詳細はお見せできないがかなり狭いスペースだ。以前在日ベトナム大使館でビザ申請をした時は平日の日中だったが20名以上並んでいた。カンボジア大使館は全然人がおらずこの日は私だけ。


窓口にいた男性に「ビザの申請がしたいんですが」というと日本語ができなかったようで日本語ができる女性スタッフが出てきた。机の上で申請書の見本を見て記入するように言われる。


この時注意すべきなのは記入例と実際の申請書類が若干違うところ(笑)職業を書く欄が記入例では古いものとなっているので気をつけたい。

またこちらではパスポートサイズの写真が必ず必要。カンボジアの空港で写真無しでアライバルビザが取れる状況とは違い、写真が無いと受け付けてもらえない。必ず事前に準備しよう。

もし忘れてしまった人のために過保護に近くの証明写真が取れる自動撮影機の場所を教えておこう。下記の地図の赤いところにある。


あっさりと終わったビザ取得

申請と同時に料金の支払いをする。3年間出入り自由のマルチビザ(ビジネスビザ)にはVISA申請料金として12,100円が必要だ。

申請は午前中。受け取りは後日午後になる。受付の女性曰く、もう1,000円余分に払えば当日にもらえるらしい。これまた面白い制度だ(笑)私の友人も余分に支払って当日取得していたが、私は別件で数日後に近くに来ることがあったので通常通りの受け渡しパターンを選んだ。

私の友人曰く、日本語ができる女性スタッフがいない場合は当日受け渡しは難しいと思うとのこと。余裕を持って申請することをオススメする。

下記が支払いを証明する引き換え証だ。


これを持って後日受け取りに行った。金曜日に申請したから月曜日に受け取り。よほど混んでいなければ翌営業日にできるとのこと。受け取りには何もいらない。引き換え証さえあれば、本人以外でも受け取れるので便利だ。

ビザ取得のゆるさに不動産投資のポテンシャルを感じる

いかがだっただろうか。こんな簡単な手続きで3年間出入り自由になってしまうカンボジア。この緩さや規制の弱さにまだまだ不動産投資のチャンスがあると思ってしまうのは私だけだろうか。

今なら非居住者でも大手カンボジアの銀行で口座開設も可能だ。私の場合、ビヨンドボーダーズ社を通して行ったがなんと日本人の銀行員がいる銀行もご紹介いただいた。是非この機会にカンボジア不動産投資と銀行口座開設、ビザ取得にチャレンジしていただきたい。