キリロムはカンボジアの首都プノンペンから車で2時間、標高600mに位置するカンボジアの軽井沢と呼ばれる避暑地です。


カンボジアで初めて国立公園の指定を受けました。1993年にIUCN(国際自然保護連合) のカテゴリー2に分けられる保護地域となっています。先代カンボジア国王ノロドム・シアヌークが愛した地として知られ、クメールルージュ以降廃墟となってしまった別荘も残っています。

国立公園内にはカンボジアの仏教的寺があったり、雨季に数個以上の自然の滝があり観光スポットにもなっています。野生のアジアゾウや鹿、ガウル、ヒョウ、ジャコウネコ、ボウシテナガザルなどといった多種多様な野生動物が生息しています。美しい緑に囲まれながら癒しのひと時を堪能できる場所です。

日本人がはじめた壮大なる大規模プロジェクト

キリロム国立公園の一部を政府から仮受け、2014年1月にシリアルアントレプレナーの猪塚武氏が高原リゾートと全寮制の大学を融合した街を開発しています。今ではカンボジア人がファミリーで週末にリフレッシュするアクティビティスポットとしても人気があります。


社員の運動会やキャンプなどにも利用されゴルフ場も現在開発中です。今後は日本人向けのリタイアメント住宅にも着手する予定です。リゾートの敷地内に作られた KIT(Kirirom Institute of Technology=キリロム工科大学)という全寮制大学は、スポンサー企業の協賛による奨学金をもらいながら、地元カンボジアの学生がプログラミングや英語を学んでいます。


収入面や将来性などの点から可能性の高い IT 産業にエンジニアやビジネスリーダーを輩出することで、この国の教育レベルや生活レベルを向上させることが狙いです。豊かな自然環境を資源に、エコ、ソーシャル、アドベンチャーなど複数の要素を組み合わせたフュージョンツーリズムを猪塚氏は目指しています。

「森を守るための最先端ITをとり入れながら、世界で最も成功したグリーンシティを開発していくのが理想であり将来的にはダボス会議のような国際会議を招致したいと大きな構想を描いています。

キリロムで日本の教育革命

今年の9月にはキリロム工科大学を運営するA2Aがインターナショナルスクールを開校予定です。自然豊かな環境下で最新の教育を学ぶ機会を幼少期から提供します。また日本で有名なはなまる学習会が、カンボジアの小学生の教育レベルをあげるためThink Thinkというアプリをつかったプロジェクトでカンボジアの小学生の教育レベルをあげる取り組みを行っています。


社会貢献型の学生寮不動産投資

現在、カンボジアの学生や教職員の宿舎、富裕層向けリゾート住宅等を日本の投資家から資金を受けて建設する社会貢献型の投資用不動産がスタートしています。これからますます開発が進んでいくキリロムに注目です。


セカイプロパティ編集部
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