北西のリゾート地であり、9 世紀から 15 世紀にかけて栄えたクメール王国の遺跡としてアンコール遺跡は有名です。
精巧な石造りの巨大なアンコール遺跡には、カンボジアの国旗の絵柄になっているヒンドゥー教寺院のアンコール ワットがあります。アンコールトムのバイヨン寺院は、巨大で神秘的な四面塔で知られています。
アンコールワットから40km離れたところにベンメリア遺跡があります。
ベンメリア遺跡はジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のモデルとなったことで日本人にはアンコールに並ぶ観光スポットのようです。
ベンメリアの「ベン」とは池「メリア」とは花「花束の池」という意味があるそうです。ベンメリアは原型をとどめないほど崩壊が酷いですが、いまでも修復がなされないまま森の中にひっそりと眠っています。
シエムレアプ川に沿った大通りポカンバーアベニューに面して丸ごと1区画アーケードで囲ったプーサーチャーオールドマーケットがあります。外側には観光客向けに置物や衣料雑貨があり、内側には肉屋魚屋八百屋など地元の人の生活感あふれる雰囲気が堪能できる人気のスポットです。日本のNGO「かものはしプロジェクト」も出店しています。
夜9時を過ぎるとシェムリアップ中の観光客はナイトマーケットに繰り出します。たった100メートルの通りにレストランやバーなどがぐっと密集しています。音楽が流れ煌びやかなネオンが観光客を夜な夜な楽しませてくれます。パブストリートで一番賑やかな場所「テンプルクラブ」ではアプサラダンスショーが定期開催されています。
アプサラダンスショーとは。。カンボジアの古典舞踏はユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。古来より宮廷の儀式で舞われた王宮古典舞踏と庶民に受け継がれた民族舞踏の2つの流れがあります。カンボジアの宮廷古典舞踏はアンコール時代、王や神々への祈りのために舞われ、以来王宮で大切に保護されてきましたがクメールルージュの弾圧により9割の舞踏家や楽市の命が奪われ、滅亡の危機に陥りました。
しかし、1980年王室や生き残った舞踏家達により、王位芸術大学が再開し古典舞踏も蘇りました。映画「トーゥムレーダー」のロケ地でアンジョリーナジョリーや「僕たちは世界を変えることができない」のロケ地で向井理さんが連日通ったとされるレッドピアノ(カフェバー)もあります。
裏路地に入るとフランス領の名残でお洒落で静かで落ち着く場所が癒してくれます。世界遺産に登録されたアンコールワットの影響で年間500人もの観光客が訪れるが、郊外には観光客から出される大量の産業廃棄物が積まれ、異臭を放っている。光があれば闇の閉ざされた部分である。
カンボジアにはゴミ焼却場がない。ゴミが溜まる一方で、ゴミ山で子供が多く働き生計を立てている。環境汚染のみならず人間に与える身体的被害が大きい。
少しでも子供の環境を整えたいと一人の日本人山勢拓弥さんが仕事と教育を与える活動に奔走している。