2019.11.15
【オーストラリア】狭小住宅は住宅問題解決へのアプローチとなるか?
下落が続いていたオーストラリアの不動産価格だが、ようやく回復の兆しが見えてきた。しかし住宅購入については、いまだ多くの国民を悩ませる問題となっている。最新のレポートでは、オーストラリアの住宅中間価格は2.7%上昇し77万ドル(約5,800万円)を超え、国内不動産関係者の68%が「今後6カ月間においても価格上昇が続く」と見ているという。オーストラリア準備銀行(RBA:中央銀行)は、今年に入り3回の政策金利の引き下げを行っているが、住宅購買意欲を高めるまでには至っていない。若い世代の大半が、将来の住宅所有について懸念を示している状況だが、問題解決となる糸口は...