2019.11.10
家賃高騰に歯止め、ベルリンで賃貸住宅の家賃凍結
ドイツ・ベルリン市政府は、家賃高騰への対応策として、賃貸住宅の家賃を5年間凍結する法案をまとめた。今回の行政による市場への大胆な介入については、欧米諸国からも注目が集まっている。ドイツ国内の他都市については、ミュンヘンでは6年間の凍結を求める声も挙がっているが、その他は住宅の新規開発の妨げになるとして家賃凍結は見送る方針だという。ベルリンは、首都であるにもかかわらず家賃や生活費などが安かったこともあり、国内外から多くの人が集まって独自の文化を作り上げてきた。しかし人口の急増や投資・投機資金の流入などで家賃は急騰し、ここ10年間で約2倍の値上がりとなった。...