2022年5月9日にフィリピンで実施された大統領選挙において、フェルディナンド・マルコス氏の当選が確実であることが報じられています。96%の開票が終わった時点で3,000万票以上を獲得しており、次点候補のレニー・ロブレド氏の2倍の得票数と大差をつけました。

同氏は1965年から1986年にかけて大統領を務め、独裁者と呼ばれた故マルコス元大統領の長男であり、父親の影響を受けて独裁的な政策を取るのではないかと心配する声も上がっています。

また選挙の結果が明らかになった10日、フィリピンの株価指数を表すフィリピン総合指数は3%下落しており、投資家の間では同氏が公約に掲げていた食料や石油の助成の財政的影響に対する懸念もあるようです。

一方で現職のロドリゴ・ドゥテルテ大統領に引き続き、インフラの大規模整備や中国と連携した経済成長の政策に取り組むとも見られており、今後の動向に注目していきたいところです。

参照:https://www.malaymail.com/news/world/2022/05/10/philippines-election-win-returns-marcos-to-power-and-polarisation/2058025

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