中国大手の不動産デベロッパー会社である恒大集団が巨額な負債を負い、経営破綻の危機に追い込まれていることについて、中国との関わりが強いカンボジア不動産市場への影響が懸念されています。

一方で、米系商業不動産サービス会社CBREのカンボジアの最高経営責任者であるジェームズ・ホッジ氏は、恒大集団はカンボジアでの不動産事業を行っていなかったため、恒大集団ショックがカンボジアの不動産市場、及び物件に与える直接的な影響はないとしています。

ホッジ氏によると、今回の経営危機によって中国では不動産投資業の在り方について問われるようになり、恒大集団についても不透明な点が残っているため、経済に多少の間接的な影響が生じることが懸念されています。

しかしこれはあくまで短期的なものとしており、中長期的な悪影響はなく、カンボジアの不動産がより健全で独立したマーケットを築き上げるきっかけともなるのではないかと期待されるようです。

参照:https://thediplomat.com/2021/09/could-evergrandes-contagion-wreck-cambodias-property-sector/

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セカイプロパティ編集部
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