カナダ統計局(Stat Can)は、2019年第3四半期の国内総生産数を発表した。GDPの増加分の半分は不動産取引によるものだったことが分かった。
<全産業でGDPの成長は1.44%>
カナダのGDPはすべての産業で健全な成長を示している。カナダのGDPは全体で、2019年第3四半期、1.99兆ドルで第2四半期から44億7000万ドル(0.22%)増加している。これは、前年同期から2817億ドル、つまり1.44%の増加となっている。
<全産業のGDPにしめる不動産取引からくるGDPの割合は2.7%増加>
カナダにおいて、不動産取引からの収益は、他の業界よりもはるかに速く成長している。不動産業界のGDPは、2019年第3四半期に2,522億8000万ドルで、前四半期から23億3,000万ドル(0.92%)増加した。また、この数字は昨年の同四半期より66億2000万ドル(2.7%)高くなっている。不動産取引のGDPの四半期ごとの成長率はすべての業界の4倍であり、年間成長率は80%を超えている。
不動産取引からの収益の成長は、業界全体の四半期の成長の51.53%に相当している。過去1年間の不動産取引GDPの成長率は、業界全体の成長率の23.51%に相当する。不動産取引はカナダで成長を示しているが、さらに規模を大きくしている。
【参照】Floating cities : The next big real estate boom
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