世界の名門不動産企業TOPインタビュー Vol. 4

アルフランコディベロプメント社 代表取締役 Mr. Sergei Lelnikov(セルゲイ・メルニコフ氏)


Dato' Sergei Melnikov

セルゲイ・メルニコフ氏(Dato' Sergei Melnikov)はロシア生まれ。ロシア、中国、後にイギリスと米国で教育を受けた。中国人民大学(Ren Ming University of China)で国際法の修士を取得した。中国で働いた後、5年前からマレーシアで不動産業界で働いている。国際貿易を通して身につけたスキルと、多言語を習得していた彼は、国際企業とのファイナンス分野において活躍した。アルフランコ(Alfranko Development)社入社前は、JSHR投資会社(JSHR Investment Co. Ltd.,)で副社長となり、その後専務取締役として、次の3つの企業(Euro Asia Import and Export Co. Ltd., /Byford London (Ellite Style Moll Co. Ltd.) / Ellite Style Moll Co. Ltd.)に従事していた。


会社概要

アルフランコ社はセザグループ(Seza Group)の子会社であって、マレーシアに拠点を置いている。ロシア・モスクワでの急速な事業成長で不動産開発産業に記録的な結果を残し、4つの成功したプロジェクトの1つとして、大きな達成の中では、数々の賞を受賞したザ・ニコリンパーク(the Nikolin Park)が挙げられる。21エーカーの土地に造られた1,782戸を持つ物件で、デザイン性と環境に配慮した造りが評価されている。ヨーロッパのオートシティで6億ドル以上の時価総額を持つオートモービルセンター・モスクワ(Automobile Centre Moscow)の大株主としてもアルフランコグループが有名だ。

 

なぜ、不動産業界に勤めようと思ったのですか?



人々により強いインパクトを与えられる仕事をしたいと思い、不動産開発を選択しました。ディベロッパーとして、私たちは人々のライフスタイルに変革をもたらし向上させる責任があります。 



会社のポリシーはありますか?

アルフランコグループの目標は、不動産開発において業界最高水準の高い質とデザインを持つことです。私たちは、モスクワで4件のプロジェクトを成功させたことで不動産開発の実績を確立しました。私たちのターゲットである若い方や不動産投資家を対象に、マレーシアにおいても、他の大手ディベロッパーにも負けない豪華でスタイリッシュかつ、お手頃価格で購入が可能な物件を提供できると信じています。



会社を経営する上でもっとも大事な点は何ですか?

大事な点は、急速に変化する不動産業界、特にマレーシアの市場の変化に素早く対応することと、幅広いネットワークを活用し、最大限のチームワーク力を発揮することです。

2017年の目標は何ですか?



当社は現在、マレーシア首都クアラルンプールの中でも世界各国の大使館が多く集まるエリア、アンパン(Ampang)エリアにノボアンパン(Novo Ampang)という高級コンドミニアムを建設しています。2017年の目標は、このノボアンパンを70%以上売ることです。当物件は、アンパン通り(Jalan Ampang)沿いにあり、マレーシアの象徴として知られる、ペトロナスツインタワー(Petronas Twin Towers)のあるKLCCへのアクセスが良く、付近にはグレートイースタンモール(Great Eastern Mall)やグレンイーグルズ病院(Gleneagles Hospital Kuala Lumpur )などがあり、利便性の高い場所に建っています。現在建設中で、完成は2年後の予定ですが、すでに前売りを行い、約48%の成約を達成しており、7月からの本格的な販売に向けて好調なスタートとなっています。

 

どのような強みを持ってプロジェクトを進めていますか?


アンパン不動産

私たちの会社は豊富な資金力を強みにプロジェクトを進めています。またそれをもって、常に市場のニーズと課題に柔軟に対応し、顧客のニーズに沿った提案をできるように努めています。

現地と海外のお客様どちらに目を向けていますか?

市場は常に変化しているため、両者に目を向けています。細かく言うと、若い専門家や不動産投資家など地元マレーシアからの購入が約60%、残りの他の40%は中国やシンガポールなどの外国人バイヤーを得ることが目標です。これは私たちの目標ではありますが、もちろん誰でも買うことが可能であり、この目標を達成するために、私たちは様々なところでパートナーシップを結んでいます。

 

日本人の投資家の皆さんにメッセージを頂けますか?

今は投資に最適な時期です。マレーシアは過去100年間遡っても地震が発生していません(ボルネオ島を除く)。日本と比較しても台風や地震といった自然災害が少なく、また経済も安定しているので、投資家はその資産の資本増価の機会を予測できるでしょう。マレーシアは住みやすい国なので、退職後に海外移住計画を考えている方にとっても最適でしょう。さらに、マレーシア政府は、外国人のためのマレーシア第二のホーム(MM2H)プログラムも導入しています。




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Novo Ampang(ノボアンパン): 都心クアラルンプールへのアクセスの良さと高級感を兼ね備えたコンドミニアム