近年、高い経済成長率をを見せているモンゴルですが、どのような地域に投資をするべきか迷っている方もいるかもしれません。今回は、そんな方のためにモンゴル国内の投資先の一例として「ヤールマグ地区」について、弊社のおすすめ物件も交え解説いたします。

1 モンゴルの基礎データ

モンゴルは面積1,565,000km2、人口約318万人と広大な国土の割に人口が少ない国です。首都はウランバートル、共和制を採用している国家で、元首はハルトマーギーン・バトトルガ大統領です。議会は一院制で76人の議員から構成されています。全体95%をモンゴル民族が占め、残る5%をカザフ民族などの少数民族が占めています。宗教は、主にチベット仏教を信仰する人の割合が多く、別の伝統信仰を信仰する人もいます。言語は主にモンゴル語(国家公用語)が話され、カザフ民族の間ではカザフ語が話されています。鉱物資源(石炭・銅・石油等)、畜産品(カシミヤ、羊毛、皮革、食肉)の生産が盛んで毎年GDPの約20%を鉱業が構成しています。 

2 モンゴル「ヤールマグ地区」の3つの魅力

2-1 ウランバートルマスタープラン2030の影響について

1997年に人口の移動が自由化されて以降、遊牧民の都市部への流入が急激に増加しています。特に首都のウランバートルは、1998年から14年間で人口が2倍に膨れ上がっています。そこでウランバートル市は、都市部への急激な人口増加に都市機能を適応するため、新しいウランバートル市の都市開発を国会に提出し、2013年5月に承認を得ています。具体的には、ウランバートルマスタープランでは、市中心部への人口集中の軽減、土地の利用計画(ゾーンの策定)、交通インフラの拡充、ゲルエリアの再開発、通信整備、水道、電気の拡充、鉄道の増線などが計画されています。重要な点はウランバートルマスタープラン2030において、ヤールマグ地区は、政府の要請により住宅供給地として、重要な開発エリアとして位置付けられていることです。そのため、ヤールマグ地区はこれから住宅供給地として発展していくことが予想されます。

2-1 新ウランバートル国際空港開港の影響について

ヤールマグ地区から車で約40分の場所に新しい空港が開港します。新ウランバートル国際空港は、モンゴルの主要空港であるチンギスハーン国際空港の旅客者数の増加に対応するため建設されました。チンギスハーン国際空港は風向きなどの気象条件が悪く、遅延、欠航が多く、さらに、山間部にあるため今ある場所では空港の拡張を図ることができませんでした。そのため、地理的な制約を受けない位置に新ウランバートル国際空港が建設されることとなりました。新ウランバートル国際空港には日本の三菱商事、成田国際空港、日本空港ビルディング、JALUXからなるコンソーシアムSPV(特別目的会社)が51%、モンゴルのフシギーンフンディー空港公社が49%を出資しています。新ウランバートル国際空港は2020年上半期に開港予定となっています。

2-2 BMWショールーム モンゴル初出店

モンゴルで初めてのBMWショールームがヤールマグ地区に完成しました。世界的な自動車メーカーであるBMWが国内初のショールームをヤールマグ地区に出店したところから、BMWもヤールマグ地区のこれからの発展に期待を抱いていることが伺えます。

Photo:montsame 

3 「ヤールマグ地区」のおすすめ物件

Mandala Garden(マンダラ・ガーデン)


Mandala Garden は約10ヘクタールの敷地を 3 つのゾーンに分け、コンドミニアムやスーパーマーケット、レストラン、幼稚園(150 人収容可)、小中高等学校(350 名収容可)、歯科医院、美容サロン、雑貨店、スポーツ施設、ランニングコースなど様々な施設を整備します。開発の中心となるコンドミニアムは、今回ご紹介する「Zoo Garden(ズー・ガーデン)」(5棟・514 戸)のほか、「Water Garden(ウォーター・ガーデン)」(4 棟・336 戸)、「ForestGarden(フォレスト・ガーデン)」(6 棟・420 戸)が誕生します。また、Mandala Garden には150 人収容の保育園、350 人収容の小中高等学校のほかにもスポーツコンプレックスが整備される予定です。 

販売価格:約480万円~約1300万円


4 まとめ

ウランバートルマスタープラン2030内でのヤールマグ地区の位置付け、新ウランバートル国際空港開港、大規模な住宅施設の開発、等の投資家にとっては好材料が揃うモンゴルのヤールマグ地区、この期にヤールマグ地区への投資を考えてみてはいかがでしょうか。