自然・歴史・未来が共存する都市国家シンガポール。熱気に満ちあふれ多種多様な魅力を持つシンガポールでは、観光を始めグルメやショッピングまで楽しめるスポットが盛りだくさんです。今回は、【絶対外せない!】シンガポールの観光スポットを紹介いたします。

1 シンガポールについて

様々なルーツを持つ人々が集い、それぞれの文化が入り交じるシンガポール。マレー半島の先端で赤道直下に位置し、シンガポール島とその他の小さな島々からなります。国土面積は一番大きなシンガポール島でも東京23区と同程度という大きさです。

気候は高温多湿で平均気温は27℃前後と変わらないため、年間を通してベストシーズンです。乾期にあたる4~9月が過ごしやすいですが、乾期でも突発的なスコールが降ることがあります。一方、雨期にあたる10~3月は雲が多いものの直射日光がなく、かえって過ごしやすいとも言えます。

19世紀のイギリス領だった時代から、マレー系の先住民・中国人・インド系の移民など様々な人種が住んでおり、多様な民族が独自の文化を持っています。公用語は必修の英語に加えて母語の中国語やマレー語、タミル語の4つです。チャイナタウンやリトルインディア、アラブ・ストリートといった各民族の文化を感じられる地域があります。

2 世界が注目するエンタメエリア「マリーナ・ベイ」

シンガポールの観光地スポットの代表、「マリーナ・ベイ」。マリーナエリアは、見所が多すぎて迷ってしまいますが、今回は、その中でも外せないスポットをご紹介します。

2-1 まずは、王道の「マーライオン・パーク」

マーライオン・パーク

シンガポールのシンボルとなっているマーライオンは、頭部がライオンで下部が魚の空想上の動物です。1972年に当時の首相の発案で作られたものの、橋に視界をさえぎられたり、ポンプの故障で水が出ない時期もありました。2002年にマリーナ湾を一望できる現在の場所へ移動し、連日多くの観光客でにぎわっています。

マーライオン・パークでは2頭のマーライオンを見ることができます。マリーナ・ベイ・サンズの正面に位置する最も有名なマーライオンのすぐ後ろに、やや小さいマーライオンが立っており、まるで親子のようです。マリーナ湾を見渡すマーライオンは、すぐ横の桟橋から見られますが、正面から見たいという方はリバークルーズがおすすめです。地上からは見られないレアな角度からマーライオンを見ることができます。

これまでシンガポールには全部で5頭のマーライオンが存在しましたが、最大の高さを誇るセントーサ島のマーライオンは2019年10月20日をもって営業を終了し取り壊す予定です。現在は全部で4頭となってしまいましたが、マーライオン・パーク以外の2頭含め、4頭を全て制覇するのも面白いです。

【マーライオン・パーク】
住所:One Fullerton, Singapore 049213
アクセス :MRTラッフルズ・プレイス Raffles Place駅から徒歩10分
営業時間 :入場自由(定休日なし)
料金:無料

2-2 シンガポールを代表する高級ホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」

正面から見たマリーナ・ベイ・サンズ

いまやマーライオンと並んで、シンガポールのシンボルとなったマリーナ・ベイ・サンズ。3棟のホテルタワーの屋上に広がるサンズ・スカイパーク展望デッキがあるタワー・エリア、ミュージアムなどがあるプロムナード・エリア、買い物が楽しめるショッピング・エリアがある複合施設です。カジノやシアターなども併設されています。

展望デッキはチケットを購入すればマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルの宿泊者以外も入場可能ですが、全長約150mのインフィニティ・プールは宿泊者のみに開放されています。どうしてもプールを見てみたいという方は、屋上のレストランを利用すればプールには入れないものの近くで見ることができます。昼間・夕方・夜とで表情が変わる景色や地上200mの高さからの絶景は、ぜひ見ておきたいです。

インフィニティ・プール

【マリーナ・ベイ・サンズ】
住所:10 Bayfront Ave, シンガポール 018956
アクセス:https://jp.marinabaysands.com/company-information/directions-to-marina-bay-sands.html

2-3 まるで映画アバターのような近未来植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」

スーパーツリー・グローヴの空中遊歩道 OCBCスカイウェイ

シンガポールを代表する巨大植物園は、植物と人工物のコラボレーションが楽しめます。人工ツリーは、高さ25~50mの人工樹の表面に本物の植物が植えられています。

人工ツリーが立ち並ぶスーパーツリー・グローヴを中心に、地中海や亜熱帯などの植物を展示するフラワー・ドーム、高地に生息する植物を展示するクラウド・フォレストがあります。スーパーツリーをつなぐOCBCスカイウェイは、全長128m・高さ22mの空中遊歩道です。橋を渡りながら、また違った景色を楽しむのもいいでしょう。夜にはスーパーツリー・グローヴでショーがあり、ツリーがライトアップされます。ショーの時間外であっても点灯はされているので夜の植物園も必見です。

スーパーツリー

【ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ】
住所:18 Marina Gardens Drive, Singapore 018953
アクセス:MRTベイフロント Bayfront駅から徒歩5分
営業時間・料金:
・スーパーツリー・グローヴ5時~翌2時(定休日なし)無料
・OCBCスカイウェイ 9時~21時(定休日なし)大人 S$8/子供(3~12才)S$5
・フラワー・ドーム クラウド・フォレスト 9時~21時(定休日なし)大人 S$28/子供(3~12才)S$15

2-4 高さ165mアジア最大の観覧車シンガポール・フライヤー」

世界最大級を誇る観覧車シンガポール・フライヤーは、日本人建築家によって設計され、2008年にオープンしました。最高到達地点は165mで1周の乗車時間が30分。定員28名の全面ガラス張りのゴンドラに乗り、ゆっくりと空中遊泳が堪能できます。

サンズ・スカイパーク展望デッキとは違って360度の景色を楽しめます。空の状況がよければ更に近隣の国まで見渡すことができます。昼間の景色も絶景ですが、夜は夜景が魅力的です。シャンパンを飲みながら1周するプランやゴンドラ内で贅沢な食事ができる2周60分のプランもあり、別の楽しみ方にもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

シンガポール・フライヤーのゴンドラ

【シンガポール・フライヤー】
住所  :30 Raffles Avenue, Singapore 039803
アクセス   :MRTプロムナード Promenade駅から徒歩5分
営業時間   :8時30分~22時30分(定休日なし)※最終入場22時15分
料金  :大人 S$33/子供(3~12才)S$21