ASEAN十ヶ国の中に名を連ね、ボルネオ半島の人口約40万人ほどの小さな国、だけどGDPは日本を上回るブルネイという国をみなさんはご存知でしょうか?

王族が政権をとり、オイルマネーで裕福なブルネイの不動産事情について今回はお話しします。

ブルネイってどんな国?


ブルネイ・ダルサラーム国、通称ブルネイは、国王が国家元首の絶対君主制の国で、国教はイスラム教です。言語はブルネイ・マレー語ですが、教育水準が高く、ほとんどの場所で英語が使えます。

主な輸出産業の天然ガス・石油で大変国が潤っているため、税金はほとんどなく、教育費も医療費も無料という高福祉の国です。平均月収は19万円ほどですが、税金がなく、光熱費も安く物価は日本の三分の二ほどなので、国民は全体的にゆとりをもって生活しています。そして大変な親日国で、ブルネイで自分が日本人だと名乗ると握手を求められるほどです。

ブルネイで日本人は不動産って買えるの?

ブルネイで日本人を含む外国人は土地を購入することはできません。99年の借地権で建物を建てることはできます。

ブルネイで不動産を購入するには?


ブルネイでは外国人には土地の所有権は認められないため、居住スペース(土地なし)の所有権を申請します。

次に、申請者は、免許を有する測量者を任命し測量をしてもらい、建築区画の内訳を提出し、次に建物についても建築計画を建物部分の調査部に確認してもらいます。

そうすると最後に居住スペース(土地なし)の所有権の認定証が発行されますので、これを持って土地部に登録します。

まとめ


ブルネイの不動産事情について簡単に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

不動産の取得については少し複雑なステップを踏まなければなりませんが、異国情緒あふれ、治安がよく、国民性も穏やかで税金もほとんどなく親日国のブルネイは、セカンドハウスを持つ場所としてはとても良い国だと思います。

この機会にブルネイ不動産の購入を検討してみませんか。

ライター:藤井 ミナコ 
東京都在住。SEKAI PROPERTY編集者兼ライター。マレーシアに長期滞在経験あり、海外事情や投資の記事を得意としている。無類の猫好き、2児の母。